林で稼ぐ
NO.87
2015/04/04


先月、岩手の自伐型林業と称される林業の現場を
訪れた折に、林でお金を稼ぐという身近な営みを肌で感じたばかり。

なにか、手作りの小規模な仕事ながら、集まれば数千万円にもなるし、
その一方、手間返しのような、田舎特有の方法にのっかれば、
表面上、お金は発生しない。GDPに現れないが、しかし確実に経済は回っている・・・。

わたしたち環境コモンズはどうか。

週末だけの「年寄、半日仕事」と割り切ってのんびりやっているけれど、
週日、2,3日やればもう少しまとまったものも出すこともできる。
林の面積が多いので、ビジネスにすることもできると思うようになったが、
道楽でやるという優雅さはやはり捨てがたい。

ほどほど働き、ほどほど稼ぐ。
年金暮らし前後の元気な人たちが地域に労力で献金するのだ。
道楽林業。
刺激的で誤解を生みやすいキャッチだがこれかもしれない。
(でもねえ、それほど楽じゃないんだよね。
やせ我慢のキャッチだということはわかってほしい(笑い))



ハスカップでフォーラム
~参加者 合計60人~


2015/06/27 sat

  


質疑応答

●フォーラム開催の背景

勇払原野のハスカップ摘みは、道央圏を含む地域住民みんなが自由にアクセスできる夏の風物詩として今も息づいています。このフィールドは、国内唯一のハスカップ群生地の一部であり、かつ、慣習として、世界各地で行われている土地の共有のしくみ「コモンズ」のように地域住民によって利用されてきました。

しかし、コモンズ的に利用されるエリアが小さく限定されるようになってきた一方で、ハスカップが自生する原野にはまだ利用のしくみやルールが整っているわけではありません。今回のフォーラムではこのハスカップの原野を「コモンプール資源」としてとらえ直し、持続できる利用と保全を考えます。

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●内容

第5回環境コモンズフォーラム
「コモンプール資源・ハスカップの新たな共有と保全を考える」

2015/06/27 sat 13:30--16:00
@苫小牧市サンガーデン展示実習室

主催 環境コモンズ研究会(北海道開発協会)
    NPO苫東環境コモンズ
後援 苫小牧市美術博物館
    ㈱苫東

基調提言1
「自然資源の共有をめぐる知恵と苦悩」
東大大学院生命科学研究科附属演習林 助教 齋藤暖生

基調提言2
「ハスカップを過去から未来に「つなぐ」ために」
苫小牧市美術博物館 主任学芸員 小玉愛子

報告
「ハスカップサンクチュアリの現況について」
NPO苫東環境コモンズ 事務局長 草苅健

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●感想
今年のフォーラム開催の状況を表現するキーワードは「交代」ではないか。ひとつは、ハスカップ現生地=サンクチュアリ周辺植生がハスカップからほかの植生にゆっくり交代しようとしていること。

ふたつめはハスカップの関係者がこれまでけん引してきた方々からやや若い世代に交代しようとしていること。

みっつめは土地の所有者が㈱苫東から遊水地の関係者に交代しようとしていること。

今回のフォーラムは遊水地のステークホルダーである行政関係者にもご案内はしていましたが出席された機関はなかったようです。

それはともかく、ゆっくり次の植生に移り変わろうとしている現地にはアクセスが格段に良くなったために大勢のハスカップファンが訪れ、「コモンズの悲劇」ならぬ「ハスカップの悲劇」が到来しないよう、あらかじめコモンズと見立てて将来的な展望をしておく意味が明確になってきました。

フォーラムにさきだって、午前中は講師の斎藤先生をハスカップサンクチュアリに案内いました。これにはNHK室蘭の公文カメラマンも同行し、すでに始まっているハスカップ摘みの市民にもインタビューしました。






草苅が6/12-6/20で中欧の世界遺産めぐりに出かけたため、この間の活動レポートがありません。
以下、メンバーからの掲示板記事などから。


2015/06/13 SAT 雨
シイタケなどの駒うち(oyama inaba )

