自伐型林業が示すもの
NO.94
2016/12/03/~

高知県で産声を上げた「自伐型林業」、いよいよ北海道でも名前が
使われるようになりそうだ。
自伐林家という呼び名はもともとあって使われていたから、
それと何が違うかと言えば、既存の森林組合や委託の仕組みに依存せず、
むしろ批判的な立場で取り組むあたりか。
多額の資本投資はせずに林を地域経済に役立て、
環境保全と雇用と修景に寄与するスモールビジネス的林業はわたしたちにも一部
共通する当たり前の活動だと思うし、道内各地のそのような活動が
メジャーに取り上げられなかったことの方が不思議だ。
その隙間に視点を与えネットワーク化し賛同者を集めてきたN氏の足取りを
わたしは遠くから傍観してきた。
林の立地も取り組む人も多様でどこも特殊事例だ。
それをつなげる名前のようでもある。
つなげていけば政治的な声にもなるが、ひょっとしてそこがねらいか。



材の搬出、もう一日かかりそう

2017/02/25 sat 晴れ時々曇りと雪 1℃くらい
abe inaba oyama kai kusa migita sasaki tomik & m tuduki wada sekimura = 12 persons

総勢12人でとりかかる薪づくり

 

 

 
                                  
雪が解け始め雨も降る2月末。この日が事実上、スノモによる材の搬出のピークで最終日と踏んでいた。しかし、そうはいかず、沢の中にひとまとまりを残して25日の搬出はエンド。幸い、林の中の積雪は60cm近く、搬出路や林道でも路面が出たところはない。ひょっとして、来週も楽勝でスノモが使える雰囲気。これは儲けもの、といいたいところではあるが、その反面で、硬い雪に埋もれた材を掘り出すのも一仕事だ。おまけに材同士が凍っているから、掘って大トビで離していくことから始まる。

それにしてもの人海戦術。夜勤明けのtudukiさん、遠浅のポパイ、ことsekimuraさん、札幌からの助っ人sasakiさんなど総勢12名の山仕事とあいなった。

山と薪ヤードの分担もまあまあうまくいった。藪出しの前段の掘り出し、小運搬に3、4名、薪ヤードに1,2名、スノモに2人、伐採に3名。午前中だけの人、午後からの人、さまざま相まみれて早春の山仕事は進んだ。

ありがたく、かつ、難儀するのは雪。たっぷりの雪のおかげで、少なくとも午前中は林内を縦横に侵入し運搬できた。古い切り株にソリが衝突する心配がほとんどいらなかった。だから薮出し班の誰かの姿が見えたり、進入路を誘導してもらったりすれば、運搬のサイクルタイムは格段に向上するのだ。これはかつてない積雪のおかげ。

ただ、ザクザクの雪ところ、柔らかいところで、スノモは2度スタックした。積んだ丸太を下ろしてやり直す徒労感は応える。一日8トンほどの丸太を人力だけ積み下ろしし、その中には一個が50kgに近いものも交じるわけだから、実は午前中だけでヘロヘロになる。だから午後のスタックは二重にガックリくる。

■さて生産量はどうか
 
2017/02/25 ↑
 
上左は昨年の3月5日。翌週に運材は完了。さらに翌週、平成28年3月19日が右。

今季初めて、薪小屋に登って薪の集積状態を見た。上の2枚である。これだけでは明らかに昨年より少なく見える。しかし雪面の下に60cm近い薪が隠れているのだ。スペースが足りないとみて、つらい作業だったが最初は材をいつもより高く積み上げたのである。だから、まずまず、というのが楽観的な一つの見解である。上の画像比較だと、3月19日段階でまずまずのようにも見える。ただ、昨年と絶対に違うのは、今季、かなりの材が、玉切りを終えていること。薪ヤード係りのtomik夫妻が、材を待ち受けて玉切りしてくれているからだ。だから雪解け早々に、薪割りは開始される予定。

■春の営みはカエデの樹液採りから
  
今週からいよいよ、イタヤカエデの樹液採取が始まった。もうやめた、という人、今年ももうそろそろかな、という人、様々。なんとなく、ブームは過ぎつつあるようだ。採る営みは、山菜取りとはひと味違う、しかし、まぎれもなく山菜取りの風情がある早春のこの行事は、道内全体の人気イベントになっているようだが、活用策がまだ確立されていないようだ。つまり出口がぼんやり。だからきっとブームで終わるだろう。

今日はメンバーのarakiさんから、カレーライスと自家製あんドーナツの差し入れがあった。山もりのご飯を全部いただいた。毎年、ありがとうございます。ごちそうさまでした。(^_-)-☆


スノモの底ヂカラ知る

2017/02/18 sat 曇り 0℃くらい
inaba oyama kai kusa tomik migita wada = 7 persons

スノモがよく働




2月にはいって、材を運ぶステージを迎え、ようやくスノーモービルの出番になった。どうも力になりそうで、それでいて新雪にもぐったり、氷で滑ったりと、今一つの感もあるスノモだが、今日は違った。

まず、昼前にmigitaさんの軽トラが、雪道にはまってしまったのを軽々と救出した。氷のわだちからはずれた四駆の軽トラも簡単にスタックして脱出が叶わなかったのを、まあ軽々と引いた。思えば毎回500kgほどの材を引いていたのであった。

また、午後一番、わたしの懸案の宙ぶらりんの掛かり木にロープをかけて予定の方向に引っ張った。これも一発で問題解決した。こんなことで気が晴れ晴れするから不思議だ。掛かり木は「気がかり」なものだ。(座布団イチマイ!)

