薪のある暮らしへ
NO.95
2017/03/04~

薪のある暮らしに入ろうか、ちょっと迷っています。
「なんだ、薪ストーブでなかったの?」と聞かれそうですが、
紺屋の白袴よろしく、他人の薪は作りましたが、多くのメンバーと同様、
自分用にはしないでNPOに寄付してきた格好。
あこがれの実現は封印して、個人的には小屋の中国製薪ストーブで満足するようにしてきました。
なにせ、薪調達が象徴するエコライフは本当に面倒だし、
勤め人の忙しい日常にちょっとなじまない・・・。
ですが、人生の後半、林住期に突入した今こそ、薪のある暮らしは開始できる・・・。
薪作りの手仕事は、人生後半に付随する能力低下に効果的なような気もする・・・。
手仕事という運動でもある・・・。

願望を持った時に一歩が始まる。そして念じたことは必ず実現した。
スローテンポではあっても、65歳で自分の薪プロジェクトが始まりそうだ。



雨で作業休みの翌日、現場一巡り

2017/04/23 sun 曇り時々晴れ 9℃

22日の土曜日は朝早くから雨やみぞれで、終日、雨が降った。予報から見ても当然の作業休みとなった。23日日曜日は、道路にまだ水たまりもあったが、雨はやみレーダーに雨雲もない。8時過ぎに、現場一回りに出かける。

■今年の成果は、薪24棚か26棚、甘い誤算で28棚
 

薪の周りを歩いて一回りし、薪小屋の上からも眺めてみた。目でカウントすると、26棚前後に見える。しかし、昨年が24棚だから、昨年より土場の薪が少ないとみれば24棚以下になる。いやいや、もっとあるよとなると26棚以上ということになる。今年もやはりよくわからないが、いつも少なく見積もる傾向にある。

kaiさんらがいうように小屋の周りで追加するのも方法だが、役所に届け出をしていないので避けたい。したがって、上の写真右のような、広場の境界部分の、大木で寝返り寸前のモノや傾斜木を危険予防で「除伐」という手法を取るのは賢い方法かも。1棚~2棚あると思う。29日の朝、ピンクのスズランテープでマーキングしたい。

 

現場に着いたのが9時。車を降りると、おっ、早春のさえずりだ。とりわけアカゲラのドラミングが3か所から聞こえた。小屋の裏にいたのが写真左。林床にはナニワズが咲き始めた。

■静川の小屋周辺で枝拾う
 

昨年、小屋に行った最後の日は小屋の「雑木帳」によれば11月26日だったから、5か月ぶりだ。懐かしいエントランスを撮影してまず無言の挨拶。

 

なんと、あの青空トイレ・Leaf Letが倒れていた。制作後数年になるが初めてだ。よいしょと立て直しておいた。テラスにテーブルと椅子を置いて「北の森カフェ」の再開。早春の雑木林で光る。

  

ミラクルな落ち枝はいくつかあった。意外に増えたのはタヌキのため糞。3,4か所になった。タヌキが増えているのだろうか。林道とフットパスで枝拾いをした。写真のように中鎌をもって、落ち枝を片づけながら歩いたら1時間以上かかった。空荷だと股関節への負荷がなく、股関節痛を感じないで十分歩けることもわかった。

4月15日の山仕事

2017/04/15 sat くもり 
abe inaba oyama kai tomik & m tuduki migita wada = 9 persons

草苅が 休んだため kai さんの画像を張りました。

やはり、材は足りないのではないか、近傍で調達してはどうか、という声がいくつか。
確かに雪が解けるにつれ、丸太の量が貧相に見えてきています。

風倒木か掛かり木の大木があるといいのですが、ちょうどドロノキの裏に幹折れの大木があります。
あれを伐倒してはどうでしょう。また、薪小屋の裏も少し出しましょうか。

 



上を向いて歩く

2017/04/08 sat 曇り 強風 3℃
abe oyama kusa migita tomik & m tuduki sekimura wada = 9 persons

■強風の雑木林で

 

今日も薪割り精鋭部隊が結集。雪が完全に消えて、山のように見えていた丸太の塊が実は雪がアンコになっていて、結果、地面に転がっているだけだったのをみて、内心かなりがっくり。危惧した通りやはり昨年より足りない、と実感する。

