たかが緑地(林)、されど緑地(林)
NO.98
2017/12/02~

40年もの間、同じエリアの林を見てきていると
さすがに、その林がどういう状況にあり、どうすれば無駄がなく持続的な維持ができるか、
林自身はどうなろうとしているか、などがやっと少しわかってきたようが気がします。

それをここ勇払原野ならではのメソッドとして提案する機会がありました。相手方は
林業や緑地管理を本業とする組織ではないので、今は長い目で取り組まざるを得ない、という
経営判断をされました。今すぐ、そのメソッドに乗っていけない、と。

これは無理からぬ話だなあ、と実は心底思っています。

緑とか森林とか、近年、社会正義というのか、だれもが緑は大事にしなければいけない
ゆるぎないもののような言われ方をしてきて平和ボケみたいに緑ボケしてしまった時代がありましたが、
実はわたしたちの緑地観はいわば借り物でなかったか、とわたしは疑っています。
哲学はおろか生活感もない、当然緑に対する魂からの叫びなどとはほとんどの人がほぼ無縁な位置にある・・・。
これはこれで誇ってもいい幸福な状態だったかもしれません。
常に緑に囲まれ、郊外は田園で、気分転換などどこででも可能で、裸地も放置すれば20年もすれば林になる国ですから。

先のメソッド提案の会議の終わりに司会者は、提案のメソッドに沿って何ができるか詰めてみたいと締めくくりました。
自分の立ち位置が視野狭窄の世界にはいってしまったのか、そうでないのか。
若干の不安と希望が交錯しました。


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雑木林だより トップ



藪だし、順調に進めながら

2018/02/24 sat 晴れのち薄曇り 0℃~−3℃
abe oyama inaba kai kusa tomik migita wada + seki + sasaki = 10 persons

雪の量と質、ほぼ期待通り



inabaさんが戦線復帰して、春の日差しに加えて一段と明るくにぎやかになった。ただし、無理しない。自分のできることを!先週は、肩を痛めていたwadaさんに薪の積み下ろしを手伝ってもらったが、ちょっと負荷が強くなかったか、と心配。

藪だし4日目。初回は道沿いでルンルンのスタート、2回目は雨の中のインインメツメツ、3回目は前日の新雪でスノモが不安定の中だった。

そして4回目。林道の雪は、除排雪ではなく「融けない雪道づくり」をmigitaさんがトラクターで施工してくれたおかげで、当面解ける心配がなく、林の中もまだ50cmくらいあって雪質が安定。

そこへ今日は合計10人。いい日和は人も来る。
町内の野村先生夫妻が小林酒造の甘酒を、大きなやかん一杯にしてソリで差し入れしてくれた。
来週は同じ町内会のA先生がお昼にカレーライスを用意してくれるというニュースも。




先週から手を付けたエリアは、少し木が混んで、材の積み上げと配列もスノモの進行とはちょっと違う方向に並んでいて、ルートづくりが微妙な場所ながら、うまくナビゲートしてもらって、こともなく進んだ。木とソリがぶつかったのは1回のみ。埋もれた切り株がスノモのブレードにぶつかるのでチェンソーで切り戻したが、二つ目はガス欠になって終わった。

同じところで集中して作業する強みは、樹木の配列なども頭に入ってきて、ルート調整の不安が少なくなること。だいぶその感が強くなった。あと2日と半日程度ですべての搬出が終わるかもしれない。見込みは3月17日の午前中ということになる。

ちなみに今日は往復約1100m、それを10~12分で一周した。ざっと20回は運んだだろうか。この林では最も距離の短いエリアになる。帰るころ、気温は−4℃。道理で、スノモ運転はふだん汗だくんなるが今日はシャツの上にウインドブレーカーだけでは寒く、一時、スキーウェアを重ねたりした。



■土地のオーナー(苫東)からの依頼と「大島山林の更新試験地」


週末、土地所有者から新年度の調査について打診があった。わたしも個人的に問題意識をもってしばしば提案してきた持続する森林管理=萌芽再生林の運営について、8年ほど前に着手したモザイク間伐ゾーンから成果を拾い調べてほしいというもの。

左の図のように50m四方の皆伐地をモザイクあるいは市松模様に作ったものだ。そうすることで、皆伐地の景観破壊を免れて、十分な照度で萌芽枝が枯死することもない。

これも今はすでに退職されたTさんから相談されてアドバイスしたりしてついこの前まで柏原で施工されていた手法。今年の調査対象は47ha、モザイクはそのうち4.4ha。

新年度は、本業の仕事も、そしてハスカップの出版も忙しいけれど、「勇払原野における苫東方式の雑木林運営」にとって、ある意味で重要な一里塚にあたるので、受けさせてもらおうかと思案している。

調査の簡単な設計、分析、成果とりまとめは自分でやるが、作業の手伝いをアルバイトで会員にお願いすることになろうか。原則、平日と日曜日に予定。

その際に、「萌芽とシカの食害の影響」についても試験地をつくり調べさせてもらおうと思う。合わせてそこには「地掻き」と種による更新、さらに北大松田名誉教授に勧められた「実生苗」のよる補正も加えたい。

となるとそこは「大島山林の更新試験地」になりそうだ。安いシカ防護ネットを周囲に設置して、①十分な明るさがあり(≒超低密度)、②「シカの食害さえなければ、広葉樹のほとんどは萌芽する」という仮説を実証する。



吹雪の翌日の快晴のもと、間伐材を少しずつ運ぶ

2018/02/18 sun 快晴 -7℃
abe oyama kusa wada = 4 persons

新雪はスノモが効かないが・・・



昨日の土曜日は夜半から吹雪で、いつも出発する時刻は最悪だった。ホームページの掲示板で、お互い意気阻喪する心境をちらつかせて、結局、出てきたのは札幌のkai・ドクターひとりだけだった。

