多様なる生き物、さまざまな人々
NO.68
2011/07/10〜

環境省が、というのか世界がというべきか、生物多様性が地球環境の
ひとつとして叫ばれるようになってから、世は生物多様性と
その派生の日本的現場である、多様性の宝庫「里」「里山」に改めて注目が集まりだした。

こちとら、田舎生まれだから、そんなことは言われなくても予想はできる!、と
思ったが、わたしと似たような境遇と同じような思いのご同輩も多かったはず。

国などが言う難しい話はともかく、湿度が高く高温の北海道の夏の里山でも、
生物の種、鳥花虫爬虫類その他もろもろ、ど〜んとご開陳である。

そこへ、人々も三々五々、やってくる。
見に来る人、
調べに来る人、
あそびに来る人、
癒しに来る人、

そしてわたしたちみたいに、
何が悲しくてか、春夏秋冬、ほぼ毎週入れ替わり立ち代り、
ただ大汗をかく3K作業に身を捧げる人…






さすがに散歩の人は少ないが、2パーティ5人が来ていた



作業中、背中から日が射すので、一息

キノコが連想させる多様性の宇宙
2011/08/27 sat 晴れ 24℃ 3人


ほとんど快晴に近い、爽快な朝。先週は午後、豪雨に見舞われ大島山林の刈り払いをし残したので、入り口から広場、林道と刈り進んだ。池の縁を回っていく長い道も刈って、最後は歩くスキーコースの駐車場、上村先生までの直線道路も刈って、四阿で昼食。ネジバナが咲き始め、所々でミズヒキ、キンミズヒキなどが見える。ヒメタデもびっしり道をおおって小さな花を持っている。そしてハタザオ、ヌスビトハギなど。
 
刈り払われた広場に薪の山が3つ。買い手はついたらしい。右は木洩れ日の中のミズヒキ。

午後はもう刈り払い機をおろすことにして小屋に移動。わたしは混合油を買いに上厚真の農協、そして長老宅へ。長老はご夫婦とも元気そうで、恵庭で鯉などを販売している西井水産を紹介してもらう。息子さんがいて、先週は斜里岳に上ってきて、今週はウトロに鮭釣りに行くという。へえ、あんな遠くへ、何故一緒にやってこなかったの、と冷やかす。

戻ると、oyamaさん、nokoさんはキノコを採集中だった。瞑想テラスに載せられたキノコは20種。キノコにくわしいoyamaさんに、葉っぱから出ている*****、ホオノキの球果から出ている×××など名前を教えてもらうが右から左に。キノコに限らず、分類にかける意欲はゼロに等しくなってしまった。知るは楽しみなり、なのに。ともかく、いよいよ、キノコ本番の感じ。これらとバクテリアが、林から生まれるすべてを分解して最後は土になる。その間にミミズや昆虫や有象無象が介在して生物多様性の魑魅魍魎が現出する。ある種、快感でもある。
 
生物多様性は地べたの話だけれども、こうして地べたに徹してローカルを眺めてみると、どうだろう、ここもグローバルなシステムにつながっている、という実感がしてくる。そして、自分の細胞や神経束や脳や血液やもろもろの機関が働いている身体というものも連想していくと、どうやら宇宙という仕組みのひとかけらだ、ということも実感として湧いてくる。宇宙のゴミ、イトカワから、「はやぶさ」が運んできた岩石のかけらが注目されているが、あの世界と、キノコの菌が蔓延る、眼前のこの土壌が、ひとつながりだという小さな悟り。



刈り払ったあとを振り返る

刈り払いでは実生の苗を刈ってしまう

oyamaさんのアケビの魚籠
苫東ウッディーズ、久々の合同作業
2011/08/20 sat  24℃ くもりのち雨
 3人

お盆をはさんだので苫東ウッディーズの合同の山仕事は2週間ぶりとなりました。nokoさん、わたし、oyamaさんの順で参集し、掲示板での案内どおりフットパスを全線分担して刈り払った。
nokoさん、今日は鋸刃で

仕事前、oyamaさんのアケビの蔓でつくった釣り用の魚籠(びく・左下)を見せてもらう。なかなか、自然な味わいがいい。小さめの方にはこの前のミドリちゃんの抜け殻が納められており、これも見ごたえある組み合わせだ。昼、小屋にボンベを取りにいくと部屋の隅で、今度はわたしがもうひとつの大きな抜け殻を発見。きれいに一直線に抜けていた。頭は巻いた縄にあり尻尾はやはりテーブル下のビールケース。ということは、この小屋には合計3匹のミドリちゃん関係筋がいることになる。
  
