雑木林だより 6

ケアセンターの雑木帳から  2000/jan 8〜june 4


雑木林の真ん中に作った小屋は、周りを里山にする。
そんな里山の小屋で思いを綴るのは、それそのものがレク。
日がな書き物と言うわけには行かないが、
ビールを飲みながら小屋のノートを書くというのは意外とぜいたくなものなんですね、
これが!


平成3月26日(日)9:30 晴れ 外8.5度c 室内26度c
●昨日今日は北大雑木林メンバーの送別会ということで、いつものメンバーでこの小屋にやってきた!林内の雪はだいぶ融け、林道は例年通りわだちが危なっかしく融けていて(今年は網倉さんの車がはまりました。現在氷付け中)、春がやってきたんだなあと感じます。そして春とともに、雑木林の主要メンバー、浪花さん、栗田君、吉次さんは札幌を去ってしまいます。さみしいけれど、雑木林で強く結びついた仲間だから、またここや、あたらしいフィールドで会えるよなとおもうと、それもまた楽しみです。そして雑木林メンバーにも新しい春の風が吹き込んで来そうな気がします。
 昨日の夜空は星と月がとてもきれいでした。ここにくるとホントに落ち着きます。川嶋
●きのう、今日は就職組の送別会でした。なんだかまったりしたいい雰囲気でした。春から少しさびしくなるけど、みんなそれぞれ何か始まるんだろうなと思います。
ところで私は家に財布を忘れたのですが、免許証も一緒に忘れました。これから帰るのですが、心配です。好田
●今回で学生としての参加は最後になりました。雑木林で知り合ったみなさん、お世話になりました。いつもこの小屋に来るとまったりできていい感じでした。これからもこの雰囲気が続くといいですね。4月からは網走に行きます。向こうでも楽しい林があるといいなあ。砂防・栗田 p.s.浪花さんがギターを寄付してくれました。使って下さい。
●今回でここに来るのは(たぶん)3回目、毎回楽しいひとときをすごさせていただいてます。集まる人もいい人達ばかりでいいですよね。また来ます。網倉 p.s.車はめてしまいました。力を貸してくれたみなさん、ありがとう!
●久しぶりに雑木林お泊まりでした。あまりにひさしぶりだったので様々な装備を忘れてきてしまいました。ヘッドライトを忘れたのはいたかった…。網倉カー事故?で、現場からケアセンターまでの真っ暗な夜道で、ひしひしとそれを実感しました。春の林道はあなどれませんね。
 今回は送別会でややしんみりムードに歌が流れていましたが、なぜか私は非常に眠くて、みんなが遠くに見えました。張り切って楽譜を持ってきてくれた浪花さんには申し訳なかったです。ごめんなさい。去りゆく人は多いけれど、なぜかまたすぐにあえるような気がします。春からの雑木林の活動も、新しいメンバーでがんばりましょう。北大・道広
●☆参加者:菅原 川嶋 網倉 栗田→アバシリへ 好田 吉次→青森へ 足立 浪花→天塩へ 早稲田 道広 小次郎
☆日程:3/26着19:00〜 めし 20:00〜 3/27 起床 9:30〜 帰宅 12:30〜
☆メニュー:塩ジャケのなべ もちベーコン
☆今日はまったりと、だらだらとすごしました。雑木林で一緒に活動してきた面々が札幌を離れるのはさびしいものですが、また会える日を夢見て。菅原修
 
平成12年3月18日 
●11:0 晴れ 外7度c
久々にこの森の家に帰ってきました。今日は息子と二人で薪ストーブにあたって、春の日差しを見ています。息子は窓のところで飛び回っているハエにビックリしています(「まだ春なのに…」)。ずっとこのままウダウダとしたいところですが、父の病院の出迎えがあるので12時には出発しなければいけません。残念…。また来ようっと。 椿
●15:15 くもり 外3度c 室内10度c
人のぬくもりがする小屋ってイイモノです。やっぱり椿さんが暖めてくれてたんだあ〜。今は、作業にも歩くにも、外は不都合。晴れた日に、せわしなく動き始めた鳥を見て、ストーブの前に陣取り、できればぼーっとビルでも飲んでいる、と言うのが一番。もっとも、これは通年やれるオジサンごのみの変わらぬhobbyですけどね。Kusakari

