さあ、2010年の春に突入
NO.60
2010/03/06〜

自らグループを作ったりせずに、ここ10年はまさに独りの林の世界を
ムネとしてきましたが、ようやく人と積極的に交わろうという気持ちに変わっています。
積極的な日々の送り方、というただその気持ちのスイッチの切り替えだけだ、
ともいえますが、いえ、それだけでなく、独りの数年をくぐってきた結果だと
わたしは思います。

たった一人で続ける山仕事、林の手入れ。そこで学んだことは
どうしても、「独り」だったからこそ、と思えて仕方がありません。
これは独りで山仕事をしている人にアンケートをしてみたい気分にもなります。

自信があります。きっとそうだと思います。

で、このステージをくぐってようやく、これからは人を呼ぶステージに

移ります。



階段からギャラリーを見下す

芸術の森の工房で作ったという
額縁


鋼虫たち

ホーストレッキングが始まったよ
うだ。


スタッフとの懇談
二橋愛次郎氏のボタニカルアート
2010/04/29-30(木、金) 雨


環境省のOBの二橋さんがイコロの森で植物画の写真展を開くというので、29日の午後、風雨の強いイコロへ。まさにあいにくの天気が災いして客は少なかったが、幸い、ゆったりと鑑賞と歓談が出来る場になった。

辻井先生、原田・森の学校長、二橋さんとわたしの4人で、ウワミズザクラの記念植樹をした。ガーデナーのダンさんが薦めたスポットは、意外にもレストランからとてもよく見える格好のポイントであった。

ギャラリーは、70点ほどの緻密な植物画が、手作りの額縁に収められている。額縁の存在力は恐るべしだ。さまざまな素材が自己主張して、木質の額縁と絵が存在を競う。二橋さんは、スプーンを加工した甲虫ならぬ「鋼虫」のクラフトでも有名で、今回の展示でも植物画の一角に「鋼虫」などの作品が陳列された。連休中、人々を
楽しませることは間違いない。
建物のすぐ隣が雑木林という環境

5時半から、小宴に入る。仕事を終えたスタッフも次々と輪に入って、歓談。ガーデニングの意欲に燃える比較的若いスタッフたちからは、独特のオーラを感じる。先生の機知もますます冴える。




朝、雑木林へ。僅かの時間だが、発見がある



展望台で概略の土地勘を
積み込んだあとにつた森山林に
向かった。これからの付き合いの
安全をまず山ノ神に祈る


アカガエルの卵が随所に

つた森山林一周の記念に

孤高の歩きへ、Yさん風景
NPOの新企画の月例遠足「苫東休日にて
2010/04/24 sat 曇りのち晴れ 8℃


誰に聞いても「寒すぎる」「異常だ」という天候診断、で、時候の挨拶は先ず天候のことにすれば、先ずはお互い文句なし。時候の挨拶というのは、そんな意味もあったのでしょう。

そんな中、NPOがこれから毎月やっていこうという月例遠足「苫東休日」が静かにスタートしました。来れる会員が、そっと予定の場所に集って、そろりそろりと始まる大人の遠足。環境コモンズで保全活動をするメンバーの、もうひとつの骨休めと歓談のひと時にあたり、そこへビジターがやってきて良ければ支援会員などメンバーになっていく…、そんな構図でしょうか。

会員は4月9日に公募以来、23日の昨日まで約20人が登録されましたので、今年の目標の30人には、もうちょっとです。今日は計6人が柏原展望台に集まってから、「遠足」を開始。

今日の行程は「展望台」→「つた森山林一周」→「小屋」で、最後は「源武」という地区を通って「そば哲」に出る原野ルートをたどり大島山林へ。つた森山林でもやはり、ミラクルな落ち枝は大小3本、みつけました。ここでは当たり前の話ですが、これはもう少しよその情報も集めてみましょう。下は、しいたけ小屋前にて。
  

左は、極細の落ち枝。右は小屋の前で、ドラム缶で暖をとりつつ昼食、歓談


小屋ではドラム缶で焚き火しながら昼食をし、フットパスを一周したあと歓談しているうちに「ダニ」を発見。もう始動していることに改めて驚くのでした。(^_^;)

