ものごとの優先順位でフライは今どの位置を占めるのか?
老眼、雑用etc、フライと遠ざからせようと様々な魔の手が伸びる今。
フライというものを人生の中にしっかり位置付けておかないと、
やめる理由ばかりが闊歩する!

しかし、ホント、フライの穴と結び目がよく見えないのは深刻だ!!

日常的に釣りをすることV

〜樽前山の麓の森と川〜
2004/July〜


今年最後                             11月7日(土) 今年のFFはこれで終わりにしよう。決して多い釣りの日ではなかったが、時折、十分楽 しませてもらった。加齢とともにフィールドも狭くなり、遠出もせず、小さな釣果に満足 するなど、実に欲のないアングラーになってしまった。アングラーの風上にも置けない、 そんなアングラーだ。満足というよりは不満を持たない、という感じ。いやいや、それよ り、研究しながら釣る、あの現役を降りたかのような感覚もある。そんな人がなぜ、FF にしがみつくのか、と厳しく問われるかもしれない。それにはフィッシングは自然と呼吸 するひとつの方法だから、と応えたい。とまあ、ノスタルジックに今シーズンを終えよう としている。                                    最初の挨拶は、飛生川。ていねいにプレゼンをするとほぼ1発で18cmほどのきれい なヤマメがしっかり出た。さびもほとんどない。これを繰り返すこと3匹、それですぐ飛 生をあとにした。                                 まあまあのサイズ。  ウヨロに移ると、本流の流芯にはサケの姿が消えてヤマメが戻っていた。しかし、餌釣 りに釣りまくられていたのか、小さいサイズだけだった。支流ではサケが産卵の準備をし ていた。邪魔しないようにそっと歩いて往復した。                  川は寒々しい。わたしもフリースを着て。  3時から、森づくりの会にでるべく白老の駅前に行く。              


あの魚はなんだろう                        9月25日(土)晴れ 快適な牧場の道を抜けて川べりに着く。小さな川の二股にはサケが待機していた。 10時から川沿いでフットパス関係の集まりがあって午後3時ころまでグループを行動を した。川沿いのフットパスは産卵のため遡上してきたサケの大群を見ることができるのが 大きなウリだが、深みのテトラから水の中を見ると、たくさんの小魚がいる。体長2 〜4 cmである。あれはなんだろうか。一足先に産卵した魚の稚魚だろうか。パーマークは見 えなかった。      バスで札幌に帰る参加者を見送って、その川の上流でしばしロッドを振った。決して大 人のヤマメとは言いがたいが、2番のロッドであれば、魚はヒットと同時に水中を走る。 スレはなかった。リーダーシステム(透明な糸の部分)を12フィートほどに長くしたこ と、胴体の黒い小型のカディスを使うようにしたこと、そして軽いロッドへの交代などが 釣果好転の原因として考えられる。                         水量が多かった。  水温は14℃ほど。林は少し疲れてきたような茶色系。秋晴れ。どこか物悲しい夕方の太 陽光線になってきた。                              