平成12年3月5日 10:50 晴れ 風あり 外は5度c
トビのなく声が元気良く聞こえたので、双眼鏡をもって外にでてみる。こういうとき、上昇気流がおきていてトビが群舞し、その中にたいてい何か、別のワシタカが混じる。今日はオオタカ(だと思う。ハイタカにしてはおおきすぎる)。帰り際、オオワシも顔を出した。
 融雪が進むので、当分、林道を使うのはむずかしいかも。今日も大分、車は腹をすって悲鳴をあげた。Kusakari

平成12年2月26日 土 10:30
21日に枝を焼いてからは、しばらく外の作業は休み。雪が深くて効率が悪すぎます。今日はベランダの日溜まりでチェンソーの分解掃除と目立てをしたあとは、くつろぎのヒュッテンレーベン。いるだけでくつろぎになる小屋暮らしは、「リラックスできる能力」を持つ人でないと理解できないようです。きっとこの時間はα波がでているだろうと思いますね。広い風呂、できれば戸外の露天風呂、これも同じなんだそうです。友人の写真屋さんに紙の芯をもらいましたので、灯油をしみこませてたき付けにすることにしました。新しいものもありますから何かに利用したい方はどうぞ。日差しがまぶしくて、風がない静かな一日。    Kusakari

平成12年2月22日 火曜日
本日は6人で登場しました。薪ストーブで焼き芋と、ソーセージを料理しました。ビールがあると丁度いいのですが、勤務中なものですから残念でした。
 街中は北風が強かったのですが、リンナイは静かで風も穏やかでした。 滝沢

平成12年2月20日 日 晴れ 外気0度c
滝沢さんは火曜日が森の定例日なんですね。今日は煙突掃除。まずパンツ1丁になって冬山用の下着に着替えてすすで汚れてもいいいつものファッションに変身して開始。詰まった音のする横の煙筒からはずしてみると、それはコークスと灰のようなもので、すすではありませんでした。水平を保ってベランダまで移動して傾けると、ザザーと砂のように落ちました。裏の煙筒もはしごに上ってフタをとって同じように掻き出しました。早速ストーブをつけると、ごっごっごっと蒸気機関車のように鳴り出しました。これでなくてはいけません。カラマツのたき付けを段ボールひとつ集め薪を運んで作業終了。
 英国に日本の環境保全活動を紹介(大胆!!)するロンドンの佐藤万里さんのホームページへ、この育林コンペの様子を書いた原稿をメールで送ります。先週頼まれたものでしたが、今朝、原稿用紙4枚ほどキーボードをうちました。さてどんな風に仕上がってくるのでしょう。もちろん英語バージョンで画像も数枚。  Kusakari

平成12年2月15日 はれ
遊ぼう会メンバー6人。天気予報に反しとても温かく良い天気。一人が雪を飲むといいます。わたしは暖地にうまれたので「雪を溶かして飲用するなんて」と驚きました。薪ストーブでコート・ド・フランスのココアをおいしくいただきました。 滝沢

平成12年2月11日 金 はれ
ハッピーフライデー!!正月以降、何となく休みが多いようなリッチな気分。土日の休みも危ういと予想していた1〜3月の仕事が、今のところそれほどでなく大助かりです。
小屋の周りの枝を焼きました。出だしに少し手こずりましたが、いつものように帰る頃になって本番の勢いです。煙突、やはり掃除せねば。 Kusakari