大島山林は明日「ふるさと農園」のオープンで、関係者が、均しとその他活動を実施中でした。なるほど、家庭菜園は魅力です。





こんなサイズに切り直し、まとめ


この赤いキノコが随分枯れ葉の
下に


菜園はこんな風に整頓された

自治会長がN川さんとわたしの
いるところへやってきた


午後、久々に赴いた小屋

フットパスはこんな風

藪だし後、ワンダフルな笹道フットパスへ
 2010/04/18 SUN  曇り 10℃

午後から雨になる予報なので町内清掃を終えて8時半過ぎにそそくさと家を出る。遠浅のふれあい農園は人だかりで、なにか区割りの位置だしなどをしているようだ。堆肥も積んである。いよいよ、家庭菜園も始動するらしい。

土地の所有者である会社の人が手入れ後の林を見に来て、随分風倒木があったこと、そして手付かずのところと比較して随分荒れて放置されていたことがわかったという。一方、わたし的判断では、有効に使うために、林内の丸太はもっと道端に出しておかねば、とこのところ反省をしきりする。

町内の方々だって高齢だし、なにせ藪だしは重労働だ。そう考えて、当初藪だしの多くは町内で、という予定を180度変更して4月初めから、どんどん出し始めている。今日もまたその延長。さらに、運びやすいように6尺の丸太ならその半分に玉切るようにしている。だから、片付けあとを再度洗いなおすことにもなった。

11時ころ、札幌ウッディーズのN川さんが奥からやってきた。遺失物の捜索に見えたのだが、そのあと藪だしを手伝ってくれた。昼前、菜園の位置だしを終えた自治会長が見えて歓談。プレハブでお弁当をご馳走になる。

午後、久々に小屋に行って見た。水浸しになっていたノートを見ると1ヶ月半ぶり。「ささみちフットパス」を一周してみたが、やはりワンダフルな世界だ。この光景を毎年この時期に撮影している「自分」とその「時間」を祝福する。N川さんによると、昨年のこの日は、札幌ウッディーズの面々が視察にこられた日だったとか。わたしのお勧めの頃合においでいただいたわけだ。
 貸切の林
今年初の「結界落ち枝」発見


帰途、長老にNPOの申込書を届ける。その場でわたしが記入し会費3000円を拝受。今朝、奥さんと、最近来ないね、という話題になり、大島山林で山仕事が忙しいのだろう、と語っていたとか。わたしは、そろそろ、様子伺いに行かねばと思っていたところだった。長老の庭には、アイヌネギが出ていた。福寿草は終わりかけていた。
 
左はアイヌネギ、右は言わずと知れた…



河崎会長のコブシ丸太などを
運び出す


一服風景

沢筋の光景

池を巡って

帰路へ
新シーズン到来を感じつつ「藪だし」など
2010/04/10 sat 曇りのち時々雨 7℃


ちょっとどんよりした天気。雪は市街地はもちろん田園地帯からも消えて、山林の斜面に一部残るだけになった。一見、春到来だが、苫小牧の春の特徴は、土が凍っていること。庭の一部などでフクジュソウなどが顔を出したが、それらは地表面10cmの世界のことで、実はあと1ヶ月は、この表土にある氷がもとで、春は足元で足踏みするのである。

10時前、すでにabeさんの車があり、もうチェンソーの音がしていた。わたしは昨夜苫東のOB会がありNPOの会員登録を開始した関係もあって、今日もやや遅めの出勤となった。abeさんの作業場所に行き立ち話をして戻って間もなく、nokoさんが乗りつける。abeさんは、雪の下に残っていたものの片付け、わたしたちは丸太の「藪だし」など沿道の再整理。

再整理というのは、林内に残しておいた風倒木などの丸太の片付けのこと。林の手入れをやるわたしたちのあとに、実は、町内の関係者の仕事として、丸太を林内から林道などに運び出す「藪だし」という作業があったのだが、これはよく考えると町内の関係者に任せるには量が膨大だし、高齢の方々が中心になれば尚更のことと考え直して、先週から、この「藪だし」を伐採組みが始めたのだ。枝の集積されたものなども、関係者にお願いしようと思っていたのを自ら片付けなおすことにした。

