
vol.8
時々、畑など農地に触れたくなる。歩いて、かつゆっくりしたい‥。
実は、工業都市と言われる苫小牧に、美しい田園「ミニ美瑛」がある。
隠れたルーラルパラダイスといったところだが、いかんせん、
歩く道があまりないのだ。
植苗(うえなえ)のルーラルパス
こんな風景が続く植苗地形が緩やかな苫小牧の台地は、農地は美英的な畑作が中心となり農業景観もいささか美
瑛に似るところがある。毎朝、札幌に向かう通勤列車の窓からこの風景を見るためにわた
しはできるだけ右側に座る。
JR千歳線の脇にこんな道がある。 畑の中にはこんな作業用の道があるが少ない。
この農業景観は、散策してみたくなる。ドイツの田舎で見た飾らない普通の風景である。
ここに手ごろな道があればルーラルパスとなって、ファンも出てくるだろう。しかし実際
は、大型農業のいつもの例に漏れず圃場の規模がけたたましく大きく、くにゃっと曲がっ
た歩道やトラクター道路がない。
牧場や採草地はやはり歩きたいもの。 トウキビ畑ももちろん悪くない。
それで線路沿いを歩くことにした。保線区の管理道路のようだ。まあしかし、これはこれ
で、列車の便数が多すぎないからのんびりした気分にはなれる。あとはコース取りだ。そ
して、椅子を置けるようなスペースがあればそれでいい。今回はひとまず予備的なレポー
トとして、後日また晴れた日の画像とともにアップしたい。
牧柵の脇の道も魅力的だ。
道が少なすぎること、鉄塔が真ん中を
走っていること、これが課題か。
注:植苗は苫小牧の北東部にあり千歳市と隣接。苫小牧の中心部
から国道36号線を通り約20分。訪れた場所は植苗駅の裏手、
つまりJRの東側にあたる。