ウラヤマニストの白秋期讃歌

NO.105
2019/07/04~



この6月末で、44年3か月の勤め人生活を終え、給金を伴う仕事というもののシバリが消えた。
恨みがましくシバリという言葉を書く割りには、やりたいことをやらせてもらった
幸せなサラリーマン人生だった。
終わってみれば、お陰様で、と感謝申し上げたい事が山のようにあり、
それに引き換え
無思慮で恥じ入るべき所業も数知れなく思い出されるので、それはしばらく封印して
回想の玉手箱に入れておくことにする。

そうして、いよいよ、人生最大の収穫期と言われる白秋期を、名実ともに生きていくことになった。
歳を取った一年生の気分である。
これからは、これまで切れ切れにしか味わえなかった念願の時間を、大手を振って過ごすことになる。

が、幸か不幸か、時間ができたころに身体の機敏性や体力が落ち、不具合も多くなり、
かつて入れ込んだ山登りはもちろんとうにやめ、2艘のカヌーは売りさばき、
フライフィッシングのロッドも部屋の隅に何本もただ林立するだけでいつの間にか帽子掛けになった。
激しい動的な営みは遠ざかった。

そうしていよいよ残されているのは、平地林徘徊のウラヤマニストの生活で、
美しい雑木林をめざしつつ、そのゴールは薪ストーブのある暮らしになりそうだ。

たかが雑木林であり、薪であるが、それは半世紀前に始めた山の日々に体得した焚火の延長としてあり、
「雑木林&薪」を丸ごと堪能する薪ストーブのある暮らしが、デンと構えている。
これは若かりし頃、考えてもいなかったゴールデンタイムだ。

林を見定め、抜き切りする樹木を決め、寒気の静寂のなかでチェンソーを駆使し、
丸太を作り、薪にしていく一連作業。
このローテクの作業のサイクルの中に、わが白秋期の要諦があるように見える。

home

雑木林だより トップ



シーズン末期のハスカップ摘み

2019/07/20 sat くもり 時々はれ 20℃ 
hamanaka2 satoh3 oyama inaba ohsawa2 sasaki2 chiba2 takahashi6 kiriki saitoh2 tomik kuri kodama
Barbara kusa =27 persons

■7月20日なのに採り残しで十分な収穫




この1週間、雨模様が続いてきたのにようやく雲が薄くなって、暑くなく、蚊がおらず、微風、気温は18~20℃、絶好のハスカップ日和。

先週7月13日の土曜日が苫東立地企業の家族サービスデイで、過去最多470人が採ったとは思えないちゃんとした実のなり方で、夕方まで三々五々、思い思いの収穫が確保できたようです。これは予想外でした。
それにしても、雨が心配された3連休の初日に470人もの家族連れがきたとはどういうことでしょう。再び、ハスカップは人気がでてきたのでしょうか。

1週間後のNPOコモンズ関係者のハスカップ摘みは総勢27人。シーズンの後期であること、大勢が採った翌週であることなどから、今回は積極的な広報はできませんでした。「それでも良ければどうぞ」と。

それでも集まった精鋭です。いわゆる勇払原野の風物に惹かれた「ハスカップ市民」。収穫に向けたスタイル、容器など、それぞれ工夫の跡がしのばれ、まだまだ進化中といったところ。調理もさまざまで、ジャムのほか近年のブームは塩漬けのようです。来年は調理と味自慢コンテストでもしたい感じ。


■ドイツ人のバーバラさんが飛び入り参加



19日、白老のバーバラさんからコンタクトがあり、「ハスカップ採りたい」。先日、メールのやり取りをしたばかりでしたが、うまく連絡が取れず、偶然の携帯連絡、そして開催前日の偶然のオファーで滑り込みセーフ。20日当日は、道に迷ったとはいえ、定刻の9時から10分過ぎにハスカップ畑に登場。お見事です。