平成12年2月5日 はれ 外気3度c
先週洞爺湖のほとりの道路でほんとうに久々にフクロウを見ました。広葉樹の枝に止まってこっちをみて飛び立ちません。フクロウに見られると、どうしてもこちらの浅はかさみたいなものが見透かされているような、先方の方が数枚上手のようなコンプレックスを持ってしまいます。その日、支笏湖の上空でオジロワシを発見。今日は小屋の上空でオオワシが2頭、上昇気流にのって旋回。  Kusakari

平成12年1月29日 快晴 11:00 積雪60cm
●寒い1週間でした。水曜日の朝だったか、家の外の温度計はマイナス18度でした。
●カラマツの小枝を焚き付けように集めて薪はこび。ストーブをつけると少し小屋中が煙たくなる。そろそろ掃除をせねば。
●シンケーツーが不調で、今日はチェンソー作業をどうしよう。1,2本だけかたづけるかな。3月以降の薪づくり用にと思いながら、結局正面のミズナラとコナラを抜いた。この子屋を立てるとき、できるだけ切らないで、と施工者に頼んで軒すれすれまでのこしてもらった結果、すっぽり緑にはまったものの昼も暗い状態。切り透かすべき所は開く!これかもしれないと思うようになりました。今年はベランダの反対側に枕木製ののテラス(テラというのは大地?)をつくります。5月、このテラスと水浴び場をつくりましょう。秋はバードテーブルを。これから積極的に小屋の周りでガーデニングするつもり。Kusakari

平成12年1月15日 小雪混じりの天気
植苗病院総勢4名で来ました。雪洞をつくろうと思いましたが、1/10で挫折。滝沢

平成12年1月22日 快晴 室外マイナス9度c、室内マイナス8度c
●みなさん、薪ストーブセラピー、ってご存じですか?(知りませんよね、勝手な造語なんだからね)。焚き口からほのみえる炎を見ながら、薪をくべたり、だらだらとお茶を飲んだり、人と語り合ったり、肌に伝わってくる熱の波を快く感じながらウトウトする……。ま、そんな癒しをわたしが勝手にそう呼んでるだけで根拠も何もしらべているわけではないのですけれども、きっと思い当たる人は一杯いるはずですね。そこのところが薪ストーブのとっても偉いところでもありますねえ。
 作業するとき、いつも下着も全部取り替えるのが常ですが、今は室内が寒くてとても裸になる勇気がありませんでした。で、このセラピーモード?に入っています。あ、すごくながーい前置きですね。
というか、小屋の生活(昔は、ヒュッテン・レーベンと呼んでたりしました)は、いつもこんな風になりますね。おっとっと、ストーブにやかん載せて3分ほどでお湯が沸いたのでここで「紅茶」。
 東側から少しずつ薪づくりを兼ねた間伐をしていますが、今日は小屋の前までめぐってきました。さてそろそろ裸になって着替えてもいいかなあ?? 左は今年のわたしの作業ファッション。たき火で穴だらけのジャンパーは汚いけどはなせません。 Kusakari
●雑木林ファンクラブです。今日の参加者は、孫田、小林、馬場宏、五十嵐敏彦・智子・葉月、伝甫山の各氏。
*今年の方針
@機械を使わない 
A健康のためにむずかしく考えないで木を切ろう
Bササ刈りをやって植物が変わって行くのを見てみたい
Cツルを残す → 秋には実を撮ろう
  遊べる森をつくろう 人も野生動物も

平成12年1月18日 火曜日
●2回目、来させていただきました。いつきても静かで気持ちいいです。また来ます。s.s
●なつかしい木の香りがしてとてもいいところです。 m.o
●上記2名は植苗HPの人々です。手入れの行き届いた静かな場所に二人とも感激でした。表情がまったく違います。 滝沢

平成12年1月17日 いい天気!!
明けましておめでとうございます、はもう、遅いかな?出かけていて、おととい、昨日の北大チームの活動には参加できず。残念。今日は、姉と二人できました。これから林を見に行きます。今年もよろしくお願いします。  北大 好田美穂子