薪割り機はプラグを掃除(交換でなく)し、エアフィルターをmigitaさんのエアブラシできれいにして、ほぼ復調した模様。空気、燃料、燃焼室、エンジンオイル、そして点火プラグなど、メカに強い精鋭らが基本のパーツをつぶさにチェックしてくれたようで、ほぼ以前のエンジン音に戻った。ただ、フルスロットルにすると唸る。これは以前からそうだった。

■頭上注意

 

積雪期に紛失したスノーシューを探しに雑木林の作業現場に行ってみた。雪はほぼ完全に消え、北斜面に残すだけになった。雪が消えてみると、運び忘れた丸太やもう一度伐り戻したい散乱枝、切り株などもある。左上の腐ったハンノキも太い分だけずいぶん存在感がある。

それにしても風が強く寒い。枯れ枝もよく落ちていて、頭上を見るとこんなに枯れた枝は多いのか、と改めて驚く。落ちて当たったらひとたまりもない。したがって時々は「上を向いて歩かねば」ならない。

風倒木や幹折れの大木なども目に付く。そしてとても新鮮に見えるのが天然更新した若木(写真下右)。ヤマモミジの緑のシュートやコブシの実生がもっとも目立つが、ホオノキやサワシバも目に付く。残念だがめざすナラはほとんどなく、林の中ではいわば中層を成す脇役ばかりということになる。しかし、伐りすかした穴に、確実に後継木が見えるのは正直ホッとする。

なんとかなる。ナラの山取り苗かどんぐりから作った苗を植えてもよい。しかし、おそらくはエゾシカと野兎による食害とのバトルとなる。

 

フキノトウは正直だ。雪の解けたばかりの、いわゆる雪線に写真左のような若いものが出ているが、それから1週間や10日たったようなところはもう満開だ。

■孤独を愛して

 

右肩を負傷しているwadaさんは薪割り部隊を離れて、山林入口や池周りの修景作業に取り組んでいる。日頃から「孤独を愛するwadaさん」とわたしは冷やかしているが、この作業は孤独志向ではなく、右肩の養生のためだ。

しかし以前も書いた通り、wadaさんのように土地の人が自ら日常的に修景作業をする意味は偉大である。特に最も人が通る入口が気持ちよいかどうかは、散策利用などの動機につながる。200m先も見通せるような森づくりができれば最高だ。

今、wadaさんはそんな作業に着手していて、写真右のような池周りの藪を片付けもしている。それでも仕事は次から次に出てくるから、わたしたちは死ぬまで終わらないね、と笑った。晴耕雨読ならぬ、晴伐雨読のように、裏山のような身近なところで山仕事ができるのは林住期の日々の送り方としては最高だ。


■木の癖、割って知る

 

みんな、それぞれの斧を持ってきている。左はabeさんのスチール製。中央はtomikさんのフィンランド・フィスカー製。右はわたしの、日本は土佐のまさかり。割る瞬間の角度が微妙に差があり、スチール製が最も角度が広く重かった。フィスカーは軽量だがよく割れるような気がする。

今日は打ちそこないが2回あって、いずれも刃でなく付け根の柄を思い切り打ち付けたために、掌に打撃が響き飛び上がった。

みなさん、よく割れている。しかし時々なんでこんなにしつこいの?、といいたくなるようなものもある。外見は素直なのだが、写真右のようにやっかいなこじれた部分を中に持っている場合だ。たいていは枝の痕跡が樹皮に見て取れる。癒合してかすかに膨れているのだ。こんなヤツに何振りも費やすと無駄骨感が残ってしまうから要注意だ。

しかしこれもまあ、人生そのものではないか。因果応報、業のような原因を内包しているのである。だが、難関を避けてばかりはいられないのが人生、その点、「難しいのは機械に任せよう」と、ここの薪割りでは申し合わせている。割れないのは早々にあきらめて脇におく。ならぬものは、ならぬ、すっと素通りするのも渡世の妙味である。


町内会との連携、交流、協働は進むか

2017/04/01 sat 晴れ 3℃から5℃
abe inaba oyama kai kusa migita tomik & m tuduki sekimura wada = 11 persoms