こうなったのも、実は、約100人が関わることになったという、仕事のはかどり「過ぎ」、うれしい誤算によるもの。こんなに材が出るとは予想していなかったから、自治会長も手入れ地に残された整理木の広がりと量に腰が引けたことと思う。これは無理からぬことだった。

今日は、abeさんのほか、nokoさん、oyamaさん、そして午後から新たにtatibanaさんが参加。abeさんは午前、午後ともいわば掃除伐に似た作業、他の3人は午前中にエントランス部分の丸太運びと枝の片付け、4人になった午後は、池の北に残されたコブシなどの丸太をトラックが入れる場所まで延々と運び出した。まさに「藪だし」を絵に描いたような作業だ。若いtatibanaさんは、一番重い丸太を黙々と運んでくれたそのおかげで、札幌ウッディーズの河崎会長が玉切りしてくれたコブシの丸太はほぼ広場に野積みされた。

作業後、フキノトウを探して散策。駐車場では互いの道具点検談義などして、散会。NPOの会員登録も順調に進み、昨日から7人になった。携帯に埋め込まれた万歩計によれば今日は山だけで1万歩。この歩数のほとんどは20〜40kgの丸太を肩に持ちながらだから、運動不足のサラリーマンとしては、白状するけれどへとへとになった。















nokoさんの整理作業

落ち葉が沈んだ池はと斜面

運べるサイズに切断し整理

高みから池

風景を変えるのが楽しく思える作業。
きっと実感されたに違いない場所

札幌ウッディーズがワイヤなど駆使
して片付けてくれた風倒木。板にひけ
そうな者は長材にしてある

ドロノキの根元に日が差したので、
近寄ってみると、コケがすごかった。
ご苦労さん、と声をかけたくなる
光景だ
右の写真は、そこへ
もたれて佇むわたし

林を掃除するなんでもない意味
2010/04/03 sat 曇り時々晴れ 6℃


いよいよ、山仕事の終わりが近い。北斜面や木の混んだあたりに雪はあるものの、作業を始めると汗だくになる。 「山仕事はきついのだ」「3Kだ」と自覚するひとときだが、とうとう冬は去っていく、と少し名残惜しい気もする微妙な頃合でもある。目に見えることといえば、マガンヒシクイの姿が原野からほぼ消えたこと。「動く季節の定点」とわたしが呼んでいるマガンヒシクイは、わたしに最も季節を感じさせるひとつだ。

前夜は仕事のあとの勉強会でその後簡単な懇親会が始まったのは20時、とうとう列車は最終になった。帰宅は0時半。で、いつもよりは遅めに家を出ると、nokoさんが林に入るところだった。nokoさんは、チェーンが外れるという度重なるトラブルで業者にもっていった由。聞けば、バーが微妙に変形するなどいくつかの異変が見つかり交換修理をしたとのことで、ノコくずのないきれいなチェンソーに変わっていた。(笑い

nokoさんと、道にはみ出たツルや枝をもうちょっと整理しようと、仕事の段取りをしながら、
わたし→「世の中が少しでも変わるとすれば、こんなゴミ掃除がスタートだと思っているんですよね。この仕事も、その中のほとんど何の役にも立たない瑣事なんだけど、違うと思えるんですよねえ」
nokoさん→「そうなんだよねえ」

といいながら、せっせと片づけを始めた。nokoさんは還暦をこえた女性で、わが苫東ウッディーズの3番目の方。以前から庭仕事用にチェンソーを使っていたという変わった方で、昨年、チェンソーの講習会に参加したのを契機に、今季は足しげく大島山林にきて一緒に作業をしてきた。午前中、道にはみ出たゴミのような枝をきれいに林側に押し戻してもらった。チェンソーで刻みながらである。