わたしたちは、7,8年前、人力でFRPの大型ソリを引っ張るという、超原始的な方法で、藪だし、運材をスタートさせてきたから、コープさっぽろの助成金にNPOの予算を加えて購入した「スノモ」による運材が、身の丈にあった手法だとみてきたし、平坦なこの土地ならではの恵まれたやり方だと考えてきた。が、ビジネスとしては立ちいかない「のろさ」「非効率」だ。これも承知している。限界は甘受する。

一方、馬搬が人気のようだが、国内外で見たり聞いたりしていると、生き物を扱う心地よさとなんとなく好ましいイメージはあっても、飼育して調教して馬を輸送して、運ぶ量は決して多くはなく、その総合的労力とコストのパフォーマンス性はわたしは低いと断言する。

ともあれ、スノモに惚れ直した一日だった。また、ようやくスノモのこの機種の特性と癖みたいのがわかって、無理と危険も次第に判断できそうになった。ともあれ、来週末が正念場になる。修景に配慮した荒れない雑木林の保育は当面、この方式と体制でいく。

■人工数と生産量の関係

 

目下の関心は、昨年と比べて材の生産はどうか、だ。内輪だけならともかく、近年は薪を当てにしている顧客会員がいて、NPOの重要な活動財源になっている。

昨シーズンは見かけで65立法m、24棚を生産した。昨年はabeプロが間伐に7日、薪づくりで9日、合計16日稼働し、今年はこれまですでに正味6日伐採専門に張り付いているが現在は指の治療で養生中。一方で昨期はoyamaさんが伐採期間にあまり作業できなかったから、トータルすると、昨年と今年は伐木の戦力としてあまり差がないか、やや多いことになる。しかし、なんとなく昨年よりは2割以上少ないのではないか。

 

と思って、薪小屋前で積み下ろしと玉切り(上右)を手掛けている tomik さんに、現場(下)の残材を見てもらった。直感は大事だ。土場と現場と両方をざっと見た氏は、「いいとこ行ってるんじゃないですか」とおっしゃる。これが本当ならかなりの朗報となる。

めざせ!昨年並みの24棚!
思い起こせば、毎年今頃はこんなことを言っている。そして結果は意外と予想に反して多かった。



材の運搬本格始動、19往復

2017/02/11 sat 曇り 2℃
abe inaba oyama kai kusa tomik & m migita = 8 persons

絶好の搬出日和に19往復

 

予定のチーム編成で本格的に材の搬出を開始。積雪は十分で、切り株はほぼ隠れ、林道は凍り、スノモの
無理も効く。午前中は林内の材の積み込みにoyama、inabaの2名(写真上左)、薪小屋前はtomi夫妻。
これで午前の2時間に11往復した。周回コースの延長は今回から1.5km、1回11分がサイクルタイムと
なる。

 

しかし午後はちょっと力が抜けてしまって2時間で8往復となった。実際疲れるのである。平均15kgから30kg
くらいの丸太をぴょんぴょん積み込んで、またどっこいしょと下ろす。一台に400kgを積むとして20回やれば
8トン。積み下ろしだと合計16トンを人力だけで動かすわけだ。なかには50kg近いものも少なくないから
疲労困憊も当然なのであった。

■材生産のスピードと効率の良いチームの理想
 

それでも今年の材生産は昨年より少ないようだ。雪解け前の搬出と並行して間伐も並行させる必要がある。
今日はkai さんが午後、伐倒専門になった。はかどるためには、大物を先行させ玉切りを70cm以上、枝片
付けもそこそこにしないといけなくなるが、結果的に「積み込みに難儀」し、「枝の散乱」につながっていく。

早く進むと当然しわよせはどこかにいく。写真右の丸太は、意欲満々の午前はなんとかこなせるが、
午後は「カンベンしてくれ」状態で持て余してしまうのだ。「誰だ、これを伐ったのは」と笑いながらぼやくことも。
わたしも省力化でこれをよくやった。自分で運ぶ段になって、いつも反省するのだった。

だからわたしのみた林業の伐採夫らは、奥さんやテコに当たる人にひとりついてもらい、枝の片付けをして
もらっていた。薪ならそのサイズに玉切りしてもらうのも助かる。時には林で枝をすべて燃やしていた。
2,3年前、わたしもinabaさんと組んでやってみたことがある。やはり、快適な理想的なサイクルが生まれた。

そんなわけで、帰りぎわkaiさんと、直径25cmを超えそうな丸太は、積み下ろしの負荷を考慮し、35cmに
することに打ち合わせ。枝は雪解け後、みんなで高い「切り株の補正」(来年のスノモ運行のための切り戻し)と
ともに半日やることになるだろう。これは晴天の春の日差しのもとでしたい。

