薪のある暮らしへ
NO.95
2017/03/04~

薪のある暮らしに入ろうか、ちょっと迷っています。
「なんだ、薪ストーブでなかったの?」と聞かれそうですが、
紺屋の白袴よろしく、他人の薪は作りましたが、多くのメンバーと同様、
自分用にはしないでNPOに寄付してきた格好。
あこがれの実現は封印して、個人的には小屋の中国製薪ストーブで満足するようにしてきました。
なにせ、薪調達が象徴するエコライフは本当に面倒だし、
勤め人の忙しい日常にちょっとなじまない・・・。
ですが、人生の後半、林住期に突入した今こそ、薪のある暮らしは開始できる・・・。
薪作りの手仕事は、人生後半に付随する能力低下に効果的なような気もする・・・。
手仕事という運動でもある・・・。

願望を持った時に一歩が始まる。そして念じたことは必ず実現した。
スローテンポではあっても、65歳で自分の薪プロジェクトが始まりそうだ。



ガン集う日、薪割りも開始

2017/03/18 sat 晴れ 5℃くらいか
abe inaba oyama kai kusa migita tomik sekimura = 8 persons

■いよいよ、薪作りへ

 
先週で、除間伐の材は林内から運び終えたので、今日からはいよいよ次のステップ、薪作りに専心する。薪のサイズは35cmだが、細い10cmの枝なども採っているので、そういうものは70cmや105cmのため、35cmに裁断する手間がいる。これも結構ある。

だから、薪サイズに切る人3人、薪割り機で割る人2人、マサカリで割る人2人そして林内で切り株を伐り戻している人が一人。
 
切り戻しはoyamaさん。上の写真のように、切り株が突き出たところがいくつも散見された。堅くなった雪を掘ってこれを根元から切り戻す。丸太は運べるものは運び、使えるものは使う。昼は写真右のように土ソリを裏返しにしてその場しのぎのテーブルにした。雪のあるうちの薪割りは、妙な感じ。

素性の良いナラを選んでマサカリを振ってみたが、いつもながらたいていは一刀両断で、これなら薪割り機よりも早い。

■厚真のガン
 
夕方、土ソリの使いがっての報告に厚真の斉藤 さん宅を訪問。久々の話に花が咲いてつい長居してしまった。帰り際、向いの畑にいたガンたちにカメラを向けてみた。秋まき小麦のような緑のところにも昨夜は近づいていたらしい。落穂や落ちたトウキビならともかく緑の新芽をやられては農家としては気が気でない。しかし、一帯はのんびりしている。数日中に雪は解ける。

斉藤さんも昨夕の大群にはカメラを出して水路のコンクリートに身を隠して撮ろうとしたらしいが、いかんせん、真っ暗に近くて写真どころでなかったらしい。5時半ころ、まだ飛び立つ気配がない。その後7時ころ、ウトナイに寄ってみたが、まだ飛来していなかった。4万羽近く集結しているらしい。


春の日差し浴びて、薪材を出し終える

2017/03/11 晴れ 5℃くらい
abe inaba oyama kusa migita tuduki tomik wada = 8 persons 


約100往復、150km、丸太運ぶ
 
積み込みの3人と枝片付けのwadaさん、運搬担当などの記念写真。薪ヤードには、tomikさんとtudukiさん、migitaさんが張り付いて8名。右上は夕方4時半、薪小屋の屋根の上から。
 
薪ヤードで長材を玉切りするtudukiさん(左)、夜勤明けだという。スノモ運搬担当のわたしは(右)、暑くてヤッケを脱いだ。モンベルの下着とワイシャツだけでちょうどよい。

作業のメモによれば1月28日から材の搬出を開始していた。着手当初は一日8往復程度のゆっくりしたもので、2月の中旬から後半、そして3月初めをピークに一日約20往復した。

そして3月11日、東日本大震災6年経過のこの日、15往復して終了した。出過ぎた切り株、拾い残した丸太も探しながらの、本当の終了、片付け込の日だ。雪が多くてかなり縦横に走ることができたのが幸いした。しかし、スノモをこわさないよう、立木、切り株にぶつからないよう操作するのは、見た目以上にハンドル操作の腕力と神経を使った。

ざっと100往復から110往復した。一往復は1.3kmから1.8kmで、平均1.5kmとすると、ざっと150kmを走ったことになる。出納簿のエクセルをみると、ガソリンを80リットルから100リットル使っている。運搬時の回転数は毎分5,000回転、燃費は2km弱という計算になる。15家族約60名がエコライフをするために、化石燃料をざっと100リットル使ったことは記録しておきたい。

人もスノモもよく頑張った。いろいろな身体の不調にもめげず、筋力とちょっとばかりアタマも働かして、ひとまず、この冬のメイン作業を無事終えた。まずはお疲れ様でした。ちなみに、今日の平均年齢は約64歳くらい!!