今、作業はホームページの掲示板に場所と時刻を書いて、なんとなく集まるようになっている。大学時代の山の先輩であるYさんは、いつも携帯でアポ。「○○ちゃん(わたし)、今日はどこにいるの?」と9時過ぎ頃にしばしば連絡が来る。「えーと、今日は小屋で薪つくりです」などと応えると、ややしておいでになる。今日も、運転中に携帯に連絡があり、11時頃に見えた。療養に配慮した生活スタイルをモットーにして無理はされないが、山仕事は自分のペースで出来るので、ときどき手伝っていただく。「こころの森フォーラム」など瀧澤先生と一緒にやる「林とこころ」の関連の行事にはいつも参加されている。


そのあと、携帯にもうひとつ連絡があり、安平の町会議員のTさん、「今から行きます」。そういえば先週お互いに都合がつかず今週に延期したのだった。要件は特にどおってことではなかったのだが、役場や地域が、この大島山林の手入れにNPOが本格的に関わり始めたことをとても好意的にみてくれていることがはっきりした。また、別の方からの情報では、役場のある幹部の方が、隣接する団地のためにも、NPOの環境整備はありがたい、と周辺に語っているらしい。いつもの付き合いは自治会や団地だけだったが、もっと広範な関係者が見守ってくれている、というのははじめての実感だった。

Tさん 「随分進んでますね」
わたし→「はい、札幌ウッディーズの大応援団がいますからね。12月からわたしどもと込みで延べ100人が関わっていますね」
…というと、Tさんの目はちょっと驚きの表情に変わった。

昼は、Yさんのダークグリーンの高級車に作業服で乗り込み「そば哲」へ。長い歓談をして、午後の仕事へ。冷え込んできたので3時頃、作業を打ち切る。今日の作業で、池の北側は一応終了ということにした。二人と別れたあと、今季の作業箇所全体を一人で巡回してみる。ざっと4haと公表しているが、3〜4haといったところかもしれない。

それにしても100人工(フルタイムではないが)の作業量はすごい。コツコツ、コツコツ。薪材にできる丸太は、自治会や団地の方のために残してあるが、これを全部出すのは大仕事であり、はっきり言って無理かもしれない。しかし、「手入れする人」と「なんとか腐らせないで利用する人」のコラボは、是非じっくり実現させたいものだ。


ああ、今回は、小さな感動もあり長くなった。(^J^)

それから笑えないエピソード。札幌ウッディーズのAさんが、3日大島山林に早々に着いたのに、長靴を忘れたために帰ったとのこと、それをメールをいただいて知った。そういえば、いつも車内履きはスリッパだった。注意力散漫の証として、潔く退散したようだ。この、ゲンをかつぐ気持ちはわたしも良くわかる。また、こうして気持ちを切り替えないと、反省とくすぶりは終日続いてしまうのだ。



コブシの大木。玉切りされているが
運ぶのは大変


大体終わりかけてきた池周辺

フキノトウは夜、ホッキのかきあげ
などでいただいた


雪の降り始めは墨絵の世界
なごり雪のなか
2010/03/27 sat 0℃ 曇りのち風雪


昨夜は二つの送別会があって札幌から終電で帰苫。6時頃快調に目を覚ましたけれど、大事をとって二度寝し、現場には11時前。すでに、oyamaさんがきて作業しておられた。

わたしたちは、池の北側を、札幌ウッディーズの河崎会長らご一行とともにやってきたのだが、もうそろそろ手放してもいい状況になってきた。

札ウの安部さんは今週3回平日に作業をし、林内に隠れていた有刺鉄線に二日悩まされた由。牛を林内に放牧していた頃の残りだろうと思われるが、チェンソーが切れなくなる。今日わたしも有刺鉄線を運良く事前に見つけて事件は回避することが出来た。

「そば哲」で昼食をとった後、自治会長が来てプレハブで歓談。5月の連休の作業のこと、空き地の雑草刈り払いのこと、林道の不陸均しのなどを実施してくれることになったことなど連絡、協議。自治会とのコラボは大切だが、あまり期待してもいけないと自戒。

池の北側は、今日で、まずまずの作業を終了した。林内に残した丸太は使えるように小切りしてあるが、使うかどうかは薪ストーブ利用者などとの相談になる。しかし、あまりの面積の多さに自治会長はびっくりしているようだ。確かにすべて、となったら大変で、「使えるものは」という条件で、やれることをやればいいと思う。