■手のしびれ

チェンソー仕事で手がしびれている人はいないだろうか。

かつてログハウスづくりで毎日チェンソーを使っていた頃、睡眠中手がしびれていることに気づいた。この頃も
目覚めると手がしびれている。スノーモービルもよくないようだ。約20kmを乗りっぱなしだったが、やはりいつ
になくしびれた。しかし冷たくはない。わたしたちの山仕事は、作業のインターバルも自由で週1日程度だから
特に心配はないと思うけど、わたしの場合は坐骨神経痛や股関節痛などすでに持病もあるので、気を付け
たいと思う。この体を長く現役として使い続けるために。


気がかりな掛かり木へ

2017/02/08 wed 晴れ 0℃ kusa

平日の山仕事

掛かり木が片付かないのと、本業の札幌の仕事の区切りもあっって、平日の水曜日、休暇をとっていつもの時刻に
山に来た。スノーシューがないと仕事にならないが、あいにく年末、玉切りした場所に置き忘れ、今は雪の下。

そこでカナディアンのウッドのスノーシューを持参した。しかし、やはりというか、案の定というか、枝を切っている
さなか、トップにバーが軽く当たってしまった。4,5年前の買ったばかりの時はフレームを傷つけ、今回はフレームの
ほかにストリングも損傷。ガックリだ。折をみて鷹栖のダニエルさんに修理してもらわねば。

 

掛かり木は太い方の本体はなんとか切り落としたが、片方は右のモミジと左のナラの両方に絡んでおり、
モミジを倒しても残るはず。それで宙吊り状態のままにした。来週、ロープをかけて引っ張ろうかと思う。

去年のチェンソー研修でやった傾斜木の三角伐りをしてみた。うまく倒れたが、研修の写真を家で見直して
みると最後のバーの入れる位置が違った。テンションがあるのでどうやっても倒れるが、ツルの多い少ない
が違う。今回のわたしのではツルが小さい。今までやってきた追いツル伐りで十分なこともわかった。

 

この量ならあと2日で運搬可能

ひとりの山仕事現場に、札幌のT林業の監督がスキーはいてやってきた。北電の線下地の伐採を8人の
山子さんが遠浅川沿いで始めたらしい。もっといい進入路がないか調べに来たという。で、しばらく、歓談。
プロとの情報交換もいいもんだ。

 

玉切りの終わったところをぐるりを回ってみた。これなら今週末と来週で運びきれる。だが、今の薪需要には
ちょっと足りない気がする。だから、2月の残りの3日は積み手、下ろし手、それに運び屋の3グループと、
さらに伐採する人に分かれてみたい。

徹底して運びきり、一方で丸太をもう少し供給する。安部さんは抜糸後も作業は無理だろうからkaiさんの
右腕にかかってくる。これは責任重大だ。開眼した和田さん、右田さんも戦力だが、和田さんは階段から
転んで顔面を負傷したらしいから、戦力としては今は未知数。最大で8人しかいないから、4つに分けたら
足りない(笑い

【そこで計画見直し】

①伐採=kai (wada)右田
②山の積み手(雪下ろし込)=oyamaさん、inabaさん 
③薪小屋の積み下ろしと玉切り=tomik & m さん 
④運搬= kusa

tuduki さんは適宜、随時、どちらかに。
今のところ、こんなベストメンバーで参りたい。

伐採はやはり股関節にわるい

早めに終わったら静川の小屋の様子を見にいくつもりだったが、3時ころまでかかったのと、どうも股関節が痛み、
臀筋(でんきん)も痛み出したのでやめた。動物検疫所から小屋まで15分×2を歩くのがつらい。やはり、
伐採の一連の作業はわたし
の股関節にダメージのようだ。恐らく、丸太とチェンソーの重量負荷だと思う。やりがいのあるチェンソーワーク
だが無念、残念。
 


搬出2日目、マイペースで

2017/02/04 sat 晴れ 0℃
inaba kai kusa tomik & m migita sasaki = 7 persons

雪深く、難渋、しかしコツコツ


大寒を抜けたけれどまだ雪は降る。2月1日、搬出用の林道は吹き溜まりで埋まってしまった、とトラクターで除雪してくれたmigitaさんはおっしゃる。60cmはゆうにある。

さすがに切り株も何もが隠れて、林は銀世界になった。今月、縦横にスノモを駆使すれば、材の搬出はめどがつく。来週が正念場になるだろう。予定の分担でいきたいところ。

今日も各人、分担によって仕事を進める。午後、札幌からバイク乗りのsasakiさんが手伝いにきてくれたのでスノモの運転を頼んで、私はやり残しの掛かり木を片づけた。

 

林内に積んだ材の雪を払いのけ、凍り付いた丸太をトビなどではがすだけでも一仕事。これを二人でこなしつつ、約1km」北のヤードへ運び、また同じ二人で下す(上左)。かくて仕事は遅々としている。が、それでいい。午前と午後で8往復。これが20往復になるころ、ピーク。

上の右の写真はmigitaさん。先週は数日間入院加療したのに、週中日(なかび)の除雪だけでなく、今日も早々にきて、ブドウ蔓に絡まった枯れ木を片づける。80歳を数歳越えた超人。