■土ソリの出番
 

今季はじめてソリの補充にトライし、会員の斉藤泉さんが土ソリを作ってくれた。初乗りのころは雪が柔らかく、うまく使えなかったが、地盤が凍っている今回はどうだろう。最後に試してみた。70cmの材なら写真右のように積める。ただ、やはり、雪が地面のように堅いことが必須条件で、かつ、もっと重いもの材の方がよさそうだ。写真のような材でやってみたら、横ブレのため、途中、半分を落としてしまった。今後はここに材を載せて、記念のモニュメントにしようか。ポニーがいれば訓練用の土ソリと相成る。筒井さんは鋼鉄のソリをつかって夏もポニーにトレーニングとして曳かせていた。

■日差しが強く、ガンの飛行初見
 
春の日差しとなった。サングラスをしないと雪目の心配があるほど。午後は雪がくさってざくざく。長靴ではズボズボにぬかる、スノモもハマル。この日oyamaさんらが、オオヒシクイの飛行を見たという。

わたしも夕方、ガンの小さな群れをひとつ見つけた。今季、初。ウトナイ湖はまだ真っ白で、渡りは例年より少し遅い気がする。落穂拾いの田んぼもトウキビなどを拾う畑もまだ真っ白だ。週末はマガンたちの群舞を見にこよう。

帰り際、来週からの薪割りに備え、やかんやタンクなどテントの備品をトラックとスノモで薪ヤードに移動。ステージの交代だ。


先が見えた!間伐材の運搬ほぼ完了

2017/03/04 sat 晴れ 5℃
abe inaba oyama kai kusa migita tomik & m wada sekimura = 10 persons

ご苦労さまの一日 ~よく動く中高年への讃歌~
 

 
間伐材の搬出はいよいろ大詰めとなって、今日で終わるか、と期待された。が、結果的にはあと半日分が残った格好だ。ソリ1台に乗せられる見積もりが常にちょっと甘いことと、雪質を考慮すると無理をしない、つまり積み過ぎをしない方が得策だから、現実は控えめに積むことになるため。

実は今朝も朝一番に、ちょっと無理をしてスノモが横転、積みなおして減量し、ロスした。一日のとっかかりに、一日のコンディションを占う出来事がいつも待っているようだ。

しかし、それでリズムに乗ればスラスラ進む。特にスノモの侵入を誤らないよう、確実なルートを誘導してもらう必要があって、少なくとも積載予定の材の場所に人が立っていることは最低条件になる。今日は新しい沢地で、方向によっては微妙に登り勾配になるために、500kgほどを積むソリ運転は慎重にならざるを得ない。

分担も誘導もうまくいったおかげで、午前と午後、各々10往復、1サイクルタイムは12分ほどとなった。スノモは毎分5000回転ほどで、時に唸りながら、積載重量にてき面に反応した。ヤードで待ち受けるtomik & mさんとの連携よろしく集積がどんどん進んだ。

 

写真左の左側一列の8割が今日の作業。今年の特長は、ざっと7,8割が35cmに玉切りされ、あとは割るだけの状態にあること。6月中に薪を終えて刈り払いに着手できる予定。これは昨年までの反省に対応した改良だ。

そして、ナラが多いこと。枯れているものも多いのでそれらは適当な長さにしてから林内に置いてくればこんな感じか。これまでのように枯れかかったシラカバや桜も少なかった。ざっと見ると7割がナラ。こんなことは今までなかった。

 

 
午後、和田さん、右田さんが手掛けた場所から材を運搬。あと数回往復しないと終わらない。

来週は、午前中、①残りを運んで、②高い切り株を切り戻し、③頭を出した埋もれた材を回収し、そのあとはいよいよ、薪割りに突入ということになりそう。

■春が来る
 
イタヤの樹液採集も本格化。「業務用」と称する太いチューブも登場した。なるほど、ポタポタ落ちるスピードが若干早い感じがする。なるほど、と感心。
  

kaiさんは直径10cm以下のウラ木(枝先)を丁寧に回収し、焚き付けに加工するのだという。完全な手仕事が求められるが、適当な長さに切って一本ずつ割っていく手仕事は苦にならないどころか、楽しみも見いだせる人も多いのではないか。

子供たちにもさせてみたい手仕事だ。実際、ある県でこんなことをやらせたら、子供らはゲームをしなくなったという。こっちの方が面白い、と。思えばこのような経験から遠く離れた現代の社会になってきたことに唖然とする。

エネルギーの話に限れば、林はまだ限りなく再生可能エネルギーを捨てている。あの枝先を集めて焚火するだけでもいい。薪ストーブがあれば申し分ない。思い起こしただけでも、頭がカラッポになりそう。

春の日差しが強くなってきた。地域がというか、北半球全体が春に向かっている、という実感がある。今週中にマガンたちの声が聞こえるかもしれない。

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