vol.7
緑のない、しかし、もっとも緑っぽい場所
浜厚真の自然海岸
砂浜の自然海岸はどんどん失われている。
海流と人口の構造物のバランスで
どこかが洗掘されどこかに土砂がたまる。
浜厚真はそんなロケーションのひとつだ。
西側に長大な防波堤がある。
かつては、北海道の太平洋岸に限らず、こんな自然の砂浜だった
と回顧させる、美しい砂浜。
緑はないのに、きわめて緑的。
冬の落葉樹が、緑の葉がないのに緑よりも緑的、
と思うわたしの逆説のもうひとつの典型だ。
今回は、画像だけで参りましょう。
左の写真の左側はこのまま100数十kmで襟裳につながる。
北海道電力の発電所が西に。
地面と空、海。シンプルである。
と、家内がなにやら引き潮で砂に潜ろうとする貝を発見。
エゾシロガイ。地元では女郎貝という。
2,30個の収穫
なんか、心身の洗濯をした、という実感を感じつつ家路につく。
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