2015/06/20 sat 晴れ  10名
刈り払いと薪積み作業、朝のミーティング風景などをNHK室蘭が取材。


いよいよ、薪の配達

2015/06/06 sat 晴れ 14℃ 

inaba oyama kai kusa tuduki tominaga = 6 persons

今季は22棚ほどできると推測している。昨年の残りが2棚あり、それを含め今日はいよいよ5棚を配達。
2トンのロングに午前中は2棚積んで江別のFさん宅、午後は3棚を薪会員のTさんへ。札幌方面2回往復で270km、軽油代4000円弱。
レンタカー返還終了は午後7時、11時間の稼働だった。




薪の入れ違いにFさんからワイン半ダースを送ってもらったのでスタッフで山分け。右はTさん宅のガレージ納品。




ハスカップのフィールド調査

*前田一歩園財団助成調査

2015/6/2 と 6/5 晴れのち曇り 15℃

6/2 inaba sasaki kusa +kodama
   
道新・荒井記者、苫民・渋谷記者
6/5 inaba sasaki kusa



【6月5日(金曜日)】

作業を始める頃、毎年、このエリアでハスカップ摘みを楽しんでいるKご夫妻とお会いした。まだ青い実を見てちょっと残念そうだった。その実は下の写真のような状態だからあと1週間もすれば色づくものも出そう。







【6月2日(火曜日)】


にぎやかなハスカップ調査になった。わたしたちスタッフ3名のほかに博物館から小玉主任学芸員、報道関係で苫小牧民報の渋谷記者と道新の荒井記者。ハスカップの原野はなかなか絵にならないのが残念。それでも予定の2ブロック少々を完了。


それにしてもGPS(上の写真)のおかげで希望通りのデータが取れている。複数の衛星から得たデータは数メートルの誤差はあるが、ほとんど知りたい情報としては問題がない。






*作業の様子は6月3日の苫小牧民報に紹介記事が出た。














ベニバナヒョウタンボクが咲き始めた。この花は蕾の方が美しい感じだ。

木に登って作業風景を撮ったが、やはり、パッとしない。

準備作業含め4日の調査を締めくくって記念撮影。寒い一日だった。



薪づくりは終盤

2015/05/30 sat 霧のち晴れのち霧

inaba kurita kusa nakatu tomik & tomim
= 6 persons


薪小屋にせっせと薪を運ぶtomimさん

↗ kuriちゃん ↓ ほとんどinabaさんが一人で割った薪の山

来週は江別と新札幌のえ2軒に配達の予定


ハスカップの植生調査①
~前田一歩園の助成事業~

2015/05/26 tue 曇り 13℃

inaba oyama kusa sasaki =4 persons



GPSを用いた植生調査の3年目。まだ1.5ヘクタールしか終えていないので、今年は頑張ろうと16日に調査区域の杭を打って準備。今年は運よく前田一歩園財団から調査助成をいただいたので、合計4,5日作業したいところ。

GPSのボタンを押すごとに今年はスズランテープでマーキングすることにした。初歩的なことだが、こうすると先に進みやすい。

太いハスカップも交じっている。伏状更新と思われる小さな苗もある。ミズナラ・コナラ・ハンノキ林も散見され、その一帯はもうハスカップは見当たらない。



町内会有志が「つた森山林」見学会
~薪割りはまだまだ続く~

2015/05/23 sat 晴れ 15℃

araki inaba kai kusa nakatsu tomik & tomim +遠浅町内会有志7名=14 oersons


キノコがでてきた。これはそのひとつ。図鑑で見るとハチノスタケの
ように見える傘の裏はまさに蜂の巣模様。


山林案内以外のメンバーは午前から夕方まで、今日も薪割りが進む。働き出すと止まらず、だれかれとなく「そろそろ休まない?」と声がかかること、しばしば。

下の写真も声をかけてやっとこちらを向いてくれたところ。


久々に参加した中津さんも休まず、割りにくいカラマツの薪割りをかってでてくれ、仕事は大いに進んだ。今週末の30日に割り終え、6月6日には積み終えることができそうだ。ようやく先が見え始めた。屋根の上から数えると、今年の薪は22棚。過去最高になりそうだ。
遠浅町内会の有志を「つた森山林」と小屋の周りの里山風景に案内した。大島山林に愛着を持つ町内会の方々に、山林の将来形の一つとして手入れが進んでいるほかのモデルを見てもらうのが目的。



