晴林雨読願望
take /草苅 健のホームページ

 

勇払原野のコナラ主体の雑木林。ここは中層をウシコロシの黄色が占めている
一燈照隅
雑木林だより

 新里山からの日常発信
地域活動 苫東コモンズ 

commons の連絡三昧 掲示板 
  

  
●コンテンツ一覧
●日々の迷想 2021& 2022 & 2023 & 2024

2021
first upload: Nov. 29 , 1998
last upload: Jul 25
, 2024

日々の迷想

■7/25 日本とは何か

自ら進んでこの国の歴史を学ぶようになって、「日本とは何か」、をかなりまじめに考えるようになったのは、人生後半の予想外の展開である。メディアや巷間言われている国の在り方や、教育機関で教えられる内容いずれもが、どうも違うようだと気付くのが遅かったのは不覚だが、まだ取り返しがつく。あの世に行くまで、この日本とは何か、見つめていけるのはむしろ幸いだった。この「日本とは何か」を終生のテーマとしてきた司馬遼太郎氏の足跡を書籍でわずかたどるだけでもまだ何年もかかりそうだが、各地に実際に足を運ぶ余裕は足腰の方でだいぶ限られてきそうだ。節制と養生をし、足腰を鍛えねば。

話は代わって、竹田恒泰氏の中学生用の『国史 教科書』が教科書検定に合格なって市販本が発売されている。数年前、不合格の『中学歴史』はすでに読んだが改めて読もうと思う。中学生用とは思えないレベルだった。

■7/23 山小屋の暮らしと人生

北海道の山に登り始めてからもっとも頻度の多い山の宿は、テントになるか山小屋になるか。ただ思い出となると、断然、山小屋を挙げざるを得ないのではないか。テントは仮の宿であって生活はない。それにテント泊は破壊される緊張もあるが、小屋はシェルターのようでリラックスできるのが強みだ。だからか、山小屋はしばしば暮らしの延長となって語りや付き合いの中身が微妙に変わってくる。ソロ泊ならそれなりにまた忘れがたい日々になろう。このところ旧交を温める70代のいくつかの集いがあったせいか、さまざまな思い出がよみがえるのである。

下1番目は20年近く前、山小屋が好きな山の後輩が雑木林の小屋に遊びに来た時のもの。画像の中のひとつひとつ、例えばみんな思い思いの行動をしていることとか、紅葉に溶けこむような煙のたなびき方とかが、昔から好きな一枚だった。メモには10月27日とあるから勇払原野の紅葉のピークだったはずだ。山の連中は森や林が好きで慣れているからか、小屋の暮らし方、自分の開放の仕方が自然だ。前段不要、前裁きがなにも要らない。加えて、山とは分担の訓練みたいなもので自分が何をすべきかよく知っているから、言葉のやり取りがあまりなくても焚火も炊事も就寝も、さりげなく進むのが面白かった。



下は今月初めの山仲間の来訪時。つい先日まで勤め上げ、お互い身体はもう万全ではない。しかし今でも実に良く手稲のヒュッテや家庭菜園のラウベや別荘などに相互に押しかけているようだ。こうしているうちに静かに一人去り二人去りして自分もそっといなくなるのだろう。小さな悟りを得たような、面白い世界である。



■7/21 花々、咲き誇る


単価100円以下のごくごくありふれた花苗をメインに作ったハンギングバスケットやコンテナが、植え込んで40日たったころから見られるようになった。

薪との相性は悪くないどころか、ぴったりかも。引っ込み思案の薪と、目立ちたがりの花々と。

ハンギングバスケットの径は現在45cmから50cm。これがお盆のころには60~70cmに達する。まさに大きく育てる楽しみである。春に元肥をやった後は供給するのは水だけで猛暑の夏を越す。霜が降りるまで、約5か月の付き添いだ。

■7/18 季節の節目



雑木林のベランダでトンボと遭遇

■7/16 庭を掃く

早朝の日課は庭掃除。花柄を摘み結んだ実をとり、ほうきでインターロッキングを掃く。ブロックの隅のオンコの枯れ葉なども見逃さず掃く。地肌を見つめてただ掃く。一日数回のこの行為には清めるという作務のような意味があるようで、やらずにはおれない。心身と身の周りを片づける、余裕があればもっと離れた場に拡大もする…。

7/14 北海道開拓の嚆矢か、屯田兵村の記憶

江別の錦山天満宮で行われる骨董市に、家人の運転手として出かけると、わたしはいつも隣接する屯田資料館をお邪魔する。ここには年配のガイド役の人が2,3名常駐していて、解説もしてくれる。今日は年表とジオラマを見ながら会話をする機会があった。こちらは苫小牧から、と話すと千人同心の話しから八王子のことに話は膨らんでまた明治の開拓の足取りのことに戻った。つい150年前の北海道に思いをはせて、なにか共感らしい時間を持てたのは予想外の幸運だった。

■7/12 夏本番。スズメバチに刺される


昨日も雑木林の林道の枝拾いをした。くぼ地の泥には熊の足跡はないし糞も落ちていないから、まだここにはいないようだ。来週あたりから、フットパスの刈り払いを始めるので多少は気になる。

ところが小屋のベランダで大量の黒スズメバチにおそわれた。痛みは大したことがないが、予想していなかった。アライグマがいつ退治に来るか楽しみだ。蚊はいないが、現場とすれば野生生物と共にいるのは時に居心地が悪い。冬はこれがシカだけになる。

今朝は早朝4時半、錦岡の砂浜にサクラマスを追った。2日前、ジャンプする多くの魚を目撃して今日も数匹を見かけた。岸辺を回遊しているサケ稚魚など小魚をねらっているようだから、次回は北からのフォローの風を背に、ダブルハンドでサケ稚魚フライを振ってみようと現地判断。1時間半で帰宅、花に水をやる。




7/10 以前は   こちら