森林の、林業ではない別の扱い

NO.133
2026/01/05

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苫東コモンズ 地域活動15年の歩みとこれから


「広葉樹二次林を手入れした林なんて見たことありませんね」。
道の水産林務部に勤務するた方を静川の雑木林のフットパスに案内した時に話された感想の言葉。

「いい木を伐って、そのくせ期待していた除伐もしないで手入れと称している」「林をボロボロにしていった」。
こちらのふたつは、近くで業者と契約して実施された作業跡の、森林所有者の受け止めだった。これに対して林業行政に携わった別の方は、それが林業活動として普通の姿だとみていた。

苫東方式あるいは苫東コモンズの保育は、林業の技術は使うが一般に言われる林業ではない、と大分前から気づいていた。はっきり言えば造園に近い修景作業なのである。材は結果的に発生するが目的ではない。

だから「枝なんか片づける暇があれば次の現場に移る」とある林業マンは、わたしの仕事を見て少し冷たく言ったものだ。つまり、わたしが主導して行ってきた35年余りの行為は、表題のように「森林の、林業ではない扱い」だったのである。それがこの頃、どうしたらこういう林になるのか、と聞かれる。

なぜ、これを目指したか、それは身近なところで行われる林業や森づくりがわたしのメガネにあわなかったからである。わたしは、こつこつ、ひっそりと、癒されるイヤシロチを目指したのである。庶民がつい行ってみたくなるような風景を、まず小屋の周りから始めた。



盗難もシカの躯もなし

2026/01/06 tue 晴れ -1℃ 室内-13℃

■まずは安堵の年明け





年末年始はマイカーが使えなかったので、年末は 12/17 に小屋番を終え、今日が今年初めての小屋だった。気がかりだったのは丸太の盗難だったが、今のところいずこも無事だった。監視カメラもチェックしたが、対象画像となるものは自分以外になかった。

また、撃たれたシカの死骸も付近にはなかった。オジロワシが二羽、上空を旋回していたがそれだけだった。雪はほとんどなくて、木々の幹や梢には、ハシブトガラとゴジュウカラ、キバシリがいてフットパスを巡る時は双眼鏡を首にかけて歩いた。出会ったのはつがいのようなクマゲラだけだった。

それにしてもかなり寒い。室温は―13℃、ベランダは-1℃で気温差は12℃もある。こういう日は、入口ドアも3枚の窓も全部開放して、相対的に「温かい」外気を入れる。

薪ストーブの灯り窓を掃除しようとしてティッシュに水を付けて吹いたところ、さすがにガラス面で氷となって磨くことはできなかった。作業の意図もなかったし、薪がもったいないような気がして、フットパスを歩いた後はベランダ瞑想でしばし時間を使い、現地を離れた。気持ちのいい新年の雑木林であった。


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