縄にアタマ、尻尾は右にある。伸ばすと中央写真。先日の薪の上の抜け殻をイベント参加者記念用にoyamaさんが制作。その右にコモンズのロゴみたいなのを仮デザインしてみた。

金運に縁のあるヘビだから、と関係者のにわかの福やわたしの経済を思い出しても思い当たる節はない。あるとすればNPOだ。ここを拠点とするNPOは少なくともお金に困っていない。お布施が入ってくるのだ。これかもしれない。

昼食後、大島山林に移動し、広場へのアクセスと林道を刈る。わたしはトイレ周りを担当。30分もしないうちに雨となり、雨具を着て出直したがやがて本降りになって雨具の中身も濡れはじめた。べちょべちょになったころ、継続断念。着替えて雨を避け車の中から「四阿(あずまや)に行こう」とnokoさんに声をかけたつもりが、誰も来ないので行って見ると帰ったあとだった。仕方なく、荒木さん宅へお邪魔し、10月の総会で薪組合の紹介などをお願いした。


ネジバナ、ミヤマ○○を発見。






作業前

作業後、微妙な変化が見える  

窓の外。夏は小屋が暗い

雨に煙る林道
お盆の雨で猛暑は終わるか
2011/08/14 sun 曇りのち雨、後大雨 24℃
  1人

北の森カフェのイスを2脚追加すべく、ホームセンターを二つ回ってようやくゲット。もう庭やキャンプの商品は倉庫にしまってしまったようで、店員が時間をかけて持ってきてくれた。これで、4脚が揃って、ちょっとしたランチなどはこれでいける。
4人のランチが可能になった

小屋のベランダの前を刈る。オオバコの、昔、すもうをとったあの茎が随分出ている。ちょっと目を離した途端、こうなる。駐車場と丸ベンチなども一緒に刈り込む。林道入り口はちょっとだけ刈ったあとがあった。oyamaさんがホダ木の移動をしたようだ。カタマリひとつが道の反対側にあった。

小雨がぱらつき、折角始めたお昼をベランダに移動する。やがて本降りになる頃から、そのままベランダで午睡。したたかに気持ちよい。

小屋ノートには、ミドリちゃんの発見顛末がしたためられていたので、以下、転写。oyamaさんの8/13昨日の手記なり。
「今日からお盆ですが、来てホダ木を移動しました。ムシロヲめくったところネズミの巣?にミドリちゃんがやすんでいたのです。可愛そうですが小屋のほうにおひきとり頂きました。14:00 oyama 長いぬけがらは、テーブル下のビールケースをりようしてまっすぐぬけていて、窓下の薪の間にも糞分のがあったのです。長いの、きょう頂いていきます。…」という具合。これで事態はわかりました。猛暑のこの時期に二匹とも脱皮したわけです。
oyamaさんの書き込み

午睡後、雨はさらに強くなってきて、雨音が気持ちよい。この雨の前から、小ぶりのカモメたちが時折鳴き声をあげて空中で宴を張っていた。よく見ると、コガネムシのようなものをキャッチしているのが見えた。カモメたちはこの強い雨の終盤、西から上空を東へ移動していったから、虫は東から西へ群舞し宴もそれにつれ移動した、と見られる。
カモメ。今回はコガネムシ風だが、7月はきっと別のなにか







6日、その平取でフライロッドを     
ちょっと振った。フライはウェットの
パートリッジ&イエロウ。















一人で雑木林を歩くと
2011/08/07 sun 晴れ 32℃       8/6-1person, 8/7-1person


8月8日が立秋だというのに、7日は最後のあがきのような暑さ。6日もまさにそんな日でした。

今月の6日、13日は久々に公開の活動はやめて公には休息日にしました。わたしは6日に仕事の関係もあって平取のイベントに出向いて帰宅は夜の11時でした。
 
 
パワースポットのような沙流川。夕方、地元の子供たちの幌尻太鼓


でも週一回の3Kの肉体労働は欠かせません。で、昼、先ず大島山林に出向いて、シンボルツリーの周りと、エントランスの看板周りを刈りました。終わったばかりのそこへ、空知でのお墓参りを終えた荒木ご夫妻が顔を出されて歓談。

そのアシで、小屋へ。やはり30度以上の気温ながら、蚊もおらず快適な空間に見える。先週からおき始めたテーブルとイスに、鳥の糞がこびりついているので反省。帰るとき、イスとテーブルは半裏返しにすべし、と下記写真のように。