総勢7名、こちらは案内の草苅を含む3名。つた森山林山林は、昨年秋に行った林道沿線修景(両側20m)が実によく里山雰囲気を出していた。また、約3万本のハスカップの移植地では「これはすごいね」という声が出た。

つた森山林のもと所有者は、実は本宅は遠浅にあって、ここ静川は炭やシイタケをとる林業の現場だったから、みなさん、なじみの人だけど、山林の中に入るのは全員初めてだった。


最後に静川の丸太小屋「雑木林ケアセンター」に案内し、手入れしたところとしていない所の違いなど、じっくり見てもらって懇談した。人生経験に富んだ年配者ばかりだから、山の手入れのことなどすでにご存知のはずだけれども、身近な大島山林に入って手入れしているNPOが目指している環境と風景がこんなイメージであり、大切に扱われていることを知ってもらうことは大事なことだと思う。

山林は今が一番美しい。
広場から見る大島山林の外観も素晴らしいが、手作りの散策路も人を詩人にする。自己内観の契機でもある。みんなが来る前の小一時間と、終わった後、独りで歩いてみる。



 
林道はオオウバユリが繁茂してきた。
林道の林床も覆われてきたが、ドロノキおじさん(グランパ)の周りを改めて見てみると、ここは、オオウバユリの畑にしておいた方がいいようだ。斜面のオオウバユリはこのまま残すようにしないか、みんなに伝えよう。遠浅町内会の担当スタッフにもお願いしよう。

写真左はグランパのそばの桂の木。苫東では珍しく直径50cmほどだ。大きく育っていること、それだけでなにか、胸が膨らむ。

帰りがけ、今年最後のスドキを採った。15分ほどで二抱え。これで晩酌で何日も楽しめる。天婦羅もしてみたが、スドキの風味はなくなっていた。昼、

inabaさんに「ウドのキンピラと漬物」をつまませてもらった。なかなかおいしい。今年の春の山菜の季節ももうじき終わる。

蚊が出てきた。これからの刈り払い時、つらいかも。




雑木林の新緑、本番
~薪割り班とハスカップ調査準備班に分かれて~

2015/05/16 SAT 晴れ 16℃

abe araki inaba kusa tomik & tomim sasaki
= 7 persons


ハスカップ調査の準備を開始。50m四方の調査地をふたつセットした。あとはGPSでポイント登録だ。
(kusa、sasaki)

inabaさんは独りで薪割り機につきっきりだったようだ。

薪が摘まれた直近に、1棚ずつ薪ヤードを設置した。いずれ運び去られるものだから、その場に薪を積んだ方が効率がいい。ただし、ナラもカラマツももろもろをまんべんなく混ぜる。

コナラの雑木林の新緑も約1週間以上、開幕が早い。いつもは5月25日ころに春の始まりを祝うのに今年は16日に十分新緑が進んでいる。

おかげでコシアブラが開いてしまって、今年は口に入らない公算が強くなってきた。


ハスカップ班はお昼を小屋で済ました。

夕方、まず目時の新緑も美しい。雑草地の広場が芝のように見える。スドキ↓が採りごろだった。春の至福。




前進基地撤収&玉切り完了
~精鋭3人組 ?! が一段落~

2015/05/09 sat 晴れのち一時小雨 14℃


広場の草が萌えはじめた。シラカバなどの新緑が輝く

inaba kai kusa arai (薪搬出 s)= 5 persons
厚真の会員・斎藤泉さんに午後、軽トラを貸してもらった。
まず、ブルーシートを外しコンパネ、ストーブ、煙突、薪など、用済みのガラクタのようなものを積み込んで2往復した。広場に野積みする薪の土台に、細い除伐木を30本ほど拾い集めてこれも積み込んだ。前進キャンプの骨組は記念のため残留させた。トイレとともに目印になる。山林内の数少ない構築物。縄で結んであるからいずれ朽ちる。