 

左、tominaga夫妻。右はわたしの午後。中央が掛かり木になっていてトビで向こうに引いているところ。掛かったイタヤを伐るのは危険と見て、持久戦に持ちこんだ。

 

スコップ、大トビ、フェリングバーなど、総動員して肚を決めて取り組む。慌てない、急がない。あやうく、掛かっているイタヤを伐ろうかと誘惑にかられ気持ちは傾いたが、抑えた。正解である。


*スノモに燃料を入れて帰ろうとバックすると、はまってしまった。毎週、
 危うい後進をして脱出してきたのが、今回はダメだった。kaiさんに
 手伝ってもらっているうち、arakiさん夫妻も来てくれて、けん引ロープで
 脱出。5時を過ぎていた。


材の運び出し初日、ご寄付を受ける

2017/01/28 sat うす曇り 0℃
abe oyama kusa kuri tomik wada sekim + maeda/hug = 8 persons

■予定通り、材の運び出しを始める
 

いつもの材の運搬を今年は計画通り1月28日、積雪十分なこの日にスタートさせた。土ソリもこの日にデビューしたが、新設の雪道では抜かるばかりで、堅雪までお休みいただくことにした。写真左のデモ用の仕上がりは、この後、材を下ろした。(^^♪

鉄ぞり(右)はどうかというと、これまた凍り付いてしまって氷の地面からはがすのに30分ほどかかった。しかし柔い雪の上は底面積が広い分だけ有利で、これで10往復近く運搬した。

スノーモービルの全走行距離がこの日、600kmに達した。現在の周回コースは1.9kmで、空の走りも含めてこの日だけで22kmほど走行。スノモの納品は2013/12/21だったから、丸3年と30日、4シーズン目だ。ずいぶん昔のような気もしたが、ついこの前だった。

■山林内でご寄付を受ける

メンバーのkuriちゃんを通じて、白老の前田育子さんから森づくりに対するご寄付をいただくことになり、現地で簡単な授与式が行われた。

前田さんはプロの陶芸家として活躍されるかたわら、廃船などで使われなくなった大漁旗を再利用してバッグや服(アロハシャツ)などの日曜グッズにして販売、其の売り上げの一部を旗提供の自治体の森づくり活動グループに還元している。

海を豊かにする活動といえば、漁協婦人部などの植樹が定番だが、前田さんは植えるだけではなく、伐って育てる(除間伐と材の利用)も今最もニーズの高い森づくりだとして、今回のご寄付にいたったもの。

前田さん本人が、28日は10時前にkuriちゃんと安平町遠浅の山林にみえて搬出の手伝いをされ、お昼に授与式。苫東コモンズのoyama理事に渡された。

 
■思い思いの作業

 

 

今年は作業分担をちょっと明確にして効率化を目指している。具体的には、12月は雪のない状態で伐倒に専心、1月も後半までは伐倒とその周辺作業として選木マーキングと搬出ルート下見。そしていよいよ1月下旬の28日から搬出というわけ。

1月14日の日記で書いた試案は下記のとおりで、今のところ順調。今日は山の積み込みをkuriちゃんと前田さんが、運搬はと積み下ろしはkusa & sekimura で対応。

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・・・分担案は下記。(1/28から1か月くらい)

●伐木 abe kai migita wada
●積み込み (山) oyama(またはkusa)
   〃   (小屋前) tomik tuduki
●運搬 kusa(またはoyama)

小屋前班は運ばれてきた材を下ろすほか、空いた時間は長材(70cなど)の玉切り、薪割りを含む。運搬は、腰に不安のあるoyama ,kusa の2名で交代する、というのが試案です。体調、ご希望により調整します。

以上は山子(やまご)力仕事で、inaba , tomim さんの女性陣はテントとその他適宜お手伝いを。


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*TAIRYO HUG

前田さんのFACEBOOKUから、「TAIRYO HUG 大漁育」の画像を以下に紹介します。

 



これは動画。⇓

https://www.facebook.com/TairyoHug/videos/324428124359126/











(1/22 試算)
シーズン、何本伐採すれば昨年並みの生産ができるか?


⇒⇒結論 「根元径25cmのものに換算して、男性7人でひとり20本」

(算出方法) ・10mまで採材できることにして、末口の直径二乗法を使用
         ・3m、3m、4mに分割して計算し合算




毎年、どのくらい生産できているかが、割って積んでみるまで推測の域を超えませんでした。

が、もう少し予測できないだろうか。また、一人当たりどの程度伐採すればまあまあの量が確保できるのか?