バーバラさんはドイツはデュッセルドルフ生まれで神戸など日本在住約40年。名刺に書かれたプロフィールでは、兵庫と北海道の物産に関わるイベントなどに参加し、神戸の甲南大学でドイツ語と文化を教え、アイヌ文化を支援、大学では建築を専攻、関心は自然、スポーツ、そして(文化)人類学。全道のアイヌ民族に強い興味を持っており、神戸と白老の2地域居住もそんなご縁のようです。

結果的にバーバラさんは丁度2㎏のハスカップを収穫。これでジャムを作り、製品化する由。
欧州人のベリー好きはつとに有名ですが、バーバラさんのサンドイッチはクワの実が入っているのをチラッと見ました。日本人にもクワを食べる人はいますが、ジャムを作って常食にされる方はきわめて稀です。どうもベリーに対する眼差し、渇望の度合いが違うと、私は以前から思ってきました。





森を歩きたい、とおっしゃるので1周3kmの林道ショートコースを案内しました。

「素晴らしい森。ドイツにいるみたい」
「子供のとき、おばあさんによく森に連れて行ってもらいました」

バーバラさんは都会よりも田舎の小さな町が好きと言い、キノコや木の実など、道ばたの色々なモノに気づいては立ち止まり、観察。ハスカップも樹林のそばの方が葉っぱが大きく栄養状態もいいのではないか、と科学者らしい仮説をたてて味も確かめながら採り比べていました。

わたしは、

①この森やほかの緑地がディベロッパー(苫東)の社会貢献で維持されていること、
②日本はドイツと違って植生のバラエティーが高く成長速度が早いので里山のような絶えず人手を投入する管理方法でないとたちまち荒れてしまい快適な林にならないこと、
③日本の放置された身近な山林はまず気持ちのいい里山状態に近づけないと人々は寄り付かないこと、
④この山林はその里山状態をかろうじて継続してきたこと、
⑤経済的な管理のために林道の両側を一定幅だけ手入れして手抜きするモデル手法を実践していること、
⑥私はその手伝いをしてきたこと、

などを歩きながらお話ししました。

もちろん、苫東の雑木林に顕著な、「ミラクルな落ち枝」(写真最下段の左)についても説明し、わたしの多少手前勝手でスピリチャルな位置づけも紹介すると、うなづいてくれました。その昔、ドイツの田舎町でリロさんという女性ハンターに狩猟の森を案内してもらった際に、冥想やヨガ、メンタルでスピリチャルな話になった時、彼女も深い理解を示したことが頭に浮かんできます。

2,3年前も日本語の上手なドイツ人のアン畠山さんがハスカップ摘みに来られました。森と外人というくくりで思い出せば、米ミシガン州のバーレンハイトさん(女性)、オランダ人のW青年、中国黒竜江省の森林系の役人、ソウル大学の林学科一行、スコットランドのアバディーン大学の研究者一行などをつた森山林、大島山林、静川の小屋、ハスカップサンクチュアリなどに案内したことがあります。

中でもドイツの方がもっとも自然に対する向き合い方が真摯で感性が高いという印象が、わたしにはあります。そしてドイツ人と親しいある方に、ドイツ人は自然の「気」を感じる能力が優れている、と聞いたことをよく思い出すのです。個人的には、わたしがいつも美しいと感じるドイツの林に幼少から親しんできた方に、わたしが関係する勇払原野の林を「気持ちがいい」と言ってもらえるのは、実は望外の喜びだったのでした。

印象深い一日になりました。


こまごま作業、目白押し

2019/7/15 mon くもり 24℃
solo-work

■ブルーシートの追加と長持ち&簡便戦略

薪の積む場所と列の考え方がだいぶ共有されてきました。
あと、小さなことながらうまく見せておきたいのが薪の屋根、即ちブルーシート。最後の後始末的作業として地味に済ましてきましたが、経済性や持続性など統一する必要も出てきました。しかし、まだ手法が共有されていませんでした。