そして翌日、18日の日曜日、4人が集って搬出グループを組んだ。表記の面々である。

だが、見た目にはまったくわからないけれども、降り過ぎた新雪には我々のスノモはまるで対応できない。今日も9時過ぎ、テントに向かう途中、ハンドルが安定せず新雪に引きずり込まれて、小型の広場のホザキシモツケの原野に引っ張られてしまった。そのままでは脱出も不可能なため、ソリを切り離して、スノモだけ、ほうほうの体で林道に戻った。

そんな事情で、雪が落ち着くまでは林内から搬出するのは無理と判断し、林道沿いのみ運ぶことにした。午後は、肝心のスノモ搬出の絶妙な下りルート(写真下の左)をabeさんが作ってくれて、あまりロスなく合計10往復ほどができた。これはこの雪の状態では満足のいく結果で、スノモによる藪だしのやりづらさを知っている人にして初めてできるルートファインディングだと思う。ほとんど直線のベストルートだった。ただ、これから6,7か所ある集積個所をどう巡るか、来週以降の課題は残る。

訂正:ルートづくりは正確には、ルートファインディングをoyamaさん、ツボ足の道つけ担当がabeさん、ということのようです。ま、いずれにしても事前の道つけがあると、スノモはトラブルを上手に回避でき、効率もよくなることを強調しておきます。今週も作業箇所の担当者を中心に、よろしくお願いします。



今日のところの集積結果は写真右。去年に比べ多いか少ないか、何とも言えない。静川の小屋の材もいれて、ちょうどいいかも。5月3日と5日、参加者が多いと助かる由縁だ。


雨の中、丸太を広場へ

2018/02/10 sat 雨時々みぞれ、のち曇り 2℃
abe abe-b oyama kai kusa tomik migita + seki = 8 persons

雨は意気を沮喪させる





天気予報通りの雨だった。早朝、王子製紙の煙突の煙は海からの南風で、真北の方角になびいていた。苫小牧の「ヤマセ」だ。

8時過ぎの出がけにはもう小雨状態だったから、気分が乗らないけど、万が一、誰が来なくてもテントの中で薪を焚いて半日暮らそうと思って、出かけた。でもやはり、先着2名、夕方は8名になった。

「年寄、半日仕事」。焦らず、少しでも片づけようか。

明るい要素は、スノモのエンジンの掛かりの良さだ。先週、sasakiさんが小型のバッテリーで1時間ほど充電してくれたのが効いたようで、今日はジャンピング・スターターには初回頼っただけで、夕方までの何十回かの始動はそのまま一発始動、実にスムーズだった。

今日は近間の作業箇所であるoyamaさんの成果(積んだ丸太)を広場に運搬。わたしとabe-bさんがスノモで運搬積み下ろしを、丸太のある現地で雪はね、凍結した丸太崩し、積み込みをabeさん、 oyamaさん の二人。一方、kaiさん、tomikさんはやり残りの長材の玉切り。migita & sekiさんらは、継続して伐倒に励む。(下記写真)



やはり、意気は上がらず、しかし黙々と作業は進んだ。。やがて、雨具の内側から濡れてきそうな感じになった。風邪でもひいたら大変と、11時過ぎにお茶のタイムをとって、テントへ。そのまま昼食に移って、12時半過ぎに早めに午後の作業を開始した。

運搬は12往復ほどだった。雪が重く、ハンドルを取られやすい。切り株や灌木や積んだ丸太などいろいろなものにぶつかりながら、かろうじて何事もなくかわした。丸太はつい、積み過ぎてしまうものであるが、今日の積み込みの面々はそこは上手に手加減をしてくれ、過剰積載で発進できないことはなかった。それでも70cm以上の長く重い丸太も多かったので、ソリ1杯の丸太重量は時々500kg前後はあっただろう。

最後の運搬が終わった時に、薪小屋の上から撮ったのが上段4枚の最後の写真。かろうじて2列の薪&薪予備軍丸太の列ができたが、これはまだわたしとoyamaさんの二人分。あと5人分がある、と想定すれば今年の薪はすでに十分確保されていることになるが、果たして結果はどうか。あと2,3回で終わらせなければ林道の雪が消える…。

かくして、悩ましい搬出の2月は半ばに入っている。


搬出開始

2018/02/02 sat 晴れ−2℃?
abe abe-b kusa migita wada + sasaki = 6 persons

林から広場へ丸太を運搬開始

 

 

2月は材を広場へ運び始める月。奇妙なことだけれど、それ以前でも以後でもうまくいかないから、もうこれは習慣化しつつある。待っていたように、藪や切り株を覆い隠す程よい降雪があって、環境は整ってきた。

ゆっくり、朝の情報交換をしてからまずはウィンチで集材したわたしのゾーンへ。半日で伐採したものを丸一日(半日を2回)を費やして林道に引っ張り、それをほぼ2日がかりで玉切りした。これが薪ストーブ利用者の一年分=約2棚生産に要する山の仕事である。

運び出すのに今日2時間強、8往復くらい。こうして工程のサイクルを頭に刻むと、薪生産の歩掛り(ぶがかり)ができてくる。歩掛りができると、闇に陽が射してくるような気になるから不思議だ。これから割って積むことを考えれば、一軒の1シーズンの薪を作る工程は、普通は割りが合わない。保育の後始末だと考えるから、作業代をある程度ネグることができる。材を運びながらabe-bさんと話す。

今日の運材はabeブラザーズとわたしに、午後からライダーsasakiさんが加わって、4人。ライダーは帰り際、バッテリーをまた見てくれていずれスクーター用の小さなバッテリーを座席下にセットしようと算段を練っていた。また、大型のバッテリーで充電も試みていた。ありがたい。wadaさん、migitaさんはチェンソー。

 