昨年生産した40.8立法メートル(24棚、12軒分)の場合はどうか、試算してみました。少し太めの直径25cmだと1シーズンにひとり20本ずつ7人で間伐をすれば、いける、ということになりました。

これを12月から着々やっておけば、楽勝ということになります。

雪ニモ負ケズ

2017/01/21 sat 晴れ -5℃
abe oyama kai kusa tomik & m migita = 6 persons

■雪穴掘って、木を伐る
  
19日、40cm近い雪が降った。テントがつぶれていないか、またもや心配でまた早めに来てみた。前日、migitaさんがすでに完璧に除雪してくれていたのでアプローチは車で奥の広場までOKだった。

右田さんもほぼ同時にテントに着いたので、テントの屋根の雪を下ろし、落ちた雪をスコップで排雪した。やかんをストーブにかける時間を少なくしたので、結露が少なくなり、テント内は濡れなかった。

で、雪のしわ寄せは伐採にはね返る。根元を掘るのにも難儀する。この日2本目のナラは手ごわく、微妙に掛かり木にしてしまった。ベルト・シュリンゲがあったので木回しを試みたが、無駄だった。来週、大トビでオオソドックスにずらすしかない。気温はマイナス5℃、帰るころはマイナス6℃ほど。

■プロとアマの違い
 

  

migitaさんからabeプロへのたっての願い、「二本のクルミの伐倒」に立ち会った。複雑な応用問題で枝も入り組んで、かつ特別注文もあっていわゆる「危険伐採」と呼んでいい。

しかしそこはさすが、プロ。「的確な判断」と「スピード感」あふれる作業に目を見張った。手早い見立てと処方、素早い正確なテク投入。この「素早い安全作業」は究極のわざであり、アマチュアには難しい。

このクルミ、畑に日陰をつくるので、migita夫妻の懸案のクルミだったらしい。もう一本は納屋の屋根に食い込むように立つクルミで、これはちょっと粗末なトタン屋根に上っての仕事。シバレて大雪のこの時期を選んで頼まれた真意は伺い知らないけれど、いいプロのデモを拝見できた。85に近い老夫婦への人助けのようでもあったから、abeさんには今年きっといいことがあるはず。

ところで、実をたくさんつけるクルミを見直したのは、その枝の複雑な伸び。陽光を効率よくキャッチし、幅広く根を伸ばすべく、3次元的にかなり広範囲に空間を使っている。枝を切りながら、なるほどと感動。材は比較的やわらかい。


材はまだまだ、仕事はもう無理しない、思えば若くなかった

2017/01/14 sat 晴れ -6℃
abe oyama kai kusa tuduki migita (wada) = 7 persons

■材はまだまだ

  

  

雪がたっぷり降り積もった。右田さんのトラクター除雪のおかげで小屋まで車で行ける状態だが、山仕事となると、ツボ足はかなり抜かる。年前からの作業で材はそこそこできてきたが、前期の生産量にはまだまだ達していない。というか、広場に搬出してみないとわからないというのが本当のところ。

<薪ヤード>
搬出先の薪ヤードはどうするか、一応のイメージを入院中のベッドで書いてみた。小屋前は、運搬用トラックの進入路を確保して、その対面に小屋に収納する5ユニット分(10棚)を置けばよい。あとは外積み(ブルーシート)だから、適当に分散してよいことになる。スノーモービルの進入路は常に確保しておく必要はある。

<仕事分担案> 緑字が修正、加筆分。
入院中にabeさんとネットで作業のやりとり。わたしの案は、まだ材の集まりは品薄なので、21日まで全員で伐採、月末の28日から運材開始というプランを立ててみた。

その際の分担案は下記。(1/28から1か月くらい)
●伐木 abe kai migita wada
●積み込み (山) oyama(またはkusa)
   〃   (小屋前) tomik tuduki
●運搬 kusa(またはoyama)

小屋前班は運ばれてきた材を下ろすほか、空いた時間は長材(70cなど)の玉切り、薪割りを含む。運搬は、腰に不安のあるoyama ,kusa の2名で交代する、というのが試案です。

以上は力仕事で、inaba , tomim さんはテントとその他適宜お手伝いを。



■今年の予定
年の初めに主だった今年の予定を作りました。詳細はスケジュール表を開いてください。主な事項は下記。今後、どんどん増やす予定。

・3/上 第17回理事会と、苫東との事業協議
・4/下 決算と事業計画書
・5/6  薪運搬、販売(江別、新札幌)、薪割りボランティアとBBQ
・5/20 遠浅町内会との探鳥会(ガイド oyamaさん)
・7/1-2 研修旅行(小樽、余市方面;高川山林、エコビレッジ)
・9/16 第18回理事会
・10/21 第8回総会と育林コンペ・中間合評会(@小屋)
・10/28 チェンソーのスキルアップセミナー(小田桐師範のDVDをもとに@小屋、講師abeさん)
・11/上 大島山林の散策と健康講話(講師 瀧澤先生)
・12/9  山の神参拝

■お互い、もう若くなかった
朝、oayama さんとの会話の結論、「お互い、若くないので無理しない範囲でいきましょう」。かねてから「年寄、半日仕事」などと声をかけていたものの、イザ仕事を始めると、つい無理してしまうことがある。その加減をもっと緩くしようという話です。

わたしも今回の入院で、改めて少し思い知った。大腸憩室炎は運動不足、野菜不足、水不足などいくつかの発症因子が挙げられるが、その中に「いきみ」「りきみ」がある。

わたしの見立ては、伐木運材はこの4つめの因子に関係が深いと思われる。今回の発症を勘案すると、特に年末12/29にスノモのダイナモを回す時にかなりの時間、力み続けて気が付けばずっと奥歯を強くかみしめていたのがアヤシイ。エンジンは掛からないはずだ、何かの拍子にハンドル右のエンジンストッパーが落ちていた。恐らくこれがとても案配悪かったのではないか。奥歯をかむなんて、よほどのことであるが、ダイナモの始動はこれを要求する。