安くて長持ちする方法になんとなくたどり着きましたので紹介します。


左上↑が標準形

丸いリング=ハトメが壊れやすいので、軽そうな2kg程度以下の丸太をその棚の上部から選んでつるします。異形の重いものを使うのは、ハトメの強度からかえってマイナスのようです。そのかわり風であおられた場合はその都度補正する必要があります。

今、使っている1.8m×3.6mのシートは縦5個、横では3個の穴がありますので全12個、これを全部使って、その代りおもりを軽くするわけです。

ハトメはナイロンロープを1.3mから1.5mのリングにして右上のように通して、丸太を吊るすリングを右下のようにしてここに薪を入れます。こうすると薪の顧客は薪を簡単に外して持ち帰ることができ、シートだけ残していきます。



5kg以上もある丸太や薪を吊ると下左のように荷重がかかり過ぎ、ハトメが壊れていきますので要注意です。

この1間×2間のシートの在庫が、先週はコーヨーが3つしかなく、弥生町のホーマックは昨日4つしかありませんでした。今後を考えると、あと6,7枚は必要。ナイロンロープも昨日で使い切りました。次回まで調達しておきます。



①同じボリュームの薪棚を②同じ色のシートで覆い、③整然とした列状に並べ、かつ、④その間を2t程度のトラックが横付けできること、⑤シートは使い捨てでなくできれば使いまわしする

これが目下の共通課題です。

■鋸刃による刈り払いの後始末


刈り払い機にも微妙に向き不向き、得手不得手があって、使いこなすための工夫が要るようです。

金曜日にsekiちゃんが刈ってくれた林のへりの草地には、実は刈った草の畝(うね)ができており、後始末が必要な状態でした。それで、急きょ、除雪用スコップを取り出して集め、笹ヤブに寄せました。上の写真2枚とも作業後です。

畝(うね)はわずか3日しかたっていないのに、すでに蒸れて臭いにおいがして、かつ太い土場ミミズが何匹も棲んでいました。

メンバーが昼食したりするエリアは、刈った草が均等に分散するナイロンカッターでやはり仕上げたいところです。あるいはレーキで集めておく必要があります。

ただ、下の写真のように、茎の太い牧草やカヤツリグサのように芯の堅いものはナイロンでは効率が落ちて、ここはやはり鋸刃の出番です。15日は鋸刃で時々地べたの根っこも深剃りしながら、フットパスまでつなぎました。



■薪割り機の対応



ようやく薪割り機の破損部分と様子がわかりました。

しくじった薪割りのもととなった丸太は一方の木口が斜めになっただけの、直径20cmほどのなんでもないものでした。プッシュするほうの四角のブレードの当たり方が悪くてめくれていったようです。

migita さんとsekiちゃんの二人の作業でしたので、丸太が見慣れない動きをしたと気づいたときにレバーを止めれば何でもなかったはずですが、きっとあれよあれよという間の出来事だったのでしょう。migitaさんはレバーに右手指2本を挟みそうになって辛うじて抜きましたが、すんでのところで指の骨をくだくところでした。

昨年のKさんの事故、今回のヒヤリハット事件など、マンネリに陥らず、基本を守り、異変に気づいたら俊敏に停止させるなど、お互い、こころがけを新たにしたいものです。

さて、今後の対応ですが、薪割りはまだまだ太いものが残っていますし、木口の黒カビも心配です。さっそく製造元に部品交換が可能か問い合わせて、可能ならば修理、万が一、修理不能であれば早急に買い替えが必要です。そのため、

①薪割り機修理の実績がある森鉄工さんに修理をお願いする

②部品名を問い合わせるために、oyamaさん、migitaさん、森鉄工さんの3人で破損部分を確認し、新潟の製造元に連絡

③部品があれば調達して、森鉄工さんで溶接を含む修理をしてもらう

なお、修理費が高くついて新品の方が経済的とわかれば再考します。

また、だいたい機種も検討してみましたが、ピストンがダブルで割れるスグレモノなどもありましたが、概して重厚で重く、値段も高いことなどから、買い替えの場合は、現在の機種と同様のホンダウォークの、対応圧13トンあたりが望ましいと考えられます。これだと、前回購入時と同じく送料込み23万円です。