■今年の森づくり研修

お昼のやり取りの一つは、今年の研修。6月2日に森町の「静寂の郷」と銀婚湯の庭と林、翌6月3日は黒松内町のブナセンター。6月なら温泉客も多くないと聞いていたのでさっそく申し込んだところ。

~~~~~~~掲示板への2月1日の速報 (事務局から)~~~~~~~~~~
今年の森づくり研修先は予定通り、森町の「静寂(しじま)の郷」(6/2) と
今年の森づくり研修先は予定通り、森町の「静寂(しじま)の郷」(6/2) と

黒松内のブナセンター&ブナ林(6/3)にし、昨日、アポイントをとりました。

いずれも快諾していただきましたが、静寂の郷は、造園の全国紙に3度

掲載された「自然林の中の日本庭園」で森の造園会社社長さんが道楽で

作られたという広大な庭園です。

銀婚湯の川口前社長の特別レクチャーも頼みました。

黒松内はブナセンターを起点に、歌才のブナ天然林と添別のブナ二次林を

案内してもらいます。詳細は後日。


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■薪の融通

厚別の女性Tさんから携帯にアクセスがあり、厚別のあるお宅に毎年きれいに薪がそろっているのでどうやって入手しているか聞いたら苫東コモンズで、連絡先を教えてもらった、という。伺うと、エコな生活を本気で取り組んでおられ、暖炉の薪がことのほかお好きな様子。話を聞いている間に、あと1軒分余っている薪を分けてあげたくなった。

問題はトラックだ。すでに5月5日は例年の2軒用に2tロングを予約したが、もう一台刈りても借りても1件のみなら半端だ。それで江別のKさんに聞いてみることになった。それが叶えば、5月の3日と、5日の2日で4軒に届けることになる。連休のスモールビジネス。



エコトイレ再考

2018/01/31 快晴 -14℃

↑いただいた避難用簡易トイレ、中央=現在のリーフレット概観、右=当初予定の便座
  
 
新旧リーフレット比較 ↑↗                 エコ足る由縁は籠の中の落ち葉↗

先日のコープの交流会で、久々にお会いした道林務部OBの方から、米国製の比較的安いエコトイレ(コンポスト・トイレ�)を紹介されました。

わたしたちの、落ち葉を利用し土に戻すエコなトイレ、通称「リーフ・レット」に比べ、多少ハイカラにも見えます。ただ外側は自分で作るもの。ちなみに静川の小屋の2階には、山仲間のAさんにもらった防災用のトイレ(写真左)がありますが、わたし的には自分が用足したものは持ち帰らず、コンポストなども介さずに森の中に埋めてしまいたい・・・。

ならば、やはり、屋根付き&白い便座付きの落ち葉のリーフ・レットにこだわりたいと思います。

そこで、ラフ・スケッチ(上の写真右)。どうでしょう。中は明るく、透明のアクリル板を屋根にして、2年に1度くらい、4人で持ち上げ少しだけヨッコする・・。

便座周りは今度こそ、ひと工夫して、トイレが楽しくなるような方法と資材を検討しましょう。


ひとりの山仕事

2018/01/28 sun 0℃ 晴れのち午後から曇り
kusa




久々にひとりの山仕事になる。こういう時は基本にさらに忠実に、と言い聞かせる。丁寧にクサビを打って、午前3本、午後1本を倒して片づけた。よせばいいのに、手抜きして140cmにしたため、シラカバの元玉あたりでエライ重たい丸太があり、引きずったりしている間に、股関節を傷めたようだ。帰るころから痛み出してややつらい。

昼前、oyamaさんが顔を出して、立ち話。先日、スノモがダイナモで始動できなかったとのこと。確かにかかりづらいを通り越しているが、そもそもバッテリーは完全に買った翌年から使い物にならなかった。なので、翌年からダイナモを引っ張っていた。ちょっと面倒な交換をするのも方法だったが、夏場取り出したりしても一年のうち10日ほどしか使わないので、結果は知れている。

バイク乗りのsasakiさんに相談して昨シーズンは外付けのバッテリーを借りて、毎朝始動していた。しかしたいていはダイナモを引けばかかる。ただ、わたしの場合、ダイナモできばると、大腸憩室炎を再発させる心配がある。医者には「キバルのはよくない」といわれていたのだ。

それで今季は、ポータブルのバッテリー(ジャンピング・スターター)を購入し、始発を中心にこれで始動。いちいち、バッテリーを接続するのも面倒なので、以後はダイナモを引っ張ったりするが、再発と入院を思い浮かべてあまりいい心持ちではない。oyamaさんに前回この一式を渡せばよかったのだが、取り扱いに説明がいるのと、黄昏時でそそくさと散会する際だったので、省略してしまった。ダイナモでかかるし、と。

oyamaさんは、野村さんご夫妻の散歩用にとトレースをして回った。わたしも実は毎週、作業メンバーとテントで散会のあとに、いつも散歩者用のメインコースにトレースを入れているところだ。

 

昼は、いつもの定食風のワンパターン(上の写真左↖)を、NHKの「らじるらじる」で「昼の憩い」を聞きながらいただく。最近、食後にチョコレートっぽい甘いものや、おかきのようなお菓子をプラスするようになった。セブンの100円から200円クラスで十分おいしい。フランス人が日本のコンビニのスイーツのおいしさと値段にびっくりするというのもうなづける。菓子パンもヨーロッパに負けていないと思う。

wadaさん、migitaさんのエリアの丸太のたまり方が、今年は目を見張る(写真⇗)。wadaさんはいよいよ、自信がついてきたと自らおっしゃるし、今朝、migitaさんと立ち話をした際に、「migitaさん、腕をあげましたね。丸太の量がこれまでと違う!」と率直に感想を述べると、そうなんですよ、と素直に肯定された。sekiちゃんが玉切りを担当してくれるからだともおっしゃる。