8時過ぎ、案の定、inabaさんの車がすでに来ていた。そう、山菜のスタートだ。スドキ、タラの芽、コシアブラ、アズキナ、ヨモギやミツバなど。挨拶は後にしてわたしは奥に行ってみたけれど、スドキにはまだ少し早いようだった。スドキをほん少々とアズキナを若干。

ふたを開ければ今日の薪割り作業はinabaさんとわたしだけ。そそくさと薪割り機を小屋から運び出し作業開始。inabaさんは薪割り機を使うのが初めてだったので、最初、どこでレバーをとめいつ圧縮はじめるかのタイミングがつかめなかったが、すぐ、サイクルタイムをいかに短くするかがカギだとわかり、あとはスムーズにわき目も振らず2人作業。しばらくして燃料切れになるまで、ほぼいちもくさんに割り続けた。

ここで玉切りがfinish

11時まえころ、仕事のため釧路から空路で千歳空港に降りたばかりのkaiさんが直接現場にきて、玉切りを担当。夕方まで、残りのすべてをひとりで割り終えた。玉切りの方々、お疲れさんでした。











お昼、会員のSさん夫妻が予定通りレンタルトラックで分譲した薪の受取・搬出に見えた。昼食が済みコーヒータイムになっていたので3人で手伝った。分譲は現場渡しで1棚20,000だから、レンタカーを使えば薪と運搬だけで30,000円/棚かそれ以上になる。人に頼むとなると積み下ろしと運転の人件費は別だから、カバや桜の交じった薪でも実質は棚40,000円程度になるだろう。

わたしは軽トラックを借りるため手伝いは中断して出かけたが、聞けば、1棚とはいえ、5人で結構かかったらしい。

ちなみにわたしたちが本気で運搬の商いをするときは、倍の2棚で同じく5,6人で30分余りで仕上げてきた。そうしないと1日に札幌方面を計2往復、都合4棚の効率的商いができない。

話は変わってその夜、Sさんから下記のようなお礼メールをいただいた。このメールは「薪づくり」に携わる面々ばかりでなく、「雑木林の森づくり」という本丸に対する温かい「エール」だと思ったので、Sさんにお断りして以下掲載させてもらうことにした。


~~~~~~~~~~~~~~
草苅さま

Sです。今日、薪をいただきありがとうございました。

トラックに積み込んでみて薪のボリュームが予想以上に大きくて、驚きました。積み込みも大変なことでしたが、お手伝いしていただき本当に助かりました。家に持ち帰ってから、レンタカーの返却時間を気にしながら、玄関先にただ降ろすにも30分もかかりました。

たくさんいただき感謝の気持ちで一杯です。心地よい疲れで夫婦ともソファーに横になり、夕食は外食しました。今回、レンタカーを6時間借りましたが、余裕を持って7時間は必要でしょう。

明日から、薪を積み直してきちんとするのもひと仕事ですが、これも楽しみの一つになるでしょう。現役のときは、業者さんに配達して積み上げてもらうスタイルでしたが、リタイアした今は、スローライフで自分たちでできることは楽しんでやることに変わっていくように思います。環境のことにも関わっていけるきっかけになりました。

皆さんの汗と心がこもった薪で暖をとるのが、楽しみです。薪の火を見ると落ち着きますが、これからは薪割、積み込み、運搬の作業が心地よく思い浮かぶでしょう。

Fさんの後輩として、皆さんと触れ合えて良かったと思います、これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

~~~~~~~~~~~~

こちらこそ、ありがとうございました。次のシーズンもぜひ。


連休最後の薪割り
2015/05/06 wed 晴れ 14℃ 風強し

3日の日曜日は安部さん、荒木さん。荒木さんは電話で「この年になるともう2時間働くのが精いっぱいだ」と言っていた。菊池さんもあまり力になれないという。船木さんは去年頑張り過ぎた反省から、今年機械の薪割り専門に回った。

薪割りを始めると止まらない。息が切れないようにゆっくり息を整えつつ、結構荷重をかけてマサカリを落とす。直径20cmから25cmは「三方六」の割れ方になるよう、気をつけてみた。