こんなことでも炎症につながる可能性は十分。また、肩が上がらない人、転倒して上半身打ち身で通院している人、ヘルニアで手術する人、などが相次いでいる。山仕事と直結している人はいないのが幸いだが、いずれにしても安全第一、はやりの言葉で言えば、セーフティ・ファーストでいかねば。

■わたしの今日の仕事
 
午前は搬出路探しをした。積雪が十分なほどあるので昨年より楽であるが、その分、伐木がはかどらない。雪に埋もれているとはいえ、埋もれた切り株などに当たらないよう、主たるルートは事前にトレースしておいた方が安全だ。各自が作った小さな山土場を縦横にめぐるルートにアタリを付けた。毎年、神経を使う。

もうひとつ、南東のルートをショートカットする必要があり昨年からの懸案だったが、よさそうなルートに白樺のイヤらしい折れ木があるのがずっと気になっていた。折れた部分が、チェンソーの振動などで急に落ちてきたりで危ない目にあったことが2,3回あったのだ。今回は枝の方からソロソロと切り、簡単に動かないことを確認して、伐倒。材もまあまあ、使えそうだった。


2017年の山仕事はじめ

2017/01/07 SAT  天気 曇り 0℃
ABE OYAMA KAI TOMIK & M MIGITA = 6 persons

■kaiさんの報告(掲示板より)

(草苅は憩室炎の治療で入院中のため、掲示板へのkai報告を転載します)

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昨日のテント内はびしょびしょでした。結露がひどく、下がった骨に頭が当たるたびに雨が降る感じでした。

inabaさんのいない山仕事はやはり水不足でした(^^ゞ


出席者はmigitaさん、tomiご夫妻、abeさん、oyamaさん、私でした。昨日の雪ならmigitaさんの除雪のおかげで、FF車でも奥の広場まで入れたと思います。

 

雪は深く、スノーシューを履いていてもズボっといきました。作業がしにくく、玉切り中に先っちょをチェンソーでちょこっと触ってしまって、脱いでしまいました。でも林内を歩くには必須です。


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積雪60cmに足取られる

2016/12/29 thu 晴れ -4℃
solo work

積雪は苫小牧20cm、遠浅60cm
 
年末年始の休暇初日、家の雑用片づけてからスノモのガソリン補てんとテントの除雪を兼ねて山仕事に向かった。予想外の積雪で、玉切り用のバカ棒を刺してみるとなんとほぼ60cmもあった。バカ棒は35cmごとに赤いテープを巻いており、雪面すぐ上の紅いテープは下から二つ目の70cmだ。

  
当然、ツボ足では仕事ができないと判断してスノーシューをはいて出向く。スコップでまず伐倒しておいたナラの雪を除雪して始まる。枝の小切りなどは時々躓きながらの作業になるので、いつものことながらそれだけでも難儀する。

3時半まで作業したが成果はがっかりするほど。気を取り直して丸太を積んで、記念撮影。

テントはこの冬、もつかどうか
 
驚くほど中央部が垂れていて、不安になった。わずかな積雪なのに、落ちないでたまっている。それ程弛みがある。春までもつだろうか。


テント、再度、SOS

2016/12/24 sat 晴れ -3℃
abe kai kusa tomik & m tuduki migita = 7 persons

■仕事納めはテント補強

 

木曜日から大雪のあと、みぞれのような重い雪が降って作業の実施もテントの存在も危ぶまれた。そんな中、遠浅の2会員との交信で、とにかくテントの様子も見る必要があり、migitaさんがトラクターで除雪の準備をしてくれていた。ありがたい。

まず突破しなければならないのは、団地の角地。ここに除雪作業会社からいつの間にか雪の塊が積まれてしまうこと。通常は固まって氷になっている。これはトラクターなどの重機で動かさないともう埒が明かない。このあたりの難関は、80歳を悠に超えたmigitaさんが、小屋までの除雪も一緒にクリアしてくれた。

 
昼食後の憩いとトイレ除雪


テントはまたもやへこみ、馬の瀬状態。氷を含んだ雪を下ろし、テント周りをみんなで除雪し、トイレもアクセスを確保。今日はこれだけで昼になってしまったから、午後からはつっかえ棒2本を駆使してテントを補強して山仕事は断念。スノウシュウを履いても仕事のしにくい状況だったからこれはこれで仕方がない。降りたてのフワフワ雪は難儀するのである。

荒れた日の翌日の林はいつも美しい
 

 

一方の林は、格別美しかった。枝先まで氷が張り付き、クリスタルのように輝くのだ。仕事の合間、ただただみんなで眺めた。林道のトレースのため、ドロノキの自称「grand'pa」に顔尾を出して参拝した時も、神々しい偉容が輝いて見せた。

陽が傾いてから奥の林道に入り込んでみると、やわな樹木が軒並み氷の重みで枝を垂れ、フットパスに覆いかぶさっている。そこを何度も何度もかいくぐっているうち、わたしとスノモ雪だらけになってしまった。