先日、除雪の方法に関して、スノモ優先でお願いしていたところ、さっそく小さな広場の直線ルートをスノモ用にしてくれて、一般車の道は正面の木を右に迂回するようになった。テントの四つ角もスノモ用に直線ルートに排雪をしないようにお願いしている。その理由は、スノモによる運搬の効率、サイクル・タイムを短くするためである。



「森づくり」という記号性と過渡期

2018/01/27 sat am10:00- - pm2:00
kusa


 

 モリトモと名乗ればなんとなくほんわかした雰囲気が伝わる、と思ったかどうかはわからないが、言葉や看板で作られるイメージを我々はよく利用し、利用させられる。以前から、「みどり」や「雑木林」「里山」そして「森づくり」などという言葉も本来の意味に照らせば、かなりアヤフヤなものになってきた。それだけの期待とニーズがある。
 
 今日のコープさっぽろの「北海道の森づくり交流会」で、いろいろな報告を聞きながら、森あそびや観察、枝打ち作業などをふくむ諸活動は、森づくりという記号に逃げ込まないで、堂々と森の付加価値に遊び、学ぶジャンルとして新しい言葉を与えた方が良いと思うようになった。森という記号性が、融けませて来たものを、理論立てて直言する人が待たれている。

 しかし批判的な毒舌ではだめで、森に女性と子供たちが関わりだしていることを積極的に評価し、それぞれの意味を真摯に理解しながら、建設的な体系をつくることである。逆にそうしないと、「伐って育てる森づくり」の理解も進まない。そこが今、欠けていないだろうか。だから、違和感を持つ人もいるのではないか。

 苫東コモンズは森林を場とした環境教育活動には見向きをしないで来たが、札幌ウッディーズもの活動紹介で、同様のスピーチを上手にしていた。もちろん、会場では内容の上で超少数派だった。

 
個人的には何年振りかでお会いする旧知の方、話の内容に興味を持った方、本を買ってくれた方、など20名近くと名刺交換して挨拶をかわした。勉強になった。ちなみに、わたしのテーマは『風土に合わせたコモンズ的な里山管理』だった。

 tomimさんからの1/27山仕事photo レポートはこちら
           ↓↓↓
  参加者は  oyama kai tomik & m wada migita kseki = 7 persons
  
想像解説=寒からず。先々週までのウインチで寄せた丸太は雪をかぶってしまった。雪を落としながら、他A切りをしたが、終わらなかった。




本当に寒いから着込んで

2018/01/21 sun  晴れ -5℃
kusa wada = 2 persons

なんとなくわかってきた作業のスピード


昨日の土曜日は仕事だったので個人的に日曜日の山仕事となった。幸い、wadaさんも昨日は所用ができて今日出ると連絡があった。山仕事に来ないとムズムズするとおっしゃるから、運動をしていないかと思えば、あにはからんや、週3日ほどちゃんとした施設で卓球をしているようだ。悠々自適を楽しむサラリーマンOBでした。

苫小牧は昨夜来、雪が降り、朝−10℃近くまで下がったので、路面はツルツルだった。時速50km前後でソロソロと現場に着いたが、正直、こういう日のR234号はイヤらしい。山仕事の最中も、まったく体は温まらず、冬用の下着にワイシャツといういつものいでたちでは寒すぎて、今日もウィンドブレイカーを着込んだ。

さて、粛々と作業を一段落させて昼前、wadaさんのエリアに行ってみた。abeさんが水曜日に手掛けたシラカバの整理跡も確認。一帯はどうやら少しずつ様相を変えてきたようだ。wadaさん、migitaさんのところからも今までにない量の丸太がまとまって出る。=写真上右



わたしの方は12月16日のウィンチ・デモの材の玉切りをやっと終えた。半日で切った丸太を半日でウインチで寄せて、その玉切りに二日かかったことになる。これで1軒分プラスアルファか。

そして一冬に手入れできる雑木林の面積だが、わたしのエリアで言えば約1~2棚、約6立法mから12立方mの材を、2000㎡の間伐の結果として産出されることがわかる。これは予想以上の狭さだ。逆に言えばわたしの今回手掛けたゾーンは根返りの大径木を含んだから小面積で済んだと言える。

14齢級以上の林の、枯死木も含めた除間伐の結果としては妥当なところではないか、と思い直した。

要するにこんな状況下、1シーズンでは5人で1ヘクタールほどしか手入れできないということで、そういう意味では、過年度保育したゾーンも、その後の風倒木発生などに合わせ、適宜、関わっていかざるを得ないし、そう繰り返し利活用できることがコモンズ林業の強みでもあろうか。

お昼、町内のNご夫妻の声が聞こえたので、外に出て散歩途中のお茶に誘った。コーヒーやお茶をした直後で食されなかったが、テント小屋とストーブを大変気にいってもらえたようだった。(写真右)

■クマゲラのサイズ?


午後の山林見回りで見つけたキツツキのドラミングのあと。縦は20cm弱、横は10cmあまり。中は完全な空洞で、樹種はハンノキであった。フットパス脇で、高さ1.8mほど。

そういえば、昼食時、素っ頓狂な声が聞こえたのでテントを出て空を見上げると、壮大な上昇気流が山林上空に起きているのだろうか。3頭のオジロワシと数えきれないトビが上空を旋回していた。


 ●1/20 kaiさんからの報告
 
 
 abe abe-b oyama kai migita seki = 6 persons

 kaiさんからの報告によると、定例の作業の昨日は参加者7名。kaiさんはそ の後migitaさん側に移動して作業を継続した模様。割れ(ヤリ)の入った伐   倒の記録が届いたので、それも掲載。伐倒者が気づけないどういうテンショ ンがかかったのでしょうか。初心忘れるべからず、です。


おいしいとき、人は黙って食べるのだった