■まさかりの薪割り隊、5人



木曜夜の春の淡雪で、遠浅一帯は20cm以上積もったようだ。むき出しになっていた丸太や薪の山が、再び雪化粧となった。

人力の薪割りは5人、午後から6人。機械は3,4人が交代。頭数が半端でないのと、折からの割り易さが手伝って、薪割り機に負けていない。それどころか、勝っている可能性もある。このままいけば、連休までに薪割りは終わって、5月半ばには薪積みも片付く可能性が出てきた。ともかく、余裕の2017年春、である。

コモンズの山仕事は本来こうありたい。

■町内会との連携

このところ、山林と隣接する遠浅町内会との連携が進みつつある。

探鳥会やキノコの食毒判別会、認知症予防と森林の関係を勉強する健康講話などのほか、町内会の方々が山林のフットパスをしばしば歩いている。自由度の高い林の利用は散策を中心にもっと発展してもいいところだ。

今シーズンは、これらに5月6日の「薪割り・薪積み体験」を加え、探鳥会は富永まゆみ会員のガイドで、昨年より20日近く遅らせ5月20日の開催。新緑の時期だから、散策目当てにしてもOKだ。

特に6日の薪割り・薪積みは、「手仕事」のセラピー効果を紹介したい。

薪割り、薪積みは手ごろな繰り返しの仕事で、没我の境地に近い人もいる。何かと考え過ぎの現代、自己を肯定するいい時間になるかも。

ともかく、NPO会員だけ独り占めするのはもったいないとの思いから発案したもの。手伝ってくれた方には、お昼はジンギスカンを一緒に食べようという企画。

先週末、さっそく町内会の幹事の方々にオファーのチラシを送ったところ。町内会事務局を中心に、機敏に対応してもらっている。地元の方々と一緒に動くコモンズ活動は一段と手ごたえがある。

町内会とは別に、今日は安平町の地域おこし協力隊の山田さんが顔を出した。当方の探鳥会と連携して何かプログラムをつくろうとしているようで、冬の間からコンタクトがあったもの。

歓迎するのはもちろんで、ついでにまだ雪のあるフットパスを利用して山林をちょっと案内した。以前から大島山林を「里山テーマパーク」とか「子供たちのプレイパーク」と呼んできたから、ゆるい規則のここならではの利用を進めてもらいたいところだ。





■機械の不調を知る

どうも薪割り機が不調だ。とうとう、トルクが下がって、厄介な丸太割りではストップする直前まで来た。oyamaさんを中心にエンジンオイルの交換とプラグ等の点検が行われた。油圧オイルは先日、富永さんが交換してくれた。

前々回、マサカリで薪を割っていたわたしはエンジン音がいつもと違うことに気づいた。聞いてみてわかったのは、生ガソリンを入れるところを間違って混合油を入れたようだった。入れ直すとようやくトルクが少し回復した。

推定される原因はもうひとつ。今日は朝からトルクが上がっておらず、エンジン音もおかしかった。行ってチェックしてみるとチョークが半開きのままになっており排気が臭い。不完全燃焼のようだった。

車やチェンソーなどもそうだが、不調や操作ミスはエンジン音などの変化として、てき面に現れるから、もっと注意が必要だ。今季はいろいろな人が交代で関わったためか、その辺がおろそかになったようだ。


人力の薪割りが機械に負けていない

2017/03/25 sat 晴れ 7,8℃か
abe inaba kai kusa migita tomik & m tuduki sekimura wada = 10 persons

■よく割れて、工程が早い


 

いよいよ、薪割りが本格化した。マイ・マサカリを持った人が5人、そして薪割り機に二人。薪割りに都合7人が掛かった。よく見ると、機械操作の段取りもあるがサイクルタイムは人力が負けていない。

というのにも訳がある。
一つは、今年はナラが多くしかも素性がいいこと。そしてもう一つとても有利なことは、まだ生木だということ。つまり、乾燥していないから、割れやすいのだ。いつもは連休頃から薪割りが進み、木口をみれば放射状にひび割れが入るころだ。言わば結構乾燥してから割っていたのである。今年はまったく事情が違い、下手をするといつもより2,3か月早い。そのためによく割れる。

