〜雑木林は気持ちいいな!もっと身近にあればいいな!
育林コンペだより vol.11
平成13年4月15日発行 発行者:育林コンペコーディネーター草苅 健
●育林コンペに関わってこられたみなさん、その後いかがお過ごしでしょうか。
「育林コンペだより vol.11」をお届けします。大変、お久しぶりでした。先週
まで、作業中の林の上空では、マガン・ヒシクイの鳴き声が聞かれたのですが、
昨日はなし。美唄の方へ移動したのでしょうか。現場の帰りは、春の味覚「根わ
さび」を数本ゲットしました。!(^^)!
●さて、育林コンペとしての公の活動は、昨年7月22日の「雑木林と昆虫を考
える」、9月23日の上原巌さんのセミナー『心が求める森づくり』〜雑木林再
発見 part 2 〜以来、なりをひそめてじっといます。あ、それから、1年遅れの
レポート『雑木林からの発信』を12月にリリースしましたっけ。(^_^)v
●昨秋以降、北大チームは時折何名かで来林?し、「遊び系」を中心に実践して
います。わたし・草苅は昨年の10月から、ログの周辺をもう一度間伐したあと、
12月からは、まだ未完成だった「苫小牧レクリエーション協会」のブロックの
あらかた(沿道の80%程度)をいわば最後のおさらいのような間伐と整理をし
ました(残あり。ご安心を!)。
●ちなみに、今シーズンから枝の消却ができなくなったので、枝は林内に束にし
てまとめました。やはり「目障り」「ばらして放置した方がまだいい」との声が
プロの間から聞こえましたが、放置された一帯で「整理したサインになる」「手
入れのにおいを濃厚にするのも意味がある!」と貫徹しました。発生材は道ばた
に藪出しし、ところどころに積んだのでひと冬の成果が見えます。これらは4月
28日にログ前に薪用として大運搬作業を展開します。苫東愛護組合OB会が応
援してくれる予定。
●13年のシーズンも、植生や昆虫、鳥類などの観察と秋からは修景作業に費や
します。また、春は落ち葉や表土を剥いで埋土種子の発芽を見て見るつもりです。
コンペ自身は、周辺事情の変化や、昨今、各グループが独自の作業ステージを確
保しつつあることなどから、全体作業計画は立てず、平成14年で1&2ステー
ジを完結させる予定です。それまでの間は、入林の手続きは一応一括してコーデ
ィネーターが行う予定でいます。
ただし、快適な美しい雑木林を育てる作業はタームがもっとずっと長いし、そ
の長いつきあいこそがあってはじめて「里山」と呼ばれる状態になります。した
がって、そのあとの第3ステージは、現在の6グループ6ゾーンの枠をはずし、
新たな動機を持つメンバーで再スタートしたいと思っています。気力充実し継続
したい場合はそれも「可」です。
現在のところ、今年の予定は下記のとおりです。予定はホームページ
「雑木林&庭づくり研究室」の掲示板に、数日前までに詳細を記入し
ます。ご参加下さい。一般の方ももちろんOKです。
***************************************
■今年の観察・作業などのスケジュール(追加・変更あり)
1〜4月 苫小牧レクリエーション協会ゾーンで修景間伐(草苅)
4月28日(土) 発生材の運搬作業と薪割り、ササ刈りなど(苫東地区森林愛護組合)
5月19日(土) 早朝:探鳥会 植物観察 ササ刈り 落ち葉めくりなど
午前10時〜薪割り&山菜とり
6月23日(土) 探鳥会 植物観察 薪割り ピザ焼きなど
7月28日(土) 昆虫調べ 植物観察 つたもりでハスカップとり
8月25日(土) 昆虫調べ 植物観察(特にラン科植物)
9月22日(土) 炭焼き見学
10月27日(土)チェンソー講習会 修景間伐作業
11月〜 修景間伐・薪づくり
=================================
■これまでの動きとこれから
H 4年 苫東保育着手
H 6年 ワーキング開始 〜H8年
H 9年 育林コンペ(第1ステージ)=保育作業と審査会(H11.NOV)
H10年 〃
H11年 〃
H12年 育林コンペ(第2ステージ)=観察調査
H12:昆虫と植生の予備調査
人と林のセミナー
コンペゾーン全体の修景
H13年 〃
H14年 〃 育林コンペ完結
H15年以降 第3ステージ(未定)
連絡先:草苅 tel 0144-73-0590
e-mail address kusakari@mb.infoweb.ne.jp
雑木林のホームページ「雑木林&庭づくり研究室」のURL
→ http://village.infoweb.ne.jp/~forester/
トップページへ