1時過ぎてからの小雪は段々激しくなり、2時過ぎ、風雪に近くなってきた。気持ちが段々と萎えてきてoyamaさんと2時半にあがる。















時節柄、上空をマガンとハクチョウ


恒例のミーティング

もうこんなに解けたところも

わたしの班は女性4人を含む超
華やかな場に(^_^)v


大型作業が終わって
2010/03/20 sat くもりのち雨 4℃


昨日、札幌ウッディーズの石田事務局長から17人参加のメールを拝受。当方は70km以上も離れた各地からおいでいただくことは大変恐縮至極と思いつつ、そこはそこ、比較的珍しい平坦地の雑木林の、自由度の高い手入れを満喫いただけるかも、と勝手に想像。かつ、住民が隣接するこの林を直接訪れ堪能し作業も手伝ってくれるというその直接性、ダイナミズムの実験にも参加していただいたと判断して、心情的には借りのみ多くなってしまう部分はある程度は割り切ることとしました。そうでないと、この心理的負担はあまりに大変です(^_^;)

合同作業日は今季(冬春)の最終日。札幌ウッディーズ15名、苫東ウッディーズ4名。人数の大小はともかく、継続的なこのような「人」の関与は、この山林にとって昭和56年の台風被害時に道からの受託事業で、作業員が大勢押しかけて以来のはず。それにしても、かなりの部隊で、地元も含めればざっと60人工がこの冬参加したことになります。

「草苅さん独りでは、気の遠い話ですよ」と、河崎会長がご指摘のとおりです。長年月の孤軍奮闘でもいいし、ぼちぼち地域から応援をもらうのもいいし、と考えていたところに、当方と会長との縁でいち早く札幌ウッディーズとのコラボが実現。昼の蕎麦屋さんで、林の修景に関する基本的な部分で、河崎さんとわたしはかなり近い考え方をもっていたというのもわかりました。

また、会員の方々にも遠隔地作業をいとわず(いや、仕方がない、とお思いのはず(^_^;))次第に参加者が増えてきたのは、単に路面の凍結ばかりではなく、この胆振の雑木林が手入れする側にもフィールドとして結構人気があるようだ、という意味のことを会長はおっしゃいます。

今日はミーティングの際に、この雑木林の修景の考え方と今後という、訳のわかったようなそうでないような話を簡単にお伝えしました。仕事は3班にわかれ、午後3時前まで進んだ頃、終了の笛の合図。折りしも、雨脚が強まってきていました。


 
高川さんがお昼に入眠誘発剤(爆)として読んでおられたのは、ガビーン、
拙著「林とこころ」。もうヨレヨレになっておりました。m(__)m
Nさんに見せてもらったのは、先週出来上がったというシウリザクラのラブフルート(右)



準備後、恒例のラジオ体操

nokoさんの作業

目立て用のツール

山際に整頓 南斜面は雪が
消えている


苫東で最も大きいドロノキ この
前後でみんなが作業 今年
このドロノキに注連縄など
かけて祀りたい 自治会に
相談しよう
河崎会長の道具拝見
2010/03/13 sat 晴れ、風強し、


全道的に大荒れになりそうな土曜日、夜来の雨も上がり苫小牧は青空。新月に近いお月様が明け方にちょうど居間の出窓から見えた。

年明け3回目の札幌ウッディーズの応援。今日も11名か12名の方が来られ、地元はわたしを含む3名。nokoさんは、愛媛県の業者からネットで取り寄せたというスーツの防護服でデビュー。女性用のフィット感あるファッションで、先週オイルを燃料タンクに入れてしまったチェンソーもちゃんとガソリンで洗って動くようになったと持参。

oyamaさんは、のこぎりのケースを手作りした、と見せてくれた。一方、札幌ウッディーズの河崎会長のボンゴ車には手作りのスコップをみつけ、見せてもらう。取っ手はもちろん、アルミのシャベル本体部分も加工してある。もしや、会長は道具のオタク?…、予想は的中し、昼の休みには反対側の道具箱から、やはり手製ののこケース、そしてあやしげなゲージみたいなものが出てきた。顔は、もう「自信作」という表情。