2018/01/13 sat −5℃ 晴れ 
abe oyama kai kusa tomik migita seki = 7 persons


■二人でウインチ藪だし



今日も晴天、−5℃だが風がないので寒さは感じない。午前は各自伐採、わたしは残りの玉切り。しかし半分しか片づけられなかった。

午後はtomikさんと二人でウインチの藪だし。tomikさんのエリアは少し沢の中にあり、その微妙な傾斜を最大4.2mの丸太を藪出しするのは限界だった。tomikさんは丸太の抵抗を減らすべく持ち上げたり、ウインチ側のわたしは、ドラムの摩擦をアップさせるために常時引っ張らざるを得なかった。平坦地との差はかなりのものだ。

それでもなんとかかんとか、材は徐々に集まっていく。二人で大小20本余りを2時間、休みなし。3人では多く、二人では足りないと踏んだが、ヘッドキャップを二つ使えば、効率と安全のうえから3人ワンセットがベストかも。午後、abeプロの申し出を、そんな勘定から遠慮してみたが、作業の途中から応援を求めたい気分だった。ただ、藪だしの歩掛りは感じとしてわかった。



そんな頃、町内のN先生ご夫妻が散歩に来られ、新年のあいさつ。「寄る年波に勝てず、機械化です」と、聞かれてもいないのに現場の状況を説明。「すっかり見通せて気持ちいいです」と、葉っぱを落とした雑木林を毎日存分に堪能されている様子。

■無言の昼食の意味
昼、三々五々、テントに再び集まった面々は、たいていはカップ麺などの汁物付きのおにぎりを食す。奇妙なことに、食べるときは黙々と箸と口を動かすので、沈黙の時間になる。カニを食べる時とはまたちょっと違う。話すことはいっぱいあるのに、なぜ、黙々なのか。

そう思っていたら、先日の「サラめし」で答えを言っていた。人は、おいしいとき、無言で食べるのだ、と。なるほど、目の前のカップ麺とおにぎりに束の間、集中するのである。良く動いてお腹がすいているのだ。その証拠に、食後のコーヒーやお茶の段になれば話は尽きないで、誰かが動き出すまでエンドレスに団欒は続く。

■コブシの山になってしまう


天然更新の様子はいつも気がかりだ。だから写真左のように、ナラの萌芽を見つけると、画像に収めてしまう。証拠写真である。しかし、いかんせん、ほとんどすべてがシカに芽を食べられている。萌芽更新はいまやシカの食害とのバランスのうえで考察しなくてはならなくなった。

しかし、まことに不思議なことに、柏原の234号北側の皆伐跡地の一斉萌芽更新地などではシカの食害なんてあるように見えない。すべてが萌芽更新状態のブッシュなどは、目もくれないかのようだ。造林地やたまに萌芽したものや、なにやら好奇心が背景にあるような話も聞く。まったく、迷惑な話だ。好奇心は過剰なものには動かない。希少なもの、オヤッという珍しさがアダとなる。

だから、昼の団欒でもシカについて強硬な意見がでた。わたしは、これまで禁止されてきて結果的にシカに利するような猟はすべて規制緩和すべきと思う。例えば、えさ場での狩猟。ドイツでもこれは禁止されている、とバートウェーリスホーヘンの女性ハンター・Liloさんは教えてくれたが、別の林ではやっていた。また、ハンティング・タワーからの夜間の猟も、解禁すべきでないか。

牛のように草などの植物を食べてタンパク質や肉を大量に創る身体構造とは、実はかなり進化した仕組みなのだそうだが、食との関係性にも及ばないとこの構造はなかなか改善されそうもない。つまりシカ肉を人の流通ルートに乗せる必要もある。

その点、この山に多いのはコブシだ。シカもウサギも、人にとって芳香のする漢方のようなこのコブシにはまったく見向きもしない。もしかしたら忌避している。だから、見渡すところ、更新しているのはコブシの実生である。植苗病院の林がそうだったように、このままだとナラが少なめの「ミズナラ・コナラ・コブシ林」になっていく。

■もったいない感覚
 

作業が終わって解散してから、日中見れなかった方角の作業跡地を見学。例によって、今の進み具合が例年に比べてどうなのかは全くもって不明である。恐らく、各チェンソーマンが、どれだけ伐ったかという把握の積み重ね・集計が最も正確ではないかと思えるようになった。

あの薪小屋のユニットを1.5個分、これを7人でやるとすれば、例年の約60立方になる。これより多めにやれば左うちわということになるはず。さらに大雑把にいえば、ざっと、各自、小屋二つ分を生産すればいいのだが、これはかなりの量だ。

薪ストーブに代えた当方は、薪ヤードで集めた木の皮や枝を初めて袋や段ボールに入れて持ち帰りストックした。その有難味が、今、ヒシヒシと感じている。思えば、かつては増沢さん、荒木先生、kaiさんがよく拾い、特に熱心だったのは愛知に帰ったtsuzukiさんだった。本当に丁寧に拾っていたものだ。北大のN先生も、段ボールで10箱以上の枝を毎年夫妻で拾いにくる。

abeプロが伐ってくれたものと思われる枯死木やツル伐り跡地に、白くて目立つものが目についた。根元の樹皮を見るとハリギリではないか(ドロノキの可能性もある)と思うが、写真右のようにハリギリとは思えない真っ白な材で、しかも乾燥していて軽い。腐っているのともちょっと違う。これは焚き付けに抜群だと直感した。そう、わたしは日々の焚き付けに結構夢中なのであった。

若いころ、冬山では焚火で大鍋に雪を溶かしそれで雑炊をつくるから、一日の行程を終えて天場を決めたら、まず炉の位置を決めガンピ(白樺の皮)小枝から、火を起こし調理をした。だから小さな焚き付けから大きな火をつくる大切さを身をもって体験してきた。食後など、付近の枯れ木を燃やして、高さ1mを超える焚火をしたものだ。その思いが今もあって、焚き付けまたはオキ、本当にありがたいものだと思う。