7月13日の画像(kaiさんの報告画像)

2019/07/13 sat 遠浅は晴れ 温度不明
kai tomik oyama = 3 persons

雨上がりで参加者、少なめ



このところ、ずっと本州の梅雨に付き合っているような天気で不安定な日が続きます。土曜日は前夜からの雨で山行きはやめと決め込んでのんびりしていたら、tomik さんから「遠浅は晴れてる」と掲示板に書き込み。

(わたしは前夜、札幌の送別会もあったので、真夜中の決意どおり欠席を決め込んで15日月曜日の作業を決める。)


写真説明

①薪割り機が12日にアクシデントで壊れたようで、oyama さんと tomik さんが善後策を検討。kusaがH機械に行って色々聞いてみたが、力の掛かるところは補修は効かない、と。単純な作業なはずだが、異常な力がかかるような丸太は、薪割り機とは言え、避けてあげた方が賢明。もしかのときには跳ね返る危険もある。

②migita さんの差し入れのトマト

③3つ目の棚はtomik さん

④ブルーシート3つがかかった。7/15、どこかで5,6つ調達予定。



平日、雑木林に来れる幸福

2019/07/08 mon 曇り 20℃
solo-work

■薪を積み直し、しみじみ眺める薪の素顔



働き盛りの人々が、仕事に出かける平日に、「あ、わたしは今日仕事に行かなくてよかったんだ」と何度言い聞かせたか知れない。仕事をリタイヤしてたった1週間もたたないうちの話である。考えてみると、こう述懐した後に感じる安堵、この幸福感は何物にも代えがたい。この「思い」を味わうために半世紀近く仕事に縛り付けられてきたともいえる。

そんな月曜日、遠浅の薪小屋で、崩れたというkai さん預かりだった薪ユニットを、恐る恐る積み直した。写真左の左側だ。ちょうど2列半=1棚(2.7立方)が残されており、これに新しい薪を1棚プラスするところ。ただ、積み直してみると、天井あたりがスカスカになった。少し緻密に積んだせいだろうか。

ついでに、先週、inaba さんが積んだ右隣も積んでみた。手前の2列目が前かがみになってきたところへoyama さんが来たので、押さえてもらってカケヤで打ち込み立て直した。



積み直した薪(左、右とも)は、昨年の痛恨の「カビ薪」。割ったのち、野積みにしている間に長雨に会い、木口がかびてしまったのだ。これもそろそろ割って約1年、来年使用時は2年半モノになる。

外に積んだ薪をじっくりと見て回った。小口を見れば樹種だけでなく林の生い立ちをも偲ばせる壮大なストーリーが彷彿としてくる。








■応急措置「ヒグマ、来ています」




ヒグマらしい確認をしたmigita さんが第一発見者として派出所にコンタクトをとったところ、苫小牧の本署に繋がって、警察に役場も加わって、6日夜は大変な騒ぎになったようだ。第一発見者の意味はかくも大きい。結論は「通りグマ」ということになったようだが、安心はできない。

人が来るように案内をしている、半分公的な意味を持つ公園は、一応、関係者に周知するのは、面倒だけれども仕方がない。残念ながら、夏場、林を歩く人はほとんどいないが、フットパスに掲げたサインの余白に、クマ情報をメモした。気づかないかもしれないが、まあ、こちらも心構えも込めて書いて回った。

ピンクの白墨などの方が良かったかな、とちょっと反省した。その方が消すのも楽だ。



勇払原野、あちこち

2019/07/06 sat 曇りのち晴れ 22℃
kusa + コモンズ研究会3  & 作業班 inaba oyama kai ohsawa tomik wada migita = 7 personn


