週末も平日も木こりになりたい 晴林雨読願望・take /草苅 健のホームページ![]() 雑木林、ホント、いいね 連絡三昧 掲示板 足跡代わりに一筆歓迎 迷想吐露 林のアジール 書ききれない心の襞を 一燈照隅 雑木林だより 新里山からの日常発信 |
first upload: Nov. 29 , 1998 last upload: Apr 19, 2021 |
![]() ![]() NPOの近況、関係report、報道などnew 2021年のNPOの予定 →02/09こちら ![]() ![]() 雑木林だよりnew 地方に住む意味と動機new 林の手入れと手応え こころの森フォーラム 新こころの林探検 こころの林探検 林とこころの分科会 ![]() s ![]() [欧州のコモンズ紀行シリーズ] 写真集photo-report 2012年英国のコモンズ紀行 2012年フィンランド紀行 英国フットパス日記から ![]() ![]() 「山」とはつまり何んだったのか new ~辻まこと的ウラヤマと社会的共通資本~ 山の至福 new essay スイスで考えたこと 気になるSwiss、旅人が見たSwiss 欧州の森で心身の健康を考える 田園と森は保養地 ドイツ、農村と森の散策 きままな Links ![]() ![]() 身近な里の山や林業の今を覗いて語れる道民みんなの森の止まり木。順次、充実の予定。開店Apr 23,2011 ![]() ![]() 独・仏・英・乳 インド・ネパール 北海道、そして山形 ![]() ![]() 森のフライフィッシング 身近な緑・探訪記 ![]() ![]() ■薪とコモンズ(北大農シルバ会掲載)2020/5 vol.86 new ■地域が共有する資源「ハスカップ」のこれから new ■「人口減少社会に備える身近な林の小規模管理~コモンズの概念で見直す「町内林」の自前林業~」≪北方林業≫ ■風土の象徴「ハスカップ」の保全をめぐる試論 ■ハスカップの現状について ■里の林をイヤシロチにしていくこと ■企業所有地で展開する雑木林保育の経過と課題 ■里山に手自然を創る喜び ■里山とフラジリティ ■林の手入れで気づくもうひとつの森の恵み ■林の手入れと情緒試論 ■喜怒哀楽でつながる林 ■「森林健康」から「森林感性」へ ■これからの森林ボランティア ■雑木林の気分変化 ■わたしの憧れ・帯広の森 ![]() ![]() 北大青年寄宿舎の日誌 掲示板 生涯「青年」のつぶやき ああ、青年寄宿舎 地域SNSの実験レポート new ■ 「どっとねっと」の軌跡Ⅰ 手応え豊かな地域コミュニティ創造のために ■ 「どっとねっと」の軌跡Ⅱ “どっとねっと”は「つながり」と「集合知」を形成できたのか ![]() 苫東の雑木林 To be a Greenthumb i ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() TERRACE mori-cafe & cottage久々に ![]() ![]() ![]() mountain vegetable &coppice ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() produced firewood ![]() satoyama walking ![]() this is HASKAP ![]() Finnish forest ![]() Mt.taisetsu in early spring ![]() our secret footpath ![]() Cotswald & beech ![]() ○ news letter「勇払原野のspirit」 第10号 第11号 第12号 第13号 第14号 第15号 第16号 第17号 第18号 第19号 第20号 第21号 第22号 第23号! 第24号 第25号 第26号new new!! 新刊『ハスカップとわたし』 チラシ &広告 既刊 『コモンズ 地域の再生と創造』(北大出版会刊) の案内は こちら と こちら |