内部のテーブルには、長〜いヘビの抜け殻が置いてありました。恐らく土曜日にほだ木の天地返しにこられたoyamaさんが、薪棚か縁の下辺りで見つけた抜け殻を運んでくれたのでしょう。見事な抜けあとで、1.5m近くあります。丸型ベンチのほうき持参で行くと、案の定、座椅子部分は木の葉と鳥の糞とその他のゴミが満載でした。
テーブルの真ん中が抜け殻

一人の時はかならずそうしてきた「ささみちフットパス」の一周へ。蚊がいない真夏のフットパスは素敵だ。ミラクルな落ち枝が3本。小さなパワースポットの手前で、ピー!とシカの声。どうやら親子を分断してしまったようで、左に角のある親鹿が、右前方には小鹿がいるという関係になってしまった。右前にはグワングランと鳴いている動物の声もする。シカの擬勢か、あるいは地域外の犬の声か。








病院の前庭のツルバラ

新設のブッシュで

伐採のときの林道も原野に戻ろう 
としていた


霧雨の中のお昼@四阿
植苗病院のフットパス延長  4名
2011/07/30 霧雨のち曇り 17℃


植苗病院の瀧澤先生から、森林療法の毎週の集いはファンが増えていつも10名以上参加するという話を、この前の日曜日、北大研究林の池のほとりで伺った。瀧澤さんとちょっとしたイベント打ち合わせや戦略会議みたいなものをするときには、この研究林はお互いに便利がいいので、林の中を1時間以上も歩きながらやったりする。それで結構、すわりのいい案が浮かんで、煮詰まることがある。

この日は話のついでに、病院のこのフットパスの刈り払いがルート不明でちょっと頓挫しているので、応援して欲しいというリクエストがあった。これを受けて、HPの掲示板にその旨を告げると、土曜の霧雨の朝、いつもの4人が集合。航空写真でおおよそのルートを確認し、わたしがまずテープでルート決めをし、nokoさんが刈り払いを始め、abeさんが、埋もれ木と倒木などを処分、oyamaさんは伐採林道へのアクセスを担当。

いやはや、ホザキシモツケのブッシュなどはものすごい濃さで、鋸刃のブッシュカッターがえらく重い。繁茂と呼ぶにふさわしい草木の伸びの勢いはめまぐるしいほどで、皆伐跡地の尾根筋から、病院が木々の裏に隠れ始めた。こうして霧雨の中を刈り進んで、時折、蚊に刺されながらも野の花の清楚なたたずまいに目が休まる。エゾニワトコ、ホザキシモツケ、ノリウツギ、ヒヨドリバナ、オニノヤガラ、オトコエシ、オカトラノオ、オヤマノエンドウ、クサレダマ、クルマバナ(またはイヌゴマか)、クガイソウに似た花も見えた。いやはや、この花々のピークに出会えたのは幸せだ。
  
ニワトコやホザキシモツケなど

驚いたのは、職員のていねいな刈り払いと作業療法の丸太の片付けだ。フットパスのコースサインにそってきれいに刈り込まれている。さらに日々、歩く人がいるために良く踏まれてこぎれいである。願わくば、私たちが刈った新設ルートもこまめに刈っていってほしい。歩く人が増えればここも見違えるようになる。それとササの道は放置するとルートが不明になるので、定期的に進めることだ。こんな静かな営みが進めば、植苗病院は患者さんがみずから身近な林で病を超えていく場としてますます発信力をまして行くだろうと思割れる。
  
フットパスをみながら作業後の懇談

話は変わるが、このごろ、地域ビジネスと事業型NPOのことを考えることがある。大島山林の保育と薪組合などもそうだが、貨幣はあまり動かないで持ち寄りのなかで諸事が粛々と進んでいく。時には足代とか寸志とかが作業のお礼に差し出されることがある。それらは一回の額は小額ではあっても、数回まとめるとチェンソー1台を購入できるような額になる。地域ビジネスを立ち上げる、などと勇ましいことを言い出さなくても、当NPOには、このようなお布施のような「頂きもの」がふさわしいような気がする。契約で終われるようなことはこの一連の奉仕活動ではあまりしたくない。実はこのところ、わたしの耳にはこのNPOの動きに注目したオファーが結構あるのだが、社会的な活動になればなるほど、コンタクトを持とうという人や組織は増えてくる。すべてがお付き合いできる相手ではないので、左右の舵取りが必要になる。そのときに、わたしはこのビジネスライクな方にはあまり軸をおかないでおきたいと思うと同時に、こちらの足元をみて奉仕を強要するムキも、相手としてはふさわしくないと思う。