だから、コブなどのない素性のいいモノを選んでいけば、驚くほど速い。機械はコブがあろうとねじれていようと、ほぼグイグイと油圧で力任せに割るから、それらは機械に任せた方が良いのだ。

雪景色と薪割りはまだなじみがないが、これを知ってしまうと戻れないかもしれない。「薪割りは、早春に!」。

■陸と空からの来訪者

 

人々が歩き始めた。団地の道を散歩する人の数が増えた。物珍しそうにこちらを眺めていく人も多い。とその中に、実際にこちらに入ってくる人たちがいた。林の散歩に行きたいのだという。春休みで、埼玉から遊びに来たというお父さんと娘さんのような女性ふたり。しばらく話し込んで林に消えた。

また、空には渡り鳥もにぎやかだった。

晴れあがった日中に、遠浅の薪ヤード上空を東南東から西北西の方角へ、ガンと白鳥の編隊がいくつも飛んで行くのに目をやった。そのつど、手を休める。中には白いのと黒いのが混じった親子の白鳥の群れもあったが、よく見るとそのなかにはちゃっかりとガンが混じっていたのには驚いた。羽ばたきのリズムが割とあっていたのがおかしかった。

夜も、自宅の上空で渡りが見えた。テラスの椅子で星空を見ていると、白鳥の真っ白なシルエットが音もなくスーッとウトナイ湖方向に移動していくのだ。うつくしさに見とれると同時に、春の躍動が静かに伝わってくる。


■「なんだか、伐るのは惜しいような気がするなあ」

 

右田さんからクルミの木の伐倒を頼まれていたのを、午後、片づけた。直径60cm以上もある大きなクルミは、2月ころ、abeさんが終えていて、今回はその時ふと枝を切った別のクルミ。

木は小屋のなまこ鉄板にくっついているので、まず、トラクターのショベルをあげてもらってそれに乗り、癒着している幹を分離切断。それからチョークであたりを書き込んでセオリー通りにくさびを使って伐倒した。枝分かれした大枝は見事で、本体を道の上に落とすべく調整して、隣接するハスカップ畑へのダメージを小さくするよう努めた。まあ、それはうまくいった。

大木はふつう魂を持っていると思う。だから太い街路樹が嫌いだという人もいるほどだ。この日もとなりの年配のひとがチェンソーを持つわたしにむかって、「なんだか、伐るのは惜しいなあ」という意味のことを言った。

つぶやいたような内容だが、明らかにわたしに語り掛けていた。わたしといえば、もう伐倒モードになっていたから悪いけれど無視した状態で言葉だけが耳に残って仕事を終えた。

民話に出てくる化け猫や動物たちのもののけも、加齢と老齢のものに限られる。齢を経て、超能力を備えるのである。田舎育ちのわたしは、直径2m以上もあるケヤキの大木の根元に住む一家に不幸が続き、ケヤキを伐倒した話や、そのあといろいろなことがあった、などという話の切れ端が頭に残っている。

こういう伐倒も考え始めると、雑念が消えないから、基本考えないことにしている。「頼まれたから」と割り切る。しこうして早々に現場を離れた。

■wadaさんの山仕事の意味
wadaさんから、休みの日に独りで伐倒してつくった丸太が若干あるから運んでほしいと言われた。薪ヤードから100mほどの、山林入口である。wadaさんは町内会の環境部長のような役割も受け持っているので、入口修景をしたようだった。行ってみると結構ある。鉄のソリで6回分ほど。

氏は今季、小田桐師範の講習によってチェンソーワークのスキルが格段にアップして、伐倒方向がある程度コントロールできるようになったとおっしゃる。日々の作業でも生産量が多くなっていることにわたしも気づいた。

大島山林は遠浅町内に直結する里山であり「森林公園」であるから、氏のような取り組みは実は理想だった。だから、この一歩は記念すべき一歩だ。願わくんば、若い後継者が一人でも生まれると面白い展開になる。さびしい逆説だけれど、NPOなんてよそものはもう要らないよ、といわれる時は果たしてくるのか・・・。


ガン集う日、薪割りも開始

2017/03/18 sat 晴れ 5℃くらいか
abe inaba oyama kai kusa migita tomik sekimura = 8 persons