 

林道にオオウバユリが繁茂し始めた。6月早々には刈らねば。
スドキはまだ見えない。昼前小屋に寄ってみるとコシアブラもまだだった。


今日は夕方3時から新しい理事で理事会。
 




薪づくりの分業の意味を考える    2015/05/02 sat 晴れ やや風あり 15℃

inaba kusa kai tomik&m hunaki saitoh araki-t= 8 persons



昨日の作業
の画像を整理してみると浮かんでくるのが「分業」の図。男女、老若、いつのまにか自分の立ち位置の自覚から、自然と落ち着いて決まる居場所、役割。高齢社会、希望格差社会、人口減少社会、無縁社会・・。いろいろな呼び方がされる現代の課題や病巣に、コミュニティにおける手仕事と分業は、やはり、意味があると思わされます。薪づくりの意味はこんなところにも隠されている、と実感しました。

しかし、そうなっていくマニュアルや条件提示はできるのか?と問われれば、妙案はありません。思いと実践あるのみ、そして持続する時間かもしれません。俗にいう積み重ね、というやつ。それも毎年。



今年は、ちょっと嫌がられるカラマツも10%土の棚もまんべんなく混ぜることにしました。生産物の徹底利用です。岩手の吉里吉里国は、販売薪の全量が杉の間伐材です。だからナラ5~6割、カバその他広葉樹3~4割残り若干カラマツというのは素人的で十分満足できる、ということにしました。そしてこれから口コミで商いです。

で、事のついでにせっかくだから「薪を売ってみんなでハワイに行こう」と提案したところ、
「まず台湾でいい」と結構まじめな反応が返ってきました。(笑い



ハスカップ・サンクチュアリの将来
2015/04/29 wed 昭和の日の祝日 晴れ 8℃

haskap=kusa、ooshima=kusa inaba




噂をつてに千歳のハスカップ自生地を探しにいってみた。そこはゴミ捨て場と変わった郊外。その一帯はすでに白樺、柏の林に変わっており、いわば「カシワ・シラカバ林」。それでもハスカップの群落があった。ほとんどは若かったが、中には太さ40mmほどのも交じる。慣れてくるとハスカップがありそうな植生の組み合わせがわかる。だからハスカップは見えていなくても「ありそうだ」とピンとくる。これはわれらがハスカップ・サンクチュアリの将来だから、興味しんしんである。  

②ハスカップ・サンクチュアリの将来かと思えば、先は長いが先行モデルがあるのは参考になる。ま、成れの果てというところだ。

ちょうどinabaさんと広場の入口で出会った。先生宅にかねて約束していたという花のバスケットをプレゼントしていた。さすが苫小牧の花の庭の先達Green Thumber、お上手。

①樹形はかなり悪い。伏条更新かもしれない。周辺はカシワ、シラカバ、サクラ、ホザキシモツケ、サンナシなど。

②個体は若い。群生地はヘクタールで2000本程度か。






誰もしない、エンジン音のしない広場で、まさかりで薪割り。最近は薪割り機に負けないような気がする。薪割り機は太かろうが細かろうが、割れにくかろうがどうだろうがお構いなくワシワシと割っていくから、素性のいいのは人力に任せた方が理にかなう。ただし。素性のいい丸太に何振りも掛けるなら人力はスピードで負ける。

コブシが咲き始めた。背後の桜もつぼみ。連休には咲く。



サインの付け替えと幹回り265cmのナラなど
2015/04/26 sun 晴れ 12℃


oyama kusa

大島山林のフットパスのサインが各所で脱落していたので修復するために山林に向かうと、広場の手前でoyamaさんとばったり。倒木を片づける必要もあったので、二人でネジくぎ打ち直しのインパクトと小型チェンソーをもってフットパスを一巡り。


斜面下の道を戻っていると下のような大木に出会った。幹回り265cmだから直径では約84cmになる。ミズナラ。ひょっとすると今、苫東で最も太いものに相当するかも。



1時前に大島山林は散会して私は小屋でサンドイッチの昼食。早春の雑木林は胸が膨らむ。

おもむろにこれから作るテラスのあたりをつける。ナラの木の根元にくっつけたいがおそらく根が出ているから1mほど話して5.4m×4m程度で巻尺を回してみた。下のような感じ。総会をやる会場としてもまあまあ十分かも。