思いついたが、ドロノキは薪として相手にされないが、焚き付けにいいのではないか。柏原試験地のドロノキの間伐をこの春4月ころやろうと思っているので、今年はそれで自宅用の焚き付けをつくろうと思う。今日見つけたハリギリのような白さのはず。ひょっとしたらハリギリではなくドロノキではないか、と思うほどだ。ドロノキの老木の樹皮は、ハリギリとそっくりだから。

胆振はよく晴れる

2018/01/10 wed 晴れ -1℃
kusa



週中日(なかび)の休日、先週やり残した丸太の玉切りに出かけました。道北や本州日本海側は大荒れで、道内の高速道路では交通事故のために不通区間が頻発し、JRも運休のテロップが流れていました。こういう時、胆振は往々にして晴れます。例年、小樽方面から通勤している職場の方々は、「毎日、3回も雪かきするので」と疲労困憊の様子が見て取れることが多いのに、わたしは昨シーズン、除雪らしい除雪は3回でした。どうもすみません、と言いたくなる落差であり、楽さ、でもあります。

 
それはともかく、気持ちのいい日和でした。まるで3月のような明るさですが、風があったせいか、ウインドブレーカを着たまま作業しても汗をかかないほどでした。


仕事始め、順調なスタート

2018/01/06 sat 曇り 1℃
abe oyama kai kusa tomik & m migita wada = 8 persons

■テント小屋のケアと近代化


9時過ぎ、wadaさんとテント小屋でまず新年のあいさつ。さっそく、薪ストーブに火をつけたが、何やら、薪棚ができていたり、見慣れない漬物の瓶(写真左下)みたいなものがある。

聞くと、正月の2日、何もすることがないので、テントの片付けがてらに、薪の棚づくりや水滴防止工などを施したのだという。まめだ。ついでに、焚き付け用に「庭の小枝の灯油付け」を持ってきたのだとおっしゃる。ありがたい話だ。ストーブを焚くのが楽しみになる。

作業拠点のこのテント小屋はやりだしたらキリがないほど道具や資材の整理ができていないし汚い。だからより便利で快適な作業拠点を目指して、やることは多々ある。

このテントももう5代目になるらしい。思い出せば、2時間ほどでしつらえる掘立小屋が最初だった。近代化がかなり進んで、年年歳歳、代を重ねるたびにアズマシクなり快適度は増している。

■ポータブル・ウインチで藪だし


近代化は作業にも及んでいる。

10年近く前はFRPのソリで、すべて人海戦術でこなしていたのが、間もなくスノーモービルや薪割り機が加わって、今年からは借り物だけれどポータブルのウインチが加わった。

12月16日のデモを思い出しながら、一人で見よう見まねでセットした。なんとかできるものだが、50mのロープを張り、けん引のためのヘッドを取り付けて往復するのは非効率だ。そこでtomik & m さんに頼んで、午前と午後、計3か所でけん引した。

今日も作業が分散しているので、ここの作業しか記録していないが、他も順調に玉切りされた丸太が積みあがっているのが見えた。来週も、ウインチ担当は丸太をけん引して2月の運搬に備えたい。もしこれで、60立方が確保されれば、一応、間伐から薪づくりまでの工程改善は成功といえ、一段落だ。

1月27日のコープさっぽろの「あすもり」講演では、このあたりの経過を「やればできるコモンズ林業」の視点で紹介したいと思っている。


仕事納めと注連縄

2017/12/23 sat 曇り 2℃
abe oyama kai kusa tomik & m migita wada = 8 persons


■2017年最後の山仕事


わたしの北隣のkaiさん。ピラミッド状に材を組んだ。長材もあり。

tomikさんも長材仕上げ。林道から40m近い。上の中央は先週kuriちゃんのやり残しに私がプラス。雪に埋もれてもわかるように目印をする。右は先週のウインチ集材を4分の1ほど玉切りしたところ。全体では恐らく2棚以上あるかも。ナラばかり切っているためか、ソーチェーンが切れなくなった。

左はmigitaさんらの現場。枯れ木が多いようで、材はあまり出ていない。右はmigitaさんの差し入れ、チカの天婦羅の食べ残し。昨日、東港で釣ったもの。

もう9時過ぎには、山の方からチェンソーの音が聞こえる。なんと気合が入っていることか。
スノモはジャンピングスターターのおかげでセルモーターが一発で始動した。これからもう欠かせないアイテムになりそう。しかし一日乗っても本体のバッテリーにはほとんど全く充電されない。

材は、林道から離れたところはウィンチで、スノモが可能な隙間のあるところや沿道は玉切り材に、と二通りの仕様にしたために、現場は小さな丸太の山と、長い伐倒木が並ぶようになった。1月早々にはまず集め始めた方がよさそうだ。

いずれも見出しにピンクのテープをつけることにした。

お昼は右田さんが揚げたてのチカの天婦羅を持ってきてくれた。写真を撮ろうと気づいたときには、もうあらかた食べ終わった後で、8人、いかに手が伸びたか、しのばれよう。migita 、wadaの地元のお二人は今シーズン、広場に一番近いエリアから南東へ進む見込み。各自、バラバラであるが、いずれもテントから同心円内にある。

下のソリはwadaさんのもの。留め具が取り付けられてゴムバンドで固定される。道具は良く落とすから賢明な方法かも。万事をマメに工夫しておられる。


新しい注連縄

結局、全員が駆けつけて取り付けに立ち会う。

注連縄を取り付けられたドロノキを見上げる。右はわたしのエリアのドロノキ4本。

早来神社の宮司さんから、頼んでいた御幣が届いたので、昼休みに取り付け作業を行った。長持ちするように、という発想が神道ではどうみなされるのかはわからないが、本当は腐れやすいもの、破れやすいものを使って、損耗のつど取り換えるというのが筋だろうか。いや、朽ちたままにしておくというのも良く見かける光景だ。