日々の迷想 ■4/20 今日は「穀雨」 樽前山の雪解けが早いように感じます。雪形が段々小さくなって、今日は穀雨。穀物を潤す雨が降るころ、と言われますが、ここ胆振東部では樽前山の雪が消える5月半ば過ぎにならないと、遅霜の心配があって種をまけないのではなかったでしょうか。去年の我が家の記録を見ると、4月20日に薪ストーブを焚くのを止めています。今年は昨日今日は焚くのはやめ、明日の朝、焚いて終わりにしようかと思います。 ■4/19 緑のトレンドと助成金からの自立 NPO法人が立ち上がってから、ありがたいことに少なくない活動助成金をいただいてきましたが、数年前、「会員の平均年齢40歳以下、女性と子供の参加する活動・・・」を条件とする助成と出会い、愕然としました。申請書を書き上げてから気が付いたので、申請作業は無駄骨だったのですが、しばしば届くニュースレターや周りを見回してみると、確かに、森や林など緑系の活動助成は、先の考え方あたりがトレンドになってきているような気配がします。助成する側の企業としてPR効果やCSRという社会貢献度合いからすれば、より社会の好感度が高い方へ誘引されていくことが反映されているのでしょう。そのためには、「次世代への環境教育」や「啓蒙活動」などが色濃く滲み、誰も文句をつけようがない社会通念に沿ったイベントや「つながり」重視は、当然なものになっていきます。必然的に申請する側のプレゼンのスキルも向上してきています。 その一方で、緑環境は、誰かが本気でケアしなくてはいけないものであり、資源の利活用の隙間はまだ無尽蔵にあって、どうもトレンドではカバーしきれない重要なジャンルがほぼ手つかずで眠っているように見えます。予算獲得のための申請テクニックと言えばそれまでですが、ここまでくると、助成金の主旨からはずれたミッションであってもそこから自立して自律的にたどってみる意味は大いにもあると思えてきます。これを実現するための方策として、理解ある特定の篤志家の存在や、パトロネージュという言葉が浮かんできます。もうひとつ、自己資本という言葉も。 ■4/18 自然美への感動が自然に傾斜させる ![]() NHK『さわやか自然百景』が、ウトナイ湖の冬から早春を描いていました。空撮は苫東コモンズとウトナイが直近であることを如実に見せてくれます。番組のクライマックスの遠景に、日高山脈の最高峰のポロシリ岳と尖峰北トッタベツ岳を中心にした連山を選んでいるのもさすがのアングルでした。60年近く前、日曜日のほぼ同じ時刻に古典的名番組『自然のアルバム』が白黒で放映され、わたしもその映像で自然に傾斜し始めた1人でした。随分古い話を思い出させましたが、この感動は変わらないものです。 ■4/15 サクラマス 先日、回るお寿司屋さんから「苫小牧沖のサクラマスが入りましたよ~」と連絡が入り、行ってきました。先週末は、反対側の日本海のサクラマスの差し入れがあって、手巻きとチラシを賞味させてもらいました。、昨夜は冷凍もののサクラをゆっくり解凍し塩焼きにして頂きました。高級魚のトキシラズや大助とそっくりの脂の乗りと口触りで、「ああ、今年も旬を食する季節が来たなあ」と、喜びに満ちた新たな気分に浸っています。山海の旬のものをさほど苦労せずに手に入るこの苫小牧は、おつきあいの料理屋さんの大将が言うように、「恵まれたいいところです」。昼前は、みぞれ降る中、奥の山から家人とフキノトウを採ってきたので、今夜は2回目の「ホッキとフキノトウ」のかき揚げを作り、残りはフキ味噌を仕込むつもりです。次の地物山菜はアイヌネギか。年金生活者らしい自給自足に近い食生活は、健康の上でもいい感じです。 ■4/13 こころの森林浴で風景は芸術に変わる ![]() 普段の山仕事では、木に絡まるツルや込み過ぎた木々、倒木や枯れ木などを一生懸命にチェンソーで整理して見通せる林を目指してきたのに、旅の宿などでは谷を挟んだ向こうの、荒れた斜面が時に好ましい別の見え方をするものです。絡むのも自然、倒れるのも自然、斜面の土砂が崩れるのもそれはそれでいい・・・、ありのままの森羅万象、小宇宙だ・・・。森の見え方は状況次第、そして扱い方もケースバイケース。眼前の風景がこんな風に視覚によってこころの森林浴になってくることはよくあるもので、切り取られた自然の風景が外の実物以上に特別な意味をもって迫ってくる。自然風景が芸術に変わる、とでも言えましょうか。その変化のときに生ずるオーラがくつろがせるのか、とにかくゆったりとこれらを眺めるうちに、来し方を振り返って幼な心に映った貧しい生活やその後の人生の喜怒哀楽の意味を自問自答したり、なぜか久々に心身がゆるゆるし、まるで森林浴をしたあとのような自己肯定感や清涼感を得ることがあるのです。