■いよいよ、薪作りへ

 
先週で、除間伐の材は林内から運び終えたので、今日からはいよいよ次のステップ、薪作りに専心する。薪のサイズは35cmだが、細い10cmの枝なども採っているので、そういうものは70cmや105cmのため、35cmに裁断する手間がいる。これも結構ある。

だから、薪サイズに切る人3人、薪割り機で割る人2人、マサカリで割る人2人そして林内で切り株を伐り戻している人が一人。
 
切り戻しはoyamaさん。上の写真のように、切り株が突き出たところがいくつも散見された。堅くなった雪を掘ってこれを根元から切り戻す。丸太は運べるものは運び、使えるものは使う。昼は写真右のように土ソリを裏返しにしてその場しのぎのテーブルにした。雪のあるうちの薪割りは、妙な感じ。

素性の良いナラを選んでマサカリを振ってみたが、いつもながらたいていは一刀両断で、これなら薪割り機よりも早い。

■厚真のガン
 
夕方、土ソリの使いがっての報告に厚真の斉藤 さん宅を訪問。久々の話に花が咲いてつい長居してしまった。帰り際、向いの畑にいたガンたちにカメラを向けてみた。秋まき小麦のような緑のところにも昨夜は近づいていたらしい。落穂や落ちたトウキビならともかく緑の新芽をやられては農家としては気が気でない。しかし、一帯はのんびりしている。数日中に雪は解ける。

斉藤さんも昨夕の大群にはカメラを出して水路のコンクリートに身を隠して撮ろうとしたらしいが、いかんせん、真っ暗に近くて写真どころでなかったらしい。5時半ころ、まだ飛び立つ気配がない。その後7時ころ、ウトナイに寄ってみたが、まだ飛来していなかった。4万羽近く集結しているらしい。


春の日差し浴びて、薪材を出し終える

2017/03/11 晴れ 5℃くらい
abe inaba oyama kusa migita tuduki tomik wada = 8 persons 


約100往復、150km、丸太運ぶ
 
積み込みの3人と枝片付けのwadaさん、運搬担当などの記念写真。薪ヤードには、tomikさんとtudukiさん、migitaさんが張り付いて8名。右上は夕方4時半、薪小屋の屋根の上から。
 
薪ヤードで長材を玉切りするtudukiさん(左)、夜勤明けだという。スノモ運搬担当のわたしは(右)、暑くてヤッケを脱いだ。モンベルの下着とワイシャツだけでちょうどよい。

作業のメモによれば1月28日から材の搬出を開始していた。着手当初は一日8往復程度のゆっくりしたもので、2月の中旬から後半、そして3月初めをピークに一日約20往復した。

そして3月11日、東日本大震災6年経過のこの日、15往復して終了した。出過ぎた切り株、拾い残した丸太も探しながらの、本当の終了、片付け込の日だ。雪が多くてかなり縦横に走ることができたのが幸いした。しかし、スノモをこわさないよう、立木、切り株にぶつからないよう操作するのは、見た目以上にハンドル操作の腕力と神経を使った。

ざっと100往復から110往復した。一往復は1.3kmから1.8kmで、平均1.5kmとすると、ざっと150kmを走ったことになる。出納簿のエクセルをみると、ガソリンを80リットルから100リットル使っている。運搬時の回転数は毎分5,000回転、燃費は2km弱という計算になる。15家族約60名がエコライフをするために、化石燃料をざっと100リットル使ったことは記録しておきたい。

人もスノモもよく頑張った。いろいろな身体の不調にもめげず、筋力とちょっとばかりアタマも働かして、ひとまず、この冬のメイン作業を無事終えた。まずはお疲れ様でした。ちなみに、今日の平均年齢は約64歳くらい!!