ともあれ、宮司さんがかつて「取れてしまったらまたあげるよ」と話されていたのを思い出してのリクエストで前回と同じプラスチック製。これにヒラヒラが破れないようにホッチキスで部分止めして強化した。取り付けがやや大仕掛けになるので、心情としてはやはり長く持たせたい。

苫東で最も太い大木がこのドロノキだが、わたしが今年作業しているエリアにも4本のドロノキがある。1,2本は枯れてしまって、残った4本だが、太い枝が枯れてきたので、数年前、フットパス上の太い枯れ枝は、ツリークライムの高木さん親子に伐ってもらった。

ドロノキはつた森山林の沢地にも群生しており、地元の人は「ドロの沢」と呼んでいた。原野にも比較的目につき、苫東の緩衝緑地づくりでは、10年で10mにできるメインの樹木に抜擢された。ミズナラやコナラの林は、群落全体で大きくなるが、このドロノキやハリギリは、群落からしばしば突き出しても育っている。厚真ではかつて餅つきの臼をこのドロノキで作る、と言っていた。

オランダでは埋め立て地の早期緑化で、まずドロノキで外周をつくり内部にバラエティを作っていた。オランダの木靴はこのドロノキ製で、材にすればホオノキに似ており、白身で軽い。ただ珪砂のようなものを含んでいるため、刃が切れなくなる。ドロノキの名称のいわれだろうか。

どのドロノキも、せっかくだから大木に育ってほしい。


ポータブルなウインチで藪だし

2017/12/17 sat 曇り -1℃
abe abe-b kusa kuri + migita oyama seki wada + oogishi nisino = 10 persons


■常に作業の効率を目指して


身近な放置山林をコミュニティの森林公園にする・・・。これはコモンズ林業の目標にしてきた概念だが、書いてみれば、何のことはない。しかし技術もお金も少しばかりの機械も、時間も、さらに変な話、動機付けもいる。もちろん、動機の強弱はさらにまちまちだから、しっかりした方向付けも求められる。。

そこに、よる年波による力の衰え、限られた時間などを併せ考えれば、当然、作業は効率を求められる。少しずつ改善し、機械化してみてもも、実はゴールは留まるところがない。逃げ水のように、歩み寄ると途端に逃げてさらに先にいく。

今回は、ここのところの懸案である「藪だし」対策が焦点で、厚真のグループに、ポータブル・ウィンチの操作について実技で伝授をお願いした。来てくれたのは、大岸さんと若き西埜さん。定刻9時半の待ち合わせで、テントで薪ストーブを点けながら、当方の作業エリアを図で紹介。さっそく、現地でセッティングした。


ウインチを固定する木を決めて台座をセットする。けん引する先にはスキッド・コーンなど障害物を避けるヘッド部分を取り付け、まずは50mのロープでけん引を始める。ここまで30分強。いずれ自分でやらざるを得ないから、注意深く聞き入る。



作業現場は、2週間前の12月2日、わたしが午前中に伐倒したナラが5本程度と、シラカバ倒木数本(枯れ含む)。前者は太いもので直径25cmで林道から約30~40m、後者は直径30cm近くで林道から60~70m。

けん引速度は秒速20cmか30cmだが、コツコツやっていって、最後はいっぱしの土場ができた。来週から、わたしが玉切りしていく。恐らく、仕上がりで4~5立方、おおよそ一年分近くが確保されていると思う。


ここで、ウインチを使用するケースを特定しておきたい。
というのは、比較的高密度でフットパスが敷設されてスノモの運搬路ができてもいるからだ。今回ウィンチに頼ろうと決意したのは、29年度の伐採予定地(届け出済み)には、林道網からかなり離れた根がえり木があり、かつ沢筋も多いためである。スノモは引っ張る重量がちょっと増しただけで、急にパワーが落ちてアズルから。

長材でウィンチを使うケースとサイズは下記の通りとしたい。

①林道やフットパスから約30m以上離れた伐倒木(20m程度は道端に玉切りを摘む)

②サイズは0.7mの倍数(1.4m 2.8m 3.5m 4.2m 5.6m)

③直径20cm程度は全幹でも集材可能だが、まっすぐなものに限る。

注)ウインチによるけん引をしない場合でも、万が一に備えてスノモが侵入可能なように、
伐根を低くし藪を払ったルートを確保

■山林案内看板が完成、デビュー


菱中建設グループの地域貢献活動の一環で、山林の案内看板を作ってもらった。コンテンツとデザインは草苅、写真や着付けと施工は先方が担った。設置は、

①フットパスの路網が多すぎて、簡単なサインでは径がわかりにくくなったこと
②初めてきた町内の人が実際に道に迷ったという話が複数届くようになったこと


が発端になった。今まで訪れる人もいなかった山林が、やっと市民権を得て町内の人が入り始めた証拠でもある。ここまでずいぶん長かった。

したがって、林道だけのパーツのルートマップではいけない。遠浅駅や団地も丸ごと入ったマップが求められるため、すでにホームページに掲載してある『大島山林の散歩みち』を改良してトリミングしたものを原稿として使用した。右側の案内はほぼ従来のとおりで

この山林は、所有者㈱苫東との協定にもとづいて、アイリス公園を遠浅自治会が刈り払い等を行い、ここを含む山林全体はNPOの苫東環境コモンズが管理を受け持っています。

山林には、風倒木や枯れ木の片付けと間伐作業のあと、多くの散策路(フットパス)ができています。ルートは、スマホで下記QRコードを読み取るか、ホームページをご覧いただき、左のマップを参照してご利用ください。NPO苫東環境コモンズ

とした。右下にQRコードが印刷してあるから、インターネットで地図をプリントして持参しなくても、スマホで看板のQRコードを読み取って、あとはスマホに映し出されたマップを見れば良い。