フットパスを刈る




山ガール、森ガールに続く新モード 
「草ガール」ファッション





眠くなるほど単調だが、やる方は
結構真剣


柏原フットパスを刈る  3名
2011/07/23 sat 曇りのち晴れ 21℃


好天、暑からず、涼しからず、汗知らず、風あり、蚊なし、その代わりアブと毛虫多し。総じて快適な北海道サマー。

国土の風景は農家が守っている。これは英国やドイツの田園、そして今回のスイスでも確信する定理。勇払原野の柏原の採草地もかつては農家に貸してきたから、農家は必ず1番草を7月中ごろに刈って、風景は生え揃った芝の景観に変わるのだった。ところが近年は、このサイクルが狂って、刈ったり刈らなかったり、ロールを回収しなかったり。つまり、真剣さというか、生活がかかっていない気安さがのぞくルーズさ。

そのヒズミがNPOに来た。あのヨーロッパ的な光景が一部エリアで再現されない。同時にフットパスとなる道もボウボウのままだ。先週からこれ(フットパス)を刈り始めている。今日それが全線つながって、歩くには不都合はなくなった。それにしても快適な、勇払原野のスピリットがにおう空間だ。

小屋で昼食。oyamaさんとnokoさんは午後もどこか、刈りたそうにみえる。
実は刈り払い作業には本来的に意外な魔力があると思う。とまらなくなる。夏はその魔力にどっぷり浸るのが良い。もっともっとやりたい…と思うようになる。これはきっと風景を変えていく自己実現の感覚(快感)と、行動的瞑想という媚薬によるのだとわたしは想像してきた。が、この、世の中の何の役にも立ちそうもない瑣末の行為が、表の日常社会のちょうど真裏にあたるような感覚、そしてしたたかな手ごたえ。これは是非体験されることをオススメしたい。刈り易い苫東では、NPOがお客からお金をもらって、この行動的瞑想をガイドするようにしてみよう。
 
左はノコさんが作ったハスカップのシソ巻き塩漬け、美味

というわけで二人は別々の場所へ刈り払いに出かけ、わたしは丸型ベンチと階段に防腐剤を塗った。chibaさんにもらったテーブルも、これからは屋外に常設するので、これにもしっかりと防腐剤を塗った。「北の森カフェ」の小道具は着々と整いつつある。
 
森カフェの小道具

7/10に書いたオニノヤガラを掘って見ると、ヌスビトノアシがでてきた。





今年のなりは今ひとつとか

札幌のS君、お父さんのアイデアグッズを見せてくれた。ペットボトルの縁で怪我しないよう、紅いテープがつけてある。それによく見える。

昼、三沢さんのテーブルに三々五々集まる。

家内の収穫。
ハスカップ摘み    7/17=35名、7/18=5名
2011/07/17 sun 雨 と7/18 mon 曇り


NPOの数少ない特典のひとつ(笑い)、勇払原野の初夏の風物詩「ハスカップ摘み」を、土地所有者の好意で栽培地を開放してもらう。もともと、いすゞ自動車の苫東立地に際して行った環境アセスメントで、時の環境庁が指定する貴重種「ハスカップ(和名;クロミノウグイスカグラ)」を保全する目的で、苫東基地の緑地の中心であった「つた森山林」の耕作放棄地に移植したもの。

わたしは大学を卒業してすぐ、苫東の緑化に、上司の三沢さんと二人で調査と現場を預かった。話せば長くなりすぎるので省略せざるを得ませんが、あの一帯にあった10万本近くを、近隣住民に2万本、学校や企業などに数万本、道内の農協に5万本ほどが、無償で分譲された。その雑務もわたしの大事な仕事だった。ちなみに、3〜4万本ほどがつた森山林と周辺に移植されたと記憶している。

17日は、朝、霧であり雨ではなかったので、予定通り開催はしたものの、札幌や苫小牧、安平町などから集まった30名あまりは、時々降っては止む雨の中で、雨具を着ておしゃべりをしながら摘んだ。お昼は、時折雨が降るにも関わらず、何事もなかったかのように歓談して散会した。残ってそのまま採取する人も数人。

17日は、新規に支援会員になってくれた方が12名いらっしゃる。NPOにとって、薪とハスカップという資源は、土地と人の接着剤になっている。
 
雨に煙るつた森山林入り口の広場(左)と昨日刈りわすれて帰途立ち寄ったフットパス(右)

18日は、前日、雨と見て参加を見合わせた方などをフォローする意味で個別に電話でアポしてきていただいた方々が中心。前日から張りっぱなしだったタープを乾かして撤収するために、わたしも家内と一緒に出かけた。そうして、正門のカギを開けた。苫東OBNPO会員のの丹羽さんが、すでにお待ちだった。やがて、nokoさんがきて、昼前に同じく会員の吉田さんが見えた。わたしは、もうハスカップ採取は満喫したし、柏原フットパスの道の刈り払いが大分残っていたので、単身柏原に向かって1時間あまり刈り払いをした。