ふと、森で哲学するというドイツ人や、木々と語るといわれる北欧人を連想させます。彼らの森との付き合いはとてもメンタルだから。彼らが森の民なら、日本人はなんと言うべきか。そして、北海道人は? ■4/12 本州の薪調達事情と煙突のすす ![]() ![]() ■4/11 森林浴のニュース、再録 長崎の畏友「まつを」さんから、当方が別に管理している北大・青年寄宿舎のホームページの掲示板に森林浴に関する照会があったことに、今日、気づきました。このトピックは、この研究室のHPにも照会があったので、別便にてすでにやり取りが終わっていると済ましていました。ただ、寄宿舎の掲示板には氏の疑問のもととなった記事もリンクされており、このほか、日経新聞も森林浴の記事を書いているなど、コロナ禍のひとつの対策としてリバウンドを目指す動きでもあるのかと思います。このリンクをここにもう一度紹介します。当掲示板では2020年の11月16日以降に書き込みがあります。『世界が見習う日本の「森林浴」 新型コロナが人気を後押し』 まつをさんには、ドイツには慢性リウマチ患者などに森林散策を医師が処方するクナイプ療法が100年以上前からあり、日本の森林浴はそれら欧州の伝統にヒントを得たものだと思う旨、返信させてもらいました。関心をお持ちの方は、このトップページ左の「林と人のこころ」や「森を巡る」をご覧ください。わたしのドイツ紀行はこちらです。今、勇払原野の雑木林風景は晩秋のものとほぼ同じですが、日差しに差があり躍動感に満ちています。 ■4/10 雑木林保育の信託と自覚 ![]() ![]() 今日から山仕事では写真のようなベスト「ビブス」を着用することにしました。bibs(ビブス)とはbib という英語の複数形で、「よだれ掛け・胸当て」がもとの意味。よく競技者が付けるゼッケンでチームの識別に利用されますが、ここ勇払原野では、土地のオーナーから雑木林の保育に関して「信託を受けている」ことを表明することになります。所属を明記して山仕事をする、というのは、どこか、身が引き締まる想いがするのはわたしだけでしょうか。 ■4/08 謎の多いハスカップのライフサイクル ![]() と、自宅でいつも観賞用にまく実生の苗の遅すぎる成長を見ながら、ますます不思議な植物だと思う。原野で採取した種をピートモスの培地に埋め込んで発芽させた彼らは、1か月ほどで発芽するのだけれど、いつもほとんどが6,7か月経っても5,6mmしか伸びないのだ。そこで止まる。つまり発芽した時からほとんど成長しないのである。培地がまずいのか、栄養が不足なのかと思案しているうち、待てよ、これは彼らの延命作戦なのではないか、つまり、基本、休眠のように「生きつつ眠る」のが彼ら独特の特質ではないのか・・・。特に証拠はありませんが、かくなるために、こよなく可愛い(-_-;) ■4/07 数少ないヒット政策「地域おこし協力隊} 地域おこし協力隊が今、全国に6000人以上いて、過去、5割以上が赴任地に定住しているというニュースは、明るい話題だと思います。施策としては、久々、絵にかいたような、需要と供給のマッチングです。それほど地方の人材要望が高く、都市生活に行き場を見失いつつあった若者が、国の予算をつぎ込まれたおかげでようやく出会った、ということだと思います。10年近く前、「北海道の人口増加に最も有望な方法は地域おこし協力隊だ」と、道庁の地域政策担当者が語るのを聞いて、わたしは「まさか」と思ったのですが、読みが間違っていました。身の回りにも隊員やOBが何人かいて、確かによく頑張っているのです。 ■4/05 山菜ごよみ ![]() なんだか、忙しく感じるのは、山菜が次から次へと出てくるからでしょうか。こんなことを毎年同じころに同じことを言ってせわしなく感じているのだから成長がありません。が、それはそれでいいのです。繰り返すアホさ加減より、食べてうまい方が、そして土地の「気」をいただく「利点」の方が圧倒的に多いのですから。大分前から、写真のような風土カレンダーなるものを創り、野鳥の出現や野の花の開花なども併せて、この忙しさを表現してみました。こう描くと、やっぱり季節ごとにお祝いの祭りは、やっておくべきだなあ、と思います。地方に住む喜びの根源はこんなところにもあります。 ●「日々の迷想」 昨日までのアーカイブス ↓ 2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006 |