その足で上厚真の大浦木工所にひょっこり伺うと奥さんがいたので要件を話して材を見せてもらう。50年生ほどの厚真産カラマツだ。今、仕事が立て込んでいるという。
翌日の昼、あらためてご主人に電話してみると、お盆前には30日ほど乾燥させた材を納品できる、とのこと。
地元産を使う快感がある。




薪の玉切り進む

2015/04/25 sat 快晴 13℃

↑黄昏時

abe arai inaba oyama kai kusa tuduki tomik & tomim
waseda family =14 persons


薪のサイズ長さ35cmに切る「玉切り」が進んだ。残りは3,4人で半日でこの玉切りは終えそう。

あとは薪割りだが、薪割り機だけではおぼつかないので、鉞(まさかり)も導入する。先週、わたしが薪割り機と密かに競争したら、素性のいい薪を上手に選べば、二人がかりの薪割りに負けないことが判明。1発か2発で割る回数をいかに増やすかが鍵。薪割り機はやや割りにくいものをカバーしてくれると、作業は格段に早く進む。
 


若い女性のAさんがが新会員となった。ひょっとしたら当NPOの最若手か。薪割りとチェンソーワークの初歩をちょっとだけ指南。体力があるので戦力となって動いてくれるかも。黙々と作業に打ち込むメンバーをみて、「みんな無心になってる」と驚いている。同じく新会員waseda familyは今週も来て、薪を運んで行った。

わたしは8時ころに来て先日に続いて山林を一周してみた。サインが壊れていること、倒木や落ち枝の状況もわかった。これは4/26にもう一度出かけて処理しよう。




それにしても早春の雑木林は気持ちがいい。今しか味わえないにおいがある。

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薪割り3日目はにぎやか
2015/04/18 sat 晴れ時々曇り 6℃





abe inaba oyama kai kusa tuduki tomik & tomim
migita wada + waseda 2 funaki saitoh =14persons



実ににぎやかな薪割り3日目になった。大勢で本格的にやるのは実は初日だ。近所の子供たちとメンバーのファミリーを入れれば25人ほどになった。そのほか、広場でサッカーをする子、散歩する母子など入れればもっとになる。

町内会の右田さんに聞くと、遠浅小学校の児童は50人で、そのうちの20人はここアイリス団地の子だとか。まさに若い親交の住宅地なのだ。児童のほか幼児、乳児もいっぱいいるから、当分、若いまぶしい光景は眺められそう。

子供たちは、おがくずを珍しがった。「去年、庭の出来が悪かったから庭に撒こうと思って」とおがくずを袋に詰めた。夕方は、「小さな木の残り物をおもちゃ用にもらってもいいですか?」と聞きに来て快諾すると、端材を大事そうに持って行った。

薪を割る

船木さんの知人Sさんが入会して、さっそく二人に薪割り機の薪割りをお願いした。それを見守るのはWさんファミリー。

小屋の屋根に上って撮った画像。昨年の同じアングルの写真と比べると3割程度多いような気がする。

遅い休憩がそのまま昼になりそうだった。

new 安全パンツ

作業の安全装備は大事であると同時に、身にまとうことで、安全の心構えもアップする。わたし(右)もabeプロ(左)を見習ってファナープロテクトパンツを入手した。左の安倍プロのパンツは、八戸森林組合が日本の夏の仕事も考慮して作ったオリジナル。右はうっかり買ってしまったファナーそのもの。若干生地が厚くやや重量もあるようだ。

今年の量は不明

今日は玉切り専門が6.5人、薪割り専門が2.5人だった。玉切りが大いに進んだ。

林道の散策

作業終了後、池沿いの林道に沿って枝拾がてら一周した。小枝どころかかなり太い枝と倒木が少なくない。チェンソーをもって改めて来ることにして、とりあえず枝だけ拾った。掛かり木、倒木がこの冬でだいぶ出てきた。高所作業で枝落としする必要のあるものは気づかなかった。