ハスカップという原野の産物を間に、色々な方々と新しく出会い、古い付き合いの方々とは旧交を温めた。昨年あらたに設けた支援会員(苫東ファンクラブ)に12名の方がなってくれた。ほとんど札幌の方、というのが苫東コモンズらしい。ともかく、お礼もこめて、合掌。



緑のトンネル

柏原へ








雨の中、また、ただ刈る  3名
2011/07/16 sat  雨  17℃


3連休の初日、大島山林の玄関口とアクセス路を独り、刈る。時は雨、1時間あまり作業した後、11時過ぎ、大島山林をあとにして、柏原のフットパス。工具の付け替えをしていたnokoさんと挨拶もものかわ、奥へ。サインの足元のほか、採草農家が一番草の刈り払いに来ていないエリアの、フットパスに使う農道が草ぼうぼう、それを刈るのだ。
 
左=nokoさんが向こうから刈ってくる。右=サインを刈り出す

雨と汗でびしょびしょになった作業着を着替え、遅い昼ご飯を小屋で。小屋には作業をギブアップしていたoyamaさんがいた。久々であることと、17℃と、外気としてはちょっと肌寒いことから、ベランダで薪の焚き火をする。
なにはなくとも焚き火だ。ご馳走である



大島山林の広場を苫東会社はタイ
ムリーに刈り払ってくれていた。
林道のわだちも手入れされていた。
明日お礼を言わねば


広場こんなに整頓されているのは
珍しい


林道もこんな風になっている。
朝夕の散策者の相伴を聞きたい。
今年は蚊がほとんど寄ってこない。
これなら雑木林の夏は快適だ


コナラの大木周りが広場になった。
NOKOさんの円形状の枝の片付け
も効いている
ただ、刈る(昨日、今日の作業報告)  7/9… 2人、7/10… 2人
2011/07/10 sun 曇り時々晴れ 25℃

スイスに行っている間、丁度2回、2週間ほど山仕事を休んだのですが、たったそれだけでも何か大事なものをし残している感覚があります。今日は作業に戻るその待望の日。しかしながら、ここのところ、どうも寝起きが悪い。パッとしない。どうやら時差ぼけがまだ取れていないようだ。というわけで、早朝ヨガもすっぽかして予定の9時半に予定の大島山林に行くと、nokoさんがすでに作業のいでたちを終えていました。

メンバーabeさんのメールでは、oyama氏と両氏は、昨日、もう精力的に予定の箇所を片付けたとの連絡だったから、今日は残念ながらあまり仕事はないか、とちょっと複雑な予想でしたが、そこはそこ、旺盛な繁殖力の真っ只中で、草はどんどん伸びていて、問題は逆にどう手抜きをするか。仕事はタップリだ。

シンボルツリーの足元、池の柵の内側、アヤメの植え込みの周り、そして広場を刈り込んで11時過ぎ。シンボルツリーの背後は今、キツリフネという地味だが楚々とした花の花盛りだったので刈り残した。汗だくで柏原試験地に寄ると、アクセスがoyamaさんによってか、刈られている。柏原のフットパスを巡ってみると、半分ほどは一番草が刈られた跡で道もきれいだが残りは草ぼうぼうに戻っていた。「今日は無理ね」、nokoさんはこともなげに言うので、これはパスすることに。それに今週あたり、酪農家が刈り取りに来るはず。その際にトラクターでここの大方も刈ってくれる。問題はあの、沢地の部分だ。これは次の土曜日にでも片付けよう。
 
車窓から、柏原のフィールドをパチリ。一番草が刈り取られた。フットパスウォークにまたもやいい季節だ

小屋で遅い昼食。チバグリーンさんが丸型ベンチも完成してくれ、外用のテーブルと折りたたみテーブル、それとBBQ用ドラムのフタも持ってきてくれたようだ。早速、そのテーブルを使わせてもらう。フットパスは昨日片付けてくれていたので、小屋周りと林道の路肩を二人で刈る。時折、雑談はしてもそそくさと仕事に戻る、実によく働くわたしたち。4時ちょっと前まで、汗だくになって、わたしは2リットル以上の水を飲んだ。早く帰ってビールを浴びねば身体に悪い。


  
デビューしたテーブルと完成したベンチ。それと先週、ベランダ前の広場に顔をだしたラン科の植物「オニノヤガラ」











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