食いつきが極めてよろしくなって                  9月23日(木)快晴 18号台風後、不安定な天候が昨日で開けて今日は雲のない快晴。こんなとき、家内も昼食 の段取りをする気迫が衰えるとみえる。@400円のカニ弁当の記事を見て、「今日はこれで いこう」とあいなった。雲ひとつない快晴、海も凪いでいる。  T川で、軽い#2のロッドに#3のラインを使ってヤマメを探ってみる。昼下がり、家 内は公園のようなところを散策し時にフェンス越しにギャラリーとなることにした。ここ はほぼ20分の約束。 水清く、水温15℃ほど  T川は少し大目の水量。下から小さな落ち口を攻めていって、確信の持てるポイントで 小さくチョボと出た。軽い2番のロッドをすかさずあわせると13,4cm のヤマメが懸命 に首を振ってやってきた。パチパチと音がするので左肩を振り向くと、家内が手をたたき つつ「小さいねえ、もっと大きいのいないの〜」という。「これが精一杯なんです〜!」 と多少むっとして大声で返す。#2のロッドでは決してチビヤメメが軽々しく宙を飛ぶこ とがない。これはうれしい感覚。淡々と#14程度のドライフライを投げてみると当初から4 キャストで 3ヒットした。やはり、タックルをグンと下げるのは方法だった。ところが、 自然食の茶系から、真っ白のビジブルなフライに変えた途端、アタリは消えた。水温は14 ℃。 水量が多く魚の活性はいい。川床は落ち葉が。  S川の様子も調べた。やっぱり白いバイビジブルはまったくあたりがない。そこでフラ イの胴体部分を真っ黒な素材で巻いたフライをつけてみるとこれがほぼ入れ食いだった。 赤いウェットフライは無反応だった。胴体の真っ黒なアントはやはり入れ食いだった。そ れから胴体黒の#14のカディスを振ると、小気味よくヤマメが飛んできた。あわせて1時間 半、6,7匹釣って満足した。スレが2匹だから、まだまだ無理な流れだ。反省。水もを飛ぶ 羽虫はほとんどなし、見つけたライズもゼロだった。 日が傾くと寒くなる。ここは砂利採取場のわき。


台風のあと                         9月5日 14:30-16:00  川の景色は抜群にいい 洗ったばかりのセダンを、ササの覆いかぶさる林道に進め終点までたどり着いた。川のヨ シや中州は洪水に押し流されたように倒れていた。 16号台風は白老に200mm近い雨を降らせ たからその名残だろうか。林道終点あたりはパスして踏み分け道を15分ほど登って川に入り 、下ってみた。ヒグマの心配があるので、クマスプレーを腰につけた。笹の中の見通しのな い道を一人で歩くのは、心穏やかでない。降りた川はまだ水量が多く歩きにくい。ヤマメは いるがまたもや小さい。フックオンしたチビヤマメが宙を飛んだ。やや大きめのヤマメをか け損ねたらそのあとはもう出なかった。  終点はparking。釣り人は多いのだ  時間に追われそそくさと下る。水温は15℃。活性は低い。サケはまだここには上っていな かった。まだ釣りになる。次回は、時間を忘れてやってみよう。五十を越えたおじさんFF Mに、格好の刺激がない。仲間、釣果、研究テーマ、その他。ここはさらに一考の余地大い にあり。                                     


小さすぎるヤマメ                   8月22日(日) 16:00-17:00 ヤマメは随分いる。流し方(ドリフト)に気を使ってていねいにするとシンコ山女が喰い ついてくる。恥ずかしいほどの小ささ、10cmほどだろうか。フックオンしやすい12 か13cm以上というのがもう釣りきられている。札幌圏の餌釣り師がどっと来るように なったとか、そんなことでもあるのだろうか。                    * 8/28 トップページに書いた反省の記 ヤマメが小さすぎて釣りにくい。無理にあわせるとスレになる… 。どうしよう、フライは したいし釣れないし…。しばし悩んだ後の結論、「いいではないか、たくさんいる彼らと戯 れれば」。「どうせ3、4匹もあわせればこれで十分とロッドをしまってきたのだから」。 支笏湖も釣れない状態が続いている?いいではないか、エンドレスに研究だあ!大体1、2 時間でいつもいい思いをしようという魂胆が図々しい…。そうなのだ。研究も集中する時間 も、フライの準備もほとんどままならなくなって、フライフィッシングの本番だけ思いつい たようにやってきて挙句「釣れない」と嘆いてみせる。「いやだねえ、このやり方」という 言葉を自嘲自分に投げつける。                            