平成12年1月16日 快晴 9:30
作業はそっちのけで?泊まりのみの参加でした。多忙な大学院生なもんで。明日はゼミで発表なので、これから札幌に帰って頑張ります。でも雑木林にきて、満天の星を見て、朝、散歩していい気分転換になりました。草苅さん、今年もよろしくお願いします。 砂防・栗田
●今日はじめての雑木林でした。昨日は都合で参加できなかったのですが、みんなとっても楽しかったみたいですね。出れなかったのがすごく残念です。今日はぼちぼちと10数本くらい伐倒してのんびりした1日でした。北大チームは新人さんもきてくれて今年も楽しくなりそうです。それではみなさん、今年もよろしくお願いします。 浪花
●浦田くんと2回目のご対面をしました。今年こそは、タメなわたしと、フツウの言葉で話してくれると思ったのに、最後はわたしが敬語を話してしまいました。ウーン、残念…。次回、乞うご期待。 フクイアキコ

平成12年1月15日 土 12:50
●一人だけみんなより先に苫東入り。今年の苫小牧は雪が多いと聞いて長け土これほどとは思わなかった。今日はこれからクロカンを楽しむとのこと。天気もいいし、面白そう。まあ、どうせみんないつものように遅れてくるだろうからしばらくは薪ストーブでウダウダ……幸せじゃ。 早稲田
●豚キムチラーメンとおにぎりを食べると、もう一度汗だく。作業後に折角着替えたばかりなのに、また不快感が出てきてしまう。
・瀧沢さん、いろいろなペーパーありがとうございました。気ぜわしくさせたとしたらごめんなさい。快適な日常を送るために、林は欠かせないと考えるわたしにとって99年は瀧沢さんといういい先生に巡り会えたのは幸運でした。
・早稲田君が、小屋を温めててくれたので、着いてすぐお喋り。わたしは作業を1時間半ほどして、学生さんと早稲田・川嶋の二人はクロカンで林めぐりに出発。わたしは今、紅茶を飲みながらガラス越しの日溜まりでペンを取っているところ。アズマシー。この週末を大事にしているために、遠出のfishingにもあまり食指が動かなくなっています。でも今年はあれもこれもでいきます。  Kusakari 注:当面わたしは写真の小屋の周りで作業します。
●今年もきました!!雪が多くてびっくりです。でも工事のおかげで(!?)林道が除雪されていて安心(喜んでいいのかわからないけど)。雪の雑木林はやはりいいですね。静けさの中に、時々聞こえるトリの声や、自由に走り回るウサギの足跡を見つけるとほっとします。次回はちゃんとスキーもって、泊まりがけで来たいな!今年もよろしく! 川嶋

平成12年1月12日 水
年末年始はあわただしくやっと本日一息つきにやってきました。今年もよろしく。草苅さんに冬休みの宿題を持ってきています。 滝沢

平成12年1月8日 土 am11:45
(ストーブをつけてからの約2時間の間に、外気は0度から2度に、室内はマイナス5度からプラス20度になりました。)
・明けましておめでとうございます。2000年の初作業。安全を心がけて今年もボチボチやりましょう。みなさん、よろしく。
・愛護組合の育林の拠点は、実はこの小屋の周り。密度を大幅に落として、見通しのいい林を目指していますが、美しいどころか多様なブッシュに悩みつつあります。でも新緑も紅葉も、比較的大木が多いせいか、ここが一番、わたしは好きです。
・というわけで今日もまた小屋の周りで40本ほどの選木をしたあと、何本か抜いて薪用に切りました。パソコン相手の仕事ばかりで体力は腕も足も腰も地におちた感じですから、週1回のこんな作業はいい刺激です。
・枝の片づけのコツ、これはきっと「法則性」ではないか。片づけた跡がきれいさっぱり、はそれでもいいでしょうけど、もっと省力化するとしたら、人手が着いた形跡、できれば連続、規則性。そう見えるようにまとめるといいのではないか。ベルリンのアウトバーンわきの雑木林で見て感じた原理でした。 kusakari