QRコードは、菱中建設の現場チーフのKさんと電話打ち合わせの際に出されたアイデア。簡単にQRコードを取得できたので、さっそく挿入したもの。

池の改修と看板の話はとんとん拍子に進んで大幅改善がなされた。菱中建設には役場から感謝状が贈られる可能性があるようだ。終始、黒子だった当方からも、貴重なおこぼれを頂戴したのでお礼を申し上げたい。



山仕事の安全を祈願する

2017/12/09 曇り 0℃
abe inaba oyama kai kusa tomik migita wada = 8persons
直会はabe-b tomim も参加 計10名

山の神参拝


写真左はつた森山林の山の神の鳥居前。オーナー会社は8日に参拝したようで、しめ縄も御幣も用意されていた。場は、キリリと引き締まる。お供えは清酒・男山、塩、新米ユメピリカの玄米、それとスルメ。

つた森山林の参拝後、大島山林に移動しドロノキの大木に、再びこの冬の作業の安全を祈願した。遠浅地区はクリスチャンも少なくないことから、注連縄は控えた方がいいのでは、との声もかつてあり吹き飛ばされたままにして来たが、地元の右田さんによれば気にしなくていいのではないか、との意見であった。となれば、できるだけ早い時期に取り付けたいところ。

それにしても祀るにあたっては思い出深いドロノキである。

まずこのドロノキの愛称を募集したところ、思い余ってかバラバラで収集がつかなかった。個人的には、西の白老に「グランマ」(おばあさん)というコミュニティ・レストランがあることにあやかって、わたしは、コミュニティ・フォレストのおじいちゃんの木として「グランパ」を用意していた。結果、まったく一顧だにされず(爆)、命名は立ち消えになった。

また、ドロノキを祀るちょうど1週間前に、偶然、巫女さんのグループがドロノキを見学に来ていて、ドロノキがご神木にされることを大変嫌がっているとのご託宣があった。ドロノキ周辺の修景もまだだったから、祀った後のお世話を誰かがちゃんとするのか心配されたものと解釈し、その後の修景を心に誓って実施したのだった。

当日は、遠浅神社の神主さんに祝詞をあげていただき、前所有者の大島清さんの奥さまも来てくれた。清さんはNPOが管理することをとても喜んでくれて会員登録もしてくれたが、足腰が不自由で当日の参加はままならなかった。

そのかわりというか、なんというか、遠浅駅に踊りを奉納したいという創作舞踊家「いくらさん」が現れ、祝詞のあとに飛び入りで静かに激しく踊られた。覚えておられる方も多いかもしれない。2010年の11月のことだった。その後、どうしておられるだろう。

■スノーモービルを出す

雪が深くなる前にと、薪小屋からスノーモービルを出した。スノモのバッテリーは購入翌年から上がりっぱなしで、ダイナモを回すのが年々重たく、かつ、何度も何度も引っ張る必要が出てきた。パーツがユニットで固定されていて交換もできない。それで昨年は知人にバッテリーを借りて、しばしばこれを使って始動させた。

先日、非常にコンパクトな「ジャンピング・スターター」を知ったので購入した。自宅で充電しておき、作業日はスノモの座席下に格納して非常時に備える。今回はこれを使って数回目でエンジンが動いた。複数回続けるとかからなくなったが、今度はダイナモで簡単に始動した。これで一安心だ。広場を一周した後、テントまで行って充電したつもりだが、果たしてどうか。


アイリスの池の改修

2017/12/04
wada migita =2 persons






菱中建設グループの地域貢献事業として、アイリスの池の落ち葉の泥の撤去改修が行われた。池のヘドロ回収が遠浅町内会の長い要望事項であることを知ったNPO側が、同グループに掛け合って実現したもの。

タンク車は20トンの重量があることから、奥の池まで侵入はできず当面手前の最も大きな池を手掛けた。町内会長も駆けつけ、苫小牧民報社の取材を受けて「たいへん、ありがたい」と語った。。


意外と多い根ガエリ予備軍

2017/12/02 うす曇り 0℃
abe inaba oyama kusa tomik & m migita wada + shin + sapporo woodies 3 = 12 persons

林にチェンソーの音響く


いよいよ、師走。

先週の打ち合わせ通り、今シーズンは過去の間伐エリアをほぼ完成させつつ東側に移動する予定だ。札幌ウッディーズの3人が合流して昨年の続きに入ってもらう。コモンズのメンバーはテントが見える範囲でバラバラに着手。

わたしは先週のマーキングの踏査で29年度予定地の様子がわかったので、その核心部分のネガエリ(写真左)から着手した。ナラの4本株立ちが少しネガエリを始めていて、一獲千金のような伐木だ。根ガエリ予備軍は意外と多いのだ。ここだけで、おそらく薪ストーブを使う家の1年分近く体積はある。

昼前、inabaさん、shinさんがアシスタントになってくれて、丸太の採寸をしてくれ(写真中央)、そのあと枝の片づけをしてくれた。おかげで、イタヤやシラカバ、それと風倒木と枯れ木数本ずつを片づけることができた。



各々の持ち場が100mほど離れただけで、作業写真を取りに行くのが億劫だった。フットパスが霜柱になっていて不安定なのだ。したがって、これからも全員の記録写真は乏しくなる可能性があるので了解をいただきたい。わたしの股関節もかなり不調だ。



さて、わたしは2時半に切り上げ、札幌ウッディーズの面々を、育林コンペに案内した。都合が良ければエントリーしないか打診しておいたものだが、近日中の役員会にかけるらしい。札幌ウッディーズもメンバーはだいぶ入れ替わり、若い人にとっては苫東は遠すぎるという評価もあるようだ。これも無理からぬ話。林業の現場実践というより雑木林のガーデニングや修景をトライしてみたい人へのお誘いということになる。そこに共感が得られなければ恐らく無理だろうと思う。