■厚真の震災の爪痕とハスカップ



環境コモンズ研究会のK先生一行を厚真町のハスカップ農園に案内。穂別に向かう道道沿いにも、
斜面崩壊の現場はまだまだ生々しく残され、農園の一部も罹災していた(写真左)。
写真右はたわわになったハスカップ。

成りは、今年も悪くないが、罹災により生産量は見込めず、一般開放は7月7日で終了とのこと。
K先生は約2時間で2kgを採取したが、一年分となればこれでは足りず、午後もう一か所を回った。
同じく2kgを採取し「これで1年分は確保できました」。

先生の場合、『ハスカップとわたし』の発刊の祝詞で書かれている通り、
瀧澤紫織NPOコモンズ代表理事から、ハスカップが身体のみならず認知症予防などにも
効能を持つと聞いてからは毎日ハスカップを食するようになり、出張先などでハスカップを食べることが
できない日は体調不良を感じると、ほぼ真顔でおっしゃるほどのハスカップびいきになった。



上の写真は、原野である。原野であっても手つかずであればハスカップは粒は小さくてもたわわになる性格、
本性をもつことがわかる。

逆に言えば、わたしたちが見慣れたハスカップの実成りは、実は人が少しずつ採取した後の途中経過だったり、
熟していくつかが落ちた後の枝である可能性が大きい。

わたしはこのような混んだ実成りを実はあまり美しいともカッコよいとも感じなくて、ひたすらプロポーションの
良いハスカップの構図を求めてきた。過密状態はあまり絵にならないと思うのだ。

下の写真(故・中村千尋さん撮影)も右のカット(ジャムのパッケージ・草苅作)も素材は曇りの勇払原野だった。
枝が短くいかにも原野らしい。そこに3、4個の実がなっているだけ。もう30年近く前の話。



■虫のいない7月の雑木林のそよ風



研究会一行と別れた後、静川の小屋に顔を出してみた。もうアクセス路はまた刈り払う必要があるほど、
草は伸びた。樹木はすくすく成長している。葉っぱが茂ると林は暗くなる。だから着実に成長している
ように感じる。

テラスにたたずんでいると眠くなる。そよ風で20℃くらい。蚊もアブもいない、絶好の昼ね環境だ。
リタイヤ後のこれからはいつでも来れる。そう思っただけで幸せだ。

■ヒグマは通過型から定住型へ替わるのかヒグマとの共生の時代が来るのか



先週は苫小牧市静川の備蓄基地のフェンスをヒグマがよじ登って侵入したというニュースが
あった。同じころ、安平町遠浅のメガソーラーの地域でもクマが見つかった。その前は大島山林の
家庭菜園や神社の境内に足跡が発見された。

そんな折りも折り、研究会一行と別れて静川の小屋でたたずんでいると、migita さんから
携帯の呼び出しが届いた。フットパスの朽ちたカラマツを積んだところが何者かによって
ばらばらに荒されており、oyama さんによればヒグマがアリを探してめくったものだろうとのことらしい。

そのあと、migitaさんがシカの試験地に電気牧柵を点検に行くと、藪の中に何者かがワサワサと逃げて行った、
クマのように見えた、という。色々勘案すると、大島山林内にヒグマがまだいると思われるので、
町内会の会報を通じて山林への立ち入りを控えるよう案内を出してはどうか、ということの相談だった。
第一発見者・migitaさんから町内会と派出所へのご連絡をお願いした。

これまで、苫東のヒグマはいずれいなくなると考えられてきた。通過型と言えるもので、何度も目撃が
相次ぐということがあまりなかった。しかし昨年あたりから、ヒグマの地域内発見は7、8回以上に及び、
今年も港や弁天沼など、あちこちに出ている。ハスカップの自生地などにもいる可能性は否定できない。