スノモは朝の新雪はわずかな傾きで転倒しそうなくらい不安定だった。しかし、夕方になってみるとさすがに安定してきて朝のようなリスクは薄らいでいた。刻々、自然は移ろう。


作業テント、雪につぶされる

2016/12/17 sat 曇り -3℃
abe oyama kusa tomik wada = 5 persons

大雪と雨で青テント崩壊と復旧

15日、林道の除雪に来てくれた会員の右田さんが、テントが雪でつぶれているのを発見、翌16日、和田さん、関村さんの3人が復旧作業をしてくれた。9時半から1時半までかかった由。テント内には這って入る状況だったというから、惨状は推して知るべし。

土日月の大雪のあと、13日の火曜日は雨だったから、テントに積もった雪はかなりの重量になったはず。反省しなければならないのは、昨年までテントの補強のために、帰るときはテントのポールを支える支柱を2本、必ずかませていたのを、今季は全く忘れていたこと。雪に対する心の準備がまだ、できていなかった。

そういえば、先々週の作業を終えて帰るとき、わたしは一枚の写真を撮った(下の左)のだが、ずいぶん広々としている、と思ったものだった。(やばい、この時気づくべきだった) 本来なら私とストーブの間に、撮影には邪魔な、つっかえ棒が2本あるはずだった。

下の写真右は今日の昼。一見前と変わらないように見えるが、天井が下がって時にヘッドギアがぶつかる。しかし、早期発見と早期復旧の労に重ね重ね、感謝。

 

■山にチェンソーの音、響く
 
林内に、点々と玉切りされた丸太の小山が見える。各自、100m近く離れて黙々。全員が見える範囲に。
 

 
10月の小田桐師範のレッスンで、これからぜひもっと取り入れようと思ったのが「追いヅル切り」。傾斜のきつい斜めの木に使ってきたが、枝のバランスを考えて、もっと平常時もいいかな、と。安心感は抜群にあり、伐倒方向の見立てもよかったので、今日も実にうまくナラを倒した。

 
昼前と夕方、フットパスのほぼ全部にスノーモービルでトレースをつけ、今年の搬出ルートを再三吟味してみた。意外とこの林班の終わりは近いことを肌で感じた。しかし広場からは遠いので、わかりやすい安全ルートを来週から。

いよいよ、大島山林の山仕事が本格化した。はじめは遅々としたスタートだが、終わってみるといつもテンコモリの成果になる。美しい、快適な雑木林を目指して、今シーズンも、GO!


山の神、荒れる

2016/12/10 sat 大雪 -3℃
inaba oyama kusa tomik & m migita wada tuduki + kai = 9persons

大雪の山の神参拝
 

道内大荒れ。札幌は一晩で50Ccm以上雪が積もり、苫小牧も15cmほど。
雪で断念する話も掲示板に書かれていたので、ま、私一人でもいいやと、つた森山林に定刻
30分前に着くと、ほどなく右田さん、inabaさんが見えて3人交代で、鳥居まで雪かきをする。にわか
作りの参道だ。一人はみんなのために、みんなは一人のために。そうして動くと世の中はサクサク
回るもの。

 

雪に風も交じるためろうそくの火が消える。和田さんがこうするといいよ、と教えてくれたのはろうそくに
ティッシュを巻くもの。蠟がしみ込んだ紙が燃える。そういえばどこかで見たことがある。

その和田さん、つた森山林をひき上げる際に、バックの方向を誤り脱輪して危うく側溝に落ちるところ
だった。その側溝には季節外れのアキアジが泳いでいた。ホッチャレもいくつか。ここの遡上はいつも遅い。

20年以上前、苫東の山の神は盛大で、山の神に参拝した後、鳥居の脇で焚火を行い、立ったままで直会
(なおらい)のご神酒を役員とともに飲んだものだった。関係者が10人ほどいたが、たいてい3升くらいは空い
た。会社経営は決して芳しくなかったが、山の神は、焚火の前で話が盛り上がった。山の神の日、お供えの
スルメをしゃぶりつつ林で飲む冷酒は格段にうまい。

ある時、当時の現地のトップが参拝の帰り際、側溝にアキアジを見つけ、長靴で飛び込み掴もうとしたが逃
げられ、ついでに転んで側溝でずぶぬれになったこともあった。酔ってなおかつ3面張りの排水溝は滑る。
懐かしい思い出だ。

土ソリの完成祝いも
 

 




斉藤泉さん制作の土ソリが完成(右上)。無事納品が終わって、ドロノキ(遠浅のグランパ)に参拝して記念
撮影(上左)。頭数が多いのでこれ幸いに格納庫の重い扉を開けてスノーモービルを出し、ダイナモを回して
試運転。竣工を祝ってお神酒をかけてから土ソリにも作業の安全を祈った。今季は、鉄ソリ(右写真の右奥)と
手前の土ソリが交互に引かれることになる。