■土ソリの出番
 

今季はじめてソリの補充にトライし、会員の斉藤泉さんが土ソリを作ってくれた。初乗りのころは雪が柔らかく、うまく使えなかったが、地盤が凍っている今回はどうだろう。最後に試してみた。70cmの材なら写真右のように積める。ただ、やはり、雪が地面のように堅いことが必須条件で、かつ、もっと重いもの材の方がよさそうだ。写真のような材でやってみたら、横ブレのため、途中、半分を落としてしまった。今後はここに材を載せて、記念のモニュメントにしようか。ポニーがいれば訓練用の土ソリと相成る。筒井さんは鋼鉄のソリをつかって夏もポニーにトレーニングとして曳かせていた。

■日差しが強く、ガンの飛行初見
 
春の日差しとなった。サングラスをしないと雪目の心配があるほど。午後は雪がくさってざくざく。長靴ではズボズボにぬかる、スノモもハマル。この日oyamaさんらが、オオヒシクイの飛行を見たという。

わたしも夕方、ガンの小さな群れをひとつ見つけた。今季、初。ウトナイ湖はまだ真っ白で、渡りは例年より少し遅い気がする。落穂拾いの田んぼもトウキビなどを拾う畑もまだ真っ白だ。週末はマガンたちの群舞を見にこよう。

帰り際、来週からの薪割りに備え、やかんやタンクなどテントの備品をトラックとスノモで薪ヤードに移動。ステージの交代だ。


先が見えた!間伐材の運搬ほぼ完了

2017/03/04 sat 晴れ 5℃
abe inaba oyama kai kusa migita tomik & m wada sekimura = 10 persons

ご苦労さまの一日 ~よく動く中高年への讃歌~
 

 
間伐材の搬出はいよいろ大詰めとなって、今日で終わるか、と期待された。が、結果的にはあと半日分が残った格好だ。ソリ1台に乗せられる見積もりが常にちょっと甘いことと、雪質を考慮すると無理をしない、つまり積み過ぎをしない方が得策だから、現実は控えめに積むことになるため。

実は今朝も朝一番に、ちょっと無理をしてスノモが横転、積みなおして減量し、ロスした。一日のとっかかりに、一日のコンディションを占う出来事がいつも待っているようだ。

しかし、それでリズムに乗ればスラスラ進む。特にスノモの侵入を誤らないよう、確実なルートを誘導してもらう必要があって、少なくとも積載予定の材の場所に人が立っていることは最低条件になる。今日は新しい沢地で、方向によっては微妙に登り勾配になるために、500kgほどを積むソリ運転は慎重にならざるを得ない。

分担も誘導もうまくいったおかげで、午前と午後、各々10往復、1サイクルタイムは12分ほどとなった。スノモは毎分5000回転ほどで、時に唸りながら、積載重量にてき面に反応した。ヤードで待ち受けるtomik & mさんとの連携よろしく集積がどんどん進んだ。

 

写真左の左側一列の8割が今日の作業。今年の特長は、ざっと7,8割が35cmに玉切りされ、あとは割るだけの状態にあること。6月中に薪を終えて刈り払いに着手できる予定。これは昨年までの反省に対応した改良だ。

そして、ナラが多いこと。枯れているものも多いのでそれらは適当な長さにしてから林内に置いてくればこんな感じか。これまでのように枯れかかったシラカバや桜も少なかった。ざっと見ると7割がナラ。こんなことは今までなかった。

 

 
午後、和田さん、右田さんが手掛けた場所から材を運搬。あと数回往復しないと終わらない。

来週は、午前中、①残りを運んで、②高い切り株を切り戻し、③頭を出した埋もれた材を回収し、そのあとはいよいよ、薪割りに突入ということになりそう。

■春が来る
 
イタヤの樹液採集も本格化。「業務用」と称する太いチューブも登場した。なるほど、ポタポタ落ちるスピードが若干早い感じがする。なるほど、と感心。
  

kaiさんは直径10cm以下のウラ木(枝先)を丁寧に回収し、焚き付けに加工するのだという。完全な手仕事が求められるが、適当な長さに切って一本ずつ割っていく手仕事は苦にならないどころか、楽しみも見いだせる人も多いのではないか。

子供たちにもさせてみたい手仕事だ。実際、ある県でこんなことをやらせたら、子供らはゲームをしなくなったという。こっちの方が面白い、と。思えばこのような経験から遠く離れた現代の社会になってきたことに唖然とする。

エネルギーの話に限れば、林はまだ限りなく再生可能エネルギーを捨てている。あの枝先を集めて焚火するだけでもいい。薪ストーブがあれば申し分ない。思い起こしただけでも、頭がカラッポになりそう。

春の日差しが強くなってきた。地域がというか、北半球全体が春に向かっている、という実感がある。今週中にマガンたちの声が聞こえるかもしれない。

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