ヒグマが夏場、苫東内に定住することになれば、考え方も変えねばならない。
ヒグマとの共生、である。

ただ、ここで考えておきたいのは、ヒグマは前からこんな状態で夏場は苫東で過ごしていて、変わったのは
人間の数と携帯による通報の頻度ではないかということ。
いずれにしてもいつもいる、と考えるに越したことはない。



*kai さんから作業画像レポートアリ



薪ヤードの丸太は割り終え、いよいよ薪小屋へ積み込みを開始した模様。その際、積んだ薪が荷崩れを起こして(手前)、
また人手が必要になったのが判明。(kusaが4時過ぎに現場を見て、顛末がわからなかった)

熱くてテーブルは日陰に移動して昼食。昼寝風景の画像もあったけれどもこれは省略。


サンクチュアリで自生ハスカップを摘む

2019/07/04 曇り 17℃
inaba kusa



■勇払原野のサンクチュアリを貸し切り状態


いよいよハスカップシーズンの到来です。5月の末の花の時期に来てみると、例年より花数は少ない印象でしたが、いえいえ、実の数は平年並みのようです。ハスカップは今年やや早めに熟しているようで、6月から柏原に車が来ているようです。今日もいすゞ自動車南の道道沿線と国道235号の間に何十台かがみえました。

わたしたちが入ったサンクチュアリ一帯は一組を遠くに見かけただけでinaba さんと貸し切り状態で、雨の二日間に熟した実がかなりついていました。

しかしながら本物の原野産は実がさすがに小さい。ただ、いつも思うことですが原野に自生するハスカップはやはりうまい!雑味のバランスがいい!甘みを強調したとされる栽培物より断然おいしいと思うのはわたしだけでしょうか? 今日は、メンバーのinaba さんを誘って、動画撮影のモデルになってもらいました。そして棒の先にデジカメを載せてドローン風の画像を撮ってみました

3mほど上空にカメラをあげるだけで、「ハスカップ原野」の実像に2,3歩近づけるような気がします。これはいずれ、動画「コモンズってなあに?」に使用するための試し撮り。いくつかの動画を編集していきます。

朝九時前にサンクチュアリの前の駐車帯につくと、奥の方から3人の男女が黒いピックアップの方に戻ってくるところでした。

「あ、kusa さんだー!」

ぎょっとして近づいてみると、四季の料理のKさんたちでした(上右)。6時から仕込みの前の二時間、初めてハスカップ摘みに来たとのこと。ペットボトルには2キロ近くがありました。

「まだ、青いのが一杯あるよ」

お店は5月中旬、NPOの出版記念パーティでお邪魔したところで、当日の会が始まる前に新刊を寄贈し、サンクチュアリの場所をそっと教えてあげたのが現実になったようです。しかし、この日この時間に偶然お会いするとは、まったくの奇遇です。不思議な縁と言えます。また、お邪魔せねば。


■小さな発見、更新の姿か


また今日はちょっとうれしい発見がありました。いつもの大群落からやや離れた、まだハンノキに覆われていないゾーンに、若いハスカップ群落があったのです。背丈は20cmから60cm。それも一面の群生です。

また、ハスカップトレイルができている中心地をよく見ると、親木のもとではないところから、30cmほどのハスカップがいくつも散見します。原野のハスカップはどのように更新していくのか、まだよくわかってはいませんが、とりあえず、若い世代が確実にあること、育っていること、はわかりました。そこはこんな風景です。

これらの若い群生地をさらに西へ行くと、300mほどで写真右のような湿地帯の原野にぽっかりと出ていきます。スゲ科植物やハンノキ,ヒメシダなどが、谷地坊主の上に生えていてミズオトギリが目立っていました。この湿った一帯は、先の若い群落の予備軍になるゾーンで、数年前、ヤチボウズの中にハスカップの稚樹やツルコケモモを発見しています。湿原の動画はこちらです。

home

雑木林だより トップ