夜、街の「中善」でウッディーズの忘年会。どっと人が出ていて店は満員だった。景気よく飲むのはいいことだ。
またいい歳を迎えられるように。


環境コモンズフォーラム@札幌・北大

2016/12/05 mon



苫東の自然空間をコモンズと見立てて、保全と利活用を図る試みを始めたのが2008年ころ、そしてNPO苫東環境コモンズが設立されて丸7年が経過、その間、5回のコモンズフォーラムを開催してきました。いわば、コモンズ概念の広報活動で、人口減少社会では、土地は独占的でなく重層的な柔らかい仕組み、つまりコモンズ的なものに移行することを提言して来ました。

この間、ハスカップは典型的なコモンプール資源と位置づけ、昨年と一昨年はハスカップをテーマに苫小牧で開催してきました。今年度はやや視点を広げて、オープンスペースすべてを視野に入れ、様々な自然空間管理の事例を報告し若干の時間でしたが意見交換を行いました。

基調講演は北大の中村太士教授でテーマは「グリーンインフラ」、パネリストとタイトルは下記の通りで、コーディネーターは北大公共政策大学院の小磯修二特任教授。環境コモンズ研究会の座長でもあります。議論の概要は後日、北海道開発協会のホームページに掲載されます。案内のフライヤーはここ


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第6回コモンズフォーラム
人口減少時代の自然空間管理
~その担い手と手法を考える~

日本では国土の3分の2を占める森林の多くが、林業としての不採算から放置されてきたと言われています。住民に身近な里山は、人間の利用によって里山特有の生物多様性が維持されることが近年明らかとなり、誰がどのような手法で管理するのかが重要な意味を持つなか、生態系サービスを享受しながら自然が持つ防災、減災等の機能も利用していくグリーンインフラの考え方が注目されています。

フォーラムでは、比較的人里近い森林や河川敷地などのオープンスペースをフィールドとして管理に取り組む団体から、現状や課題を報告してもらい、今後人口減少が進む道内各地にある様々な土地所有形態での管理手法やそのための合意形成について考えます。

日時:平成28125日(月)14:00~1630

場所:北海道大学「百年記念会館」 1階 大会議室

次 第

●主催者代表挨拶

北海道大学公共政策大学院特任教授 小磯 修二 氏(環境コモンズ研究会 座長)

●基調講演

グリーンインフラ ~人口減少・気候変動下における防災と環境保全の両立~

北海道大学大学院農学研究院 教授 中村 太士 氏

●パネルディスカッション

コーディネーター 小磯 修二 氏(北海道大学公共政策大学院特任教授)

基調報告  身近なオープンスペースを里地・里山にする意味

     ~地域ごとの森林公園を、こうして創る~

草苅 健 氏(NPO法人苫東環境コモンズ 事務局長)

事例報告① 白老町における里山の放置林再生の取組みについて

辻 昌秀 氏(白老町農林水産課)

事例報告② 地元のヤマに関わる

陣内(じんのうち) 雄 氏(フリーのきこり

事例報告③ 「公」の森を「共(協)」で管理する

日月(たちもり)  氏(帯広の森はぐくーむ副施設長)
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作業場所を大島山林へ移動

2016/12/3 sat 5℃ 
abe inaba oyama kai kusa tomik & m wada + ishida morii +1= 11 persons


■新たな作業エリア「大島山林」
  ~今年から12月に早め着手~


 
青テントへチェンソー2台と今季の資材(コンビ缶など作業1式)を運び込む。20kg以上ありそうなので、ソリを用意したが、あいにく、雪がない。かろうじて落ち葉の林道に霜が降りていたので、すこし滑るので助かった。8時半すぎ、テント前の切り株のエノキタケは凍っていた。

 
この冬、大島山林初日は、10月30日小田桐師範とのチェンソー講習会の実技で切った木の片付け。太い傾斜木を含んでいて、後半はヤブのなかだったので、8人で昼過ぎまでかかった。

(奥はこれから手入れするエリア。100mもいかないうちに海岸段丘の斜面となる。その一帯は風倒木が多い。)

 
しかし、さすがに雪のない林の作業はスピーディだ。雪のハンディを今更ながら思う。12月に着手し、1月までいいところ間伐を終えて、2月は精力的に広場へ搬出すれば、連休はもっとゆっくりでき、6月中にフットパスの刈り払いに着手できる。

今日は札幌ウッディーズから石田さんや森井さんらが手伝いに来てくれたため、総勢11名となった。

■根返り復元と風対策
 
ここは100年ほどになったナラ(ここでは大木に相当)が根返りすることがしばしば。林の景観としては望ましくなく、そんな根返り木があちこちにある。今日は大勢が近くにいたので、根返り木の一つを8人ほどで押してみたら、簡単に8分通り戻った(写真左)。ブルなど使わずとも人力でできることは発見だ。戻したのは2年前くらいのシラカバだったが、一帯のシラカバの多くは、遠浅川方向から団地に向かって倒れている。

作業エリアの南端はあと100mほどだが、この風のことを考えると、南端の50m幅は風倒木のみ片づけて、密度調整はしないでおこう、という話になった。いずれ、赤いスプレーを付けるので、それで調整しよう。

みんな帰った後のテント。今年もこれから半年お世話になるアジトだ。週末生活のにおいがしてきた。ふんだんな薪と、今日inabaさんが集めた焚き付けが十分にあるので気分はリッチ。




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