2015/04/11 sat 雨のちくもり
@大島山林 kai tomik & tomim =3person
雨のため翌日4/12作業 oyama

雨上がりの薪割り
(報告者:kaiさん)






「本日は富永さん夫妻と私だけでした。
奥様は昼前にいらしたので、午前は私と富永さん(夫)のみでした。玉切り・玉切り、飽きても玉切り、懲りても玉切り・・・

昼は寒く、昼休みに休んでいると寒くていたたまれず、すぐ午後の作業にかかりました。
午後は奥様が薪割り機で薪割り、私はやはり、ひたすら玉切りをしました。
材、なんぼか減ってますか?

昼休みをとらなかった分、早上がりをしました。

その後、私は育林コンペに向かいました。高速の脇の樹木、鹿に食われていました。小山さんのところの材を回収しましたが、欲をこいて積載したため、道中、下を擦りまくりでした。  kai」






(*雨のため作業を断念した人が多かった模様)

















2015/04/11 sat くもり 4/12 sun 晴れ
@黒松内草苅

黒松内のブナ


「黒松内ブナ林再生プロジェクト」の総会後の記念講演にお呼ばれしたので、早めに出向いて久々に日本北限の歌才のブナ林を訪問してみた。現場ではブナセンターの学芸員の斎藤さん、教育長のUさん夫妻とばったりお会いした。斎藤さんにはブナにまつわるいろいろな話を聞いた。

↑2004年に倒れた推定樹齢500年のナラの前で。

翌日は、添別(そいべつ)のブナ林を訪れてみた。前夜の懇親会で、樹林気功の小山内和子さんが、とても気を発するブナを見つけたと聞いたからだ。で、誰もいない添別のブナ林は、折からの好天でさながらイヤシロチそのものだった。そしてブナたちは太さの大小にほとんど関係なく気を発していた。幹を背にしてしばらく早春のブナ林を堪能。


添別の林のナラはほとんど実生だと思う。ほとんどが暴れている。
 





*草苅は黒松内にフットパスのイベントのつど、よく顔を出している。黒松内もう一つの素顔は川。フライフィッシングのメッカでもある。村田ロッドのビルダーの村田さんも移住してきた。






いよいよ薪割り始まる

2015/04/04 sat 晴れ   @大島山林




abe inaba oyama kusa tomik & tomim migita wada arai
+suporter 1= 10 persons

 
いよいよ、薪づくりに突入する。

先週までの作業で現場に置き去りにした残りの丸太を広場に運搬するのに、今日は右田さんがトラクターと軽トラを提供してくれて、3時前にようやくすべてを完了した。

一方、薪割り班は薪小屋から薪割り機を出して試運転をして、外に出していたスノーモービルを小屋に格納した。薪小屋が夏モードになった。

左下
薪割りはメンバーのTOMIKさんと体験入会?のAさんが担当して順調に進んだ。スノモの出し入れや燃料の買い出しなどをしていたわたしも丸太の玉切りを初めて見ると、前途ようようならぬ、山々。量の多さはちょっとたじろぐほど。連休中に終わるだろうか?・・・


この時期にしては温かい日和だった。雪解け時の運搬でデコボコになっていた道も水が引いた。近いうちに右田さんがトラクターで不陸均し(ふりくならし)をしてくれる手はずになった。町内会の和田さんも「これじゃ見苦しいから」とおっしゃる。ありがたい。


           右上


作業終了後、体験入会のAさんをケアセンターの小屋に案内し、枝拾いしながらササミチ・フットパスを一回りした。大量の枝が落ちていて拾いきれなかった。ふと枝も少なくなかった。




帰途、高速の下でフキノトウを見つけたので、5分ほど採って夜は待望の「北寄とフキノトウのかき揚げ」を作って家人に振る舞った。残りはふき味噌にした。いずれも非常に美味で、一年ぶりの味覚である。

丁寧に温度をコントロールし、ややつなぎを良くして、この頃はかき揚げの失敗が少なくなりつつある。腕が上昇しているようだ。

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