これは、のこぎりの、一種の目立てゲージだった。3方向のヤスリのあてる角度が描いてありガイドになっていて、その角度にあわせてヤスリをかけると、結果的に刃がそろってくる。アサリの見えるようにして持ち直してみると、おお、きれいにアサリがそろっていた。気持ちのいい仕上がりに脱帽。また、帰りがけには、会のチェンソーが河崎さんのボンゴ車に次々積まれるのできくと、河崎さんが一手に分解掃除をするのだとか。

参りましたm(__)m 使えればいい、という手抜きと便乗をムネとしてきた自分にはまったく備わっていない性格と習慣で、尊敬してしまう。おもえば、なんという浅ましいチャッカリ人生を送ってきたのかと恥ずかしくなる。(-_-;)

作業は、前回同様、池の北と南に分かれて粛々と進む。風が強くて林が鳴っていたが、青空から春近い陽射しが指して気持ちがいい。わたしは、nokoさんと、ツルの山を低くしてから、広場の斜面をおさらい。ツルで宙釣りになっていたカラマツも一気に倒し、斜面の修景を一段落。崖のような斜面はまだ凍っていて足場がすこぶる悪い。毎年、安全な平坦な雑木林ばかり手がけてきたから、慣れない仕事だ。作業の後半、nokoさんと丸太をある程度そろえ、枝も斜面のしたに整頓した。nokoさんも本当に休みなく動く。が、まだ残りがある。あとは自治会の方々の春先の作業にお願いしたい。河崎会長は、広範囲に林の修景を考えつつ歩いてみたとか。

札幌ウッディーズの面々は、各々のエリアを単独でカバーし、連絡は笛を使用。今日も11時40分の笛で昼食に駐車場に集まり「そば哲」に向かったが、団体客が来ていて満員。で、隣のイタリアレストランに行く。山仕事の格好で、昼、わたしは「きたあかりのスープ」と、地元野菜ののったパスタ、そしてコーヒーを頼む。山仕事にきて、こんな贅沢をしていると、なんだか眠くなってくる。









防風林のように木立は並んでいる

玉切りをするnokoさん

めくれたサクラの枝を落とすKさん

整頓は力なり
大島山林のアプローチの修景
2010/03/06 sat 曇り時々晴れ、のち時々小雪 2℃


この頃はときどき手伝いの方がぶらりと来られるので、HPの掲示板に、「今週末、○日、どこで、昼ご飯は、○○の予定、参加者は○○○。」という意味のことを書くようにしています。これは結構便利で、NPOやその中の運営委員会、あるいは苫東ウッディーズはこれで省力化しようと考えています。

今日は、2日前、苫小牧市内で森林療法に関心が高いKさんから電話をもらい、山林でお会いする約束。続いてYさんからメールで昼前参加の由、そして今日はnokoさんがチェンソー持参でやってきました。

先週、元山林所有者の大島さんのおばさんに、自宅の裏の気詰まりな風景をナントカしてもらえないか、と頼まれ、今日はその本格的な取り組みを、と思っていました。だから、お三方の参加は幸運だったかもしれません。手入れ地のエントランスとしても、また、アイリス団地のためにもかなり意味のあることだと言えます。大島さんのおばさんは出かける用事があって、と昼前に、挨拶にこられた。
 
@いつもの「そば哲」でいつもの野菜天ともりそば。昼食後、スノーシューの
nokoさんを先頭にドロノキに向かう


団地開発の切り開きのせいもあったかのような、南側の枯損が目立ちました。昼は、いつもの「そば哲」。昼食後は、12月からのざっと40人工の作業結果を散歩がてら案内。3時に終了、散会。




home
雑木林だより 59
雑木林だより 58
雑木林だより 57
雑木林だより 56
雑木林だより 55
雑木林だより 54
雑木林だより 53
雑木林だより  
52

雑木林だより  51
雑木林だより  50
雑木林だより  4