あわせをやめる                 8月14日 白老川  4:30-5:30 shiraoi river 先日と同じポイントに入ってみる。13日の尻別川で#2で試して結果は変わらなかった から小ヤマメのヒットの激減はバンブーのせいではないということがわかった。で、くわ える気持ちのない、小さなヤマメが多いことにしてあわせるのやめた。フライがいたずら で水没するのが忍びないが、いくつか目でしっかりした掌サイズが向こうあわせで引きず り込んだ。手にすると目の直近にフックがかかっており、またもや合わせた格好。しかし あわせない、という手段で興味のヤマメとのみやりあう、という構図ができた。これだ。  上手の川べりにキャンプの家族が4,5つ。                    area map ていねいに流してみる                     8月11日 白老川 午後のひと時、毎年慣れ親しんだ本流の鉄梯子したに入る。養鶏場の悪臭が海側からにお ってくる。この100mほど上流の右岸にも、実はおびただしい量の家畜糞尿が素掘りの 池に捨てられオーバーフローさせていたのを発見した。この下流500mにもそんなプー ルがあって常時生の畜尿が注ぎ込んでいた。飛生もしかり。この現状に、遊び人のアング ラーがどこからどう意見陳述ができるのか。これはずっと前から見てきた事実であり、煩 悶のもとでもあった。                               river  で、フライとヤマメ。日陰を見つけて車を止めると、ちょうど良い踏み分けがった。な がれの急の本流とその両側にたっぷりと瀬脇ができるのがここのいいところ。本流にもゆ るい瀬脇にもヤマメがいる。が、基本的にくわえないのは一緒。ドラッグがかからなくと もくわえないし、フライのサイズを#14程度にしてもあまり変わらない。これ以上小さ い番手はフライのアイを通すのが難儀だから使わない。これかもしれないが面倒。   


虫のながれに似せること              8月8日 飛生17℃ 敷生 25℃ bush 今までなら必ず釣れていた各ポイントでヤマメにコケにされている。今日も、飛生のポイ ントで結構大きなやつ(15cm)からパームサイズまでまじめに相手にされなかった。 アタックはするが、ことごとく食いつかない。去年と全く同じ流し方(ドリフト)のはず だしキャストの方法も、ラインのシステムも同じはず。なのに釣れない。         気分をかえて敷生川に行ってみる。平板なチャラ瀬から細い落ち込みに入った石の間で ヤマメらしいライズがある。しかし、やっぱり咥えない。場所を移動してちょっと大きな 深みのあるポイントにいく。砂地の足跡は、釣り人のものがなくシカだけ。しめしめ。こ big-pointjaritori muzan こでもパームサイズのアタックがあるが、食わない。ドリフトを変えて、自然な流れにな るよう、ロッドを持ち上げているうち、素早いあわせにやっとひとつ。しかし、スレでえ らにかかっていた。やはり、ナチュラルなながれになっていないのだ。フックをはずすと きに、えらが少し切れた。元気に泳いで深みに消えたが、無理にあわせるのはやめようと 猛省。


トビケラの抜け殻                          7月25日 猛暑 rindou no deai 夕方、3時過ぎに家内と白老へ。家内を白老のプールにデポしてから川へ降りる。餌釣り 師のような人が一台。ここのところ、森野も魚はすれていたが今日も凄い。フライを尾っ ぽで蹴っ飛ばすだけ。フライを小さくしてみようと試みたが、如何せん、針の穴に糸が通 らない。いらいらしてやめざるを得なかった。                     石の上にはトビケラの抜け殻が無数に張り付いている。なにか、おびただしい数の昆虫 が発生した、という痕跡が見える。                         今年は川へ来る回数が圧倒的に少ない。時間が取れない。フライの穴も見えない。ヒ ットもイマイチ。                                 帰途、仙台藩陣屋あとの前の芝生と大木が目について触れてみた。個人の庭のようだが、 樹木の太さと量が凄い。                             
 
どうして食いが悪い?                        7月18日 森野 林道にゴミが捨てられわたしの車では進入が阻まれる。歩いていつものポイントに近づ く。川幅30mもあるのでポイントは探りにくそうだが、隠れ零誌石が見える。その前後に ヤマメが潜んでいる。昨年よりシンコの着いているポイントは多いが、いずれも食いが悪 い。食わない。15cmサイズがきたが、咥えなかった。なぜか。十分、フライは小型だが。 釣り人の車とすれ違ったばかりだが、釣り人